◆マイナンバーは北京警察の監視カメラと同じ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10381
北京警察がこのほど、「市内の全ての道角にカメラを設置した」と発表したことを、英インターナショナル・ビジネス・タイムズ紙が報じている。
◎監視カメラは「犯罪防止」が名目
報道によると、中国は5億2800万元(約100億円)もの資金を投入して、「100%の監視率」を達成したという。
中国では、市内のあらゆる場所に推定38万7000台のカメラが設置されている。タクシーやバスの中にもカメラがある。
もちろん、中国政府は「国民の自由を奪うため」とは言わない。目的は、「犯罪の抑止や解決」だという。
実際、この監視システムで、今年に入ってから1500件もの犯罪が解決されており、2014年に比べて22%も検挙率が上がっている。
しかし、記事によると、北京市民の多くは犯罪の減少よりも、監視システムが国民をコントロールするために使われることを懸念しているという。
◎逃げ場がない「大きな政府」が治める国
ジョージ・オーウェルの著書「1984年」では、個人の家の中にまで監視カメラがあった。北京の監視システムは、こういった「究極の大きな政府」に一歩近づいたと言えるのではないだろうか。
監視社会の怖いところは、国民に逃げ場がないことだ。
もちろん「悪いことをしなければ恐れるものはない」という人もいるだろう。しかし、監視社会では、些細なことを盾に、政府が国民を追い詰めることができる。
たとえば、国の方針に抗議するためにデモを行った人物に対して、警察が、「あなたが5年前に車でスピード違反しているところがカメラに映っていました」などと、デモと関係がないことで圧力をかけることができる。
◎マイナンバー制が国民の自由を奪う
日本のマイナンバー制度も、北京警察の監視カメラに似ている。
「効率化などを通して、行政サービスをより良くする」「脱税を防ぐ」ことを目的として導入された。
しかし、これも国民を従わせるための装置として使用することができる。
政府にとって都合の悪い人物に対して、やましいお金の使い方をしていないかを調べて、「あなたは先月、銀行口座から10万円おろしましたが、何か突然大金が必要になることでもあったのですか?」などと、圧力をかけることができる。
政府が必ずしも良心的に運営されるとは限らない。個々人の自由を最大現に生かす社会こそが望ましい。(中原一隆)
【関連記事】
2015年10月14日付本欄 早くもマイナンバー関連の詐欺事件 国民生活と仕事にも負担増
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10306
2015年9月4日付本欄 マイナンバーでプライバシーがバレる 「監視・重税社会」にNOを!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10135
2015年11月号記事 マイナンバー活用で開かれる「監視社会」への道 消費減税で税収を増やせ - The Liberty Opinion 6
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10202
◆国民に銃口を向ける中国共産党【矢内筆勝の中国視察・第2回】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10299
中国の軍事パレードは、これまで中国共産党が現在の中国を建国した10月1日(国慶節)を記念して行うのが通例でしたが、今年、習近平国家主席はあえて、9月3日の「抗日戦争勝利記念日」に合わせて行いました。
その狙いや背景を探るべく、幸福実現党・国防部会の会長である私・矢内とメンバーの横井基至さんの二人は、9月2日から8日の日程で、パレードが行われた北京市内と南京の「南京大虐殺記念館」、株暴落で揺れる上海を視察してきました。
現地で私たちが見た、中国共産党による「反日」の実情と、「中国の今」の一端を、全5回に分けて報告します。2回目の今回は、パレード当日、世界中にPRされた「強い中国」とは裏腹の「もう一つの中国」について。
◎"戒厳令"が敷かれた天安門
軍事パレード当日の朝、9月3日の北京市内は、まさに"戒厳令下"に置かれていました。
天安門広場に向かう道路は規制され、車はほとんど走行していません。バスや地下鉄などの公共交通機関は運休となり、市民は天安門に近づくことさえできません。
特に天安門広場を中心とした半径2km圏内は完全に封鎖され、主要な建物の前には武装警察の兵員(日本のような警察ではなく、治安維持や国境防衛などを担う準軍事組織)が直立不動で警備しています。
さらに今回は、前日に4km圏内のホテルや病院、銀行、飲食店等の店舗が全て閉鎖となり、ホテルでも外出が禁止され、外国人も含めて圏外のホテルに宿泊の変更を強いらました。
普通の国で「パレード」といえば、多くの国民が参加して祝うものです。日本人なら、銀座で行われるオリンピックの選手団メダリストパレードなどをイメージする方も多いでしょう。
しかし中国の場合、パレードに参加できるのは限られた関係者(大部分が共産党幹部と党員、政府関係者)のみで、それ以外の国民は一帯から完全に排除されています。
今回の軍事パレードには、警備要員として全国から約85万人の武装警察、特別警察、公安(日本で言う警察)、そして民間の警備員たちが動員されたと言われています。日本の警察官の総数が約28万人ですので、実にその約3倍の人員です。
◎「軍事力」を世界に誇示し、日米を威嚇
午前10時。パレードが始まりました。李克強首相が開幕の宣言をし、70発の礼砲が打たれ、国旗掲揚、そして国歌斉唱、習近平の演説が始まりました。
天安門の楼閣の上には、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵大統領などの外国元首、江沢民、胡錦濤など元国家主席らを含む中国共産党の幹部たちが並びます。
今回の軍事パレードで習近平は、アメリカ本土を射程に入れる大陸間弾道ミサイル「東風5B」、"空母キラー"と呼ばれる対艦弾道ミサイル「東風21D」、日本列島やグアムを射程に入れた「東風26C」などのミサイル群を公開、さらに空母に搭載できる艦載戦闘機「殲15」、大型無人兵器など、最新鋭の兵器を多数登場させました。
こうした兵器群から、今回の軍事パレードで中国が、アメリカを意識していたことは明らかです。
中国がこれから推し進めようとする東シナ海、南シナ海への軍事的な進出を阻止しようとするアメリカに対して、「もしアメリカが中国の海洋進出に介入したら、第七艦隊も潰せるし、アメリカ本土も攻撃できる」と、威嚇したわけです(その威嚇の対象国には、当然日本も含まれています)。
軍事パレードの内容の分析については、すでに多くの専門家が行っていますので、詳しくは触れませんが、少なくとも習近平は、中国がアメリカに対抗し得る「軍事大国」であることを世界に誇示することで、国際社会における地位と存在感を示したかったのは事実でしょう。
◎警戒の対象は「自国民」
私たちはパレードの模様を、約2km離れた立ち入り禁止区域の外、北京駅近くで市民らに混じってスマホのテレビで見ていました。ただ、そこも厳重な警戒区域であることに変わりはありません。
駅前の広場に入るにも警察のチェックが必要です。意外なことに、私たちのような外国人(日本人であっても)はパスポートを見せれば、簡単な荷物検査で中に入れますが、逆に中国国民は全員がIDカード(中国では国民全員が所持を義務付けられています)を提出し、専用の機械でチェックされ、入念な荷物検査を受けます。
明らかに、現場の警察官の監視対象は、外国人というよりも、自国民に向けられているようです。
利用客でごった返す駅の構内には、約100m毎に武装警察や公安(警察)の監視所が置かれ、自動小銃を手にした警察官やSWAT隊員が、発砲できる状態で監視を続けています。
習近平体制が、これほどの物々しい警戒態勢を敷くのはなぜでしょうか。その背景にあるのが、中国国内の不安定化です。
このパレードの前月の8月12日、天津市内で大規模な爆発事故がありました。その原因は未だに公表されていませんが、実は習近平国家主席を狙った暗殺未遂であったという情報もあります。
また、ウイグルやチベットなど少数民族による抗議活動やテロも頻発しており、同時に上海株の暴落などに象徴されるような中国経済全体の失速も懸念されています。
今回の軍事パレードは、テレビの映像だけを見れば、「強い中国」を国内外にPRするのに十分なものでした。しかし、その厳戒態勢の中に入ってみると、その足元から透けてみえるのは、様々な「内憂」を抱え、自国民のテロや反乱を恐れ、戦々恐々として自国民に銃口を向ける「もう一つの中国」の顔だったのです。
(第3回へ続く)
(プロフィール)
幸福実現党 総務会長兼出版局長
矢内筆勝
(やない・ひっしょう)
朝日新聞を退社後、幸福の科学に入局。主に広報部門を担当した後、月刊「ザ・リバティ」編集部を経て、広報局長、常務理事等を歴任。NPO(非営利組織)「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」会長に就任し、いじめ相談の傍らいじめ問題解決に向けて、全国でシンポジウムを開催。主な著書に、「いじめは犯罪!絶対に許さない」(お茶の水学術事業会)がある。その他、「朝日新聞の偏向報道から子供の未来を守る!会」「中国の脅威から子供の未来を守る会」を設立、会長。
公式サイト http://yanai-hissho.hr-party.jp/
【関連記事】
2015年10月7日付本欄 国家の威信をかけた「抗日パレード」【矢内筆勝の中国軍事パレード視察・第1回】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10281
2015年9月3日付本欄 抗日戦争70年の記念式典を開催 「中国軍30万人削減」はパフォーマンス
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10131
2015年3月30日付本欄 「抗日」を叫ぶと、中国共産党が「非合法政権」だとバレる件
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9423
2015年11月号記事 軍事パレードに見る中国の野望 安保法制のさらなる強化が必要だ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10225
憲法9条には『武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する』となっている。
つまり、他国、はっきり言うと中国と国際紛争となり、日本を侵略しようとして攻めてきた時に、一切、日本は軍事力を使ってはいけないと明記している。
つまり、何の抵抗もせず、
侵略されて、国が滅びて植民地、属国になり、チベットやウィグルのような悲惨な国になりなさいということだ。
このように憲法自体が「国民の生命、安全、財産」を守らない憲法になっている。
完全に主権を放棄している。
こんな問題がある憲法を守るとか、安保法制が違憲だとかいう議論はまったくおかしい。
こんなことを主張している憲法学者、野党、デモをしている愚かな人達は、狂っているというしかない。
自分の国を守るのに反対している、この人達は日本人ではない。
自国を滅ぼそうとしている最低な人間だ。自分が何をしているのか、まったくわかっていない。
どうしてこのような人間達に影響を受け、アメリカとの軍事同盟を強化し、中国から日本を守る安保法制の採決に国民の大半が反対するのか!愚かと言うしかない。
すぐに、憲法を改正、いや、今の憲法は破棄すべきだ。
朝日新聞デジタル 10月27日(火)8時45分配信
ロイター通信などは26日(日本時間27日未明)、米海軍が24時間以内に、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で埋め立てた人工島から12カイリ(約22キロ)内に、駆逐艦を派遣すると伝えた。
この海域での中国の領有権の主張を認めず、航行の自由を行動で示す目的がある。
哨戒機も同時に派遣する可能性があるという。中国政府の反発が予想される。
米CNNテレビも同日夕、米国防当局者の話として、24時間以内に駆逐艦が中国の人工島の12カイリ内を航行すると報じた。
米海軍が派遣を予定しているのは、第7艦隊の拠点である横須賀基地所属の駆逐艦「ラッセン」。
哨戒機P8AやP3もこの任務に同行するとみられるという。米軍当局者は朝日新聞の取材に対し、「ラッセンは第7艦隊管内で巡回任務についている」と語った。
米軍が計画するのは「航行の自由オペレーション」。オバマ政権は9月の米中首脳会談後、中国の人工島に米海軍の艦船を派遣する決断をしたが、今回、具体的な任務が決定され、実行されるとみられる。
ロイター通信によると、駆逐艦は、中国が南沙諸島で埋め立て、3千メートル級の滑走路を建設しているスビ礁とミスチーフ礁から12カイリ内の海域。
この二つの岩礁は、埋め立てる前は満潮時にも岩が海面下に沈んでいたとされ、国際法上も12カイリ内は領海にならない。
米政府は、国際法上認められた海域の航行の自由を示すだけでなく、この岩礁周辺の領有権も認めないことを示す狙いがあるとみられる。(ワシントン=奥寺淳)
天安門事件のキッカケとは!?
1989年4月、中国共産党前総書記胡耀邦(こようほう)が死去。民主化を求める学生運動に理解を示した彼の死を契機に、北京市内で学生たちによる追悼集会が開かれ、それが天安門広場での10万人規模の座り込みに発展しました。
天安門事件のリーダーであり、指名手配者の筆頭にあった王丹(おうたん)氏。当時20歳だった王丹氏をはじめとする学生は、政府との対話を求めました。
しかし、4月26日、政府は共産党機関紙「人民日報」一面に「旗幟鮮明に動乱に反対せよ」という社説を掲載。学生たちの平和的デモを、国家への反乱だと報じたのです。
そして6月3日夜半、中国共産党は鎮圧に人民解放軍を投入し、虐殺が行われました。王丹氏は、まさか政府が学生に向けて発砲するとは予想もしておらず、あまりのショックで頭のなかが真っ白になり、2~3日の間、思考停止に陥ったと話します。
政府による徹底的な隠ぺい
この天安門事件は多くの人々に中国共産党に対する失望を与えました。中国で発禁になった問題作『中国教父習近平(中国のゴッドファーザー習近平)』の著者で、現在はアメリカに亡命中の作家余傑(よけつ)氏もその一人です。
1989年の事件当時、16歳の学生だった彼は、四川の田舎でBBCなどのラジオを隠れて聴き、天安門事件を知って、震撼したと言います。
共産党が嘘をついていると知って、彼は批判をはじめたのです。
武力鎮圧後、王丹氏ら21名のリーダーと参加者は反逆者として逮捕されます。
その後徹底した報道管制のもと、天安門事件そのものが隠蔽され、25年経った今も真相は国民に一切知らされないままになっています。
習政権で逮捕された人権弁護士・記者は150人
今回のインタビューで、天安門事件の後逮捕された学生リーダー王丹氏は獄中で考えた中国民主化についても語ってくれました。
「もともと私は中国共産党内部からの改革を望んでいましたが、それはありえないとわかりました。中国共産党と反対の立場に立って一党独裁を終わらせ、民主主義の中国を実現したい。
共産党政府に期待することはありません」「政府は暴力でなく制度で解決するべきです。暴力で問題解決することは中国共産党の最大の間違いです」
亡命中の作家余傑氏もまた、中国共産党の最大の問題は「独裁」「暴力」「嘘」であり、中国共産党は自由と民主主義が世界的な主流であることをわかっていないと話します。
また、余傑氏は、習近平政権下で中国の人権状況は天安門以来最悪の状態を迎えていると指摘。
習近平政権になってから1年3カ月で、逮捕された人権弁護士や記者は150人にものぼり、この数は胡錦濤(こきんとう)時代の10年間の合計を超えているそうです。
中国はどうすべきなのか!? 2人からの感動のメッセージ
王丹氏「中国は複数政党制を導入すべきです。中国共産党はそのなかのひとつの政党として平等に競争しあう形にもっていきたいのです。
中国の民主化を実現できるか否かは中国一国の問題ではありません。それは日本や多くの国々に大きな影響を与えます。
中国だけのことだと無関心にならず中国の民主化を支援してください。これは中国のためだけでなく、世界平和のためでもあります。日本や多くの国の利益にもなります。是非ご支援をお願いします」
余傑氏「全世界の自由と民主主義の力を結集したいと思います。中国から経済的利益を得るだけでなく、中国の民主化に力を貸してほしいです。
中国が民主主義国家となることによって、例えば北朝鮮やミャンマーなどの独裁国の問題が解決し世界平和が訪れるでしょう」
中国民主化のために命をかけて活動を続ける王丹さん、余傑さん。日本の新聞やテレビは中国に気兼ねして彼らの声を大々的にとりあげることはありません。しかし、いまこそ日本は中国の人権問題について声を上げるべきです。それが中国の民主化につながるからです。
天安門事件25年~中国最大のタブー”大虐殺”の真相~
【配信開始】2014年6月2日(月)
【再生時間】12分39秒
【番組URL】http://youtu.be/xzqVAU4Wm8E
●天安門事件が起きるまでの背景と経緯とは
●中国共産党による虐殺・弾圧について
●習近平政権下での人権状況は事件以来最悪?
メインキャスター:里村英一(幸福の科学広報局)
日韓両政府が11月1日の日中韓首脳会談に合わせて開く方向で調整している日韓首脳会談をめぐり、韓国側が慰安婦問題の謝罪姿勢を安倍晋三首相に表明するよう要請してきていることが25日、分かった。
日本政府は前提条件のない首脳会談実現を求めており、調整が難航している。一方、3カ国首脳会談では共同宣言を発表する方向で最終調整している。
政府筋によると、韓国政府は日韓首脳会談について慰安婦問題で安倍首相が反省、謝罪する姿勢をしっかりと示すよう求めている。日本側は応じるつもりはなく、安倍首相と朴槿恵大統領との初の首脳会談に暗雲が垂れこめている。
日本政府は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への「明治日本の産業革命遺産」登録をめぐり、日韓外相会談での合意を無視し「強制労働」を声明に盛り込もうとした韓国政府の対応に、今も強い不信感を抱いている。
また、慰安婦問題でも、昭和40年の日韓請求権協定で法的に「完全かつ最終的に解決」しているにもかかわらず、日本政府は韓国側の求めに応じ、アジア女性基金を通じた元慰安婦への償い金や、首相のおわびの手紙を届けることなどもしている。
このため首相周辺は「慰安婦や歴史認識問題で日本は何度もだまされている。首脳会談で謝罪して次の世代に禍根を残さないようにしたい思いはあるが、いつも裏切られる」と慎重姿勢を崩していない。
米国の強い後押しもあって11月2日も含め実現を目指すが、共同声明の取りまとめも不透明な情勢だ。
習近平中国主席が訪米し、南シナ海について強い口調で中国の領土だと主張してから1カ月もたたないが、米国はこの問題について従来より一段と強い姿勢を取るようになった。
そのことを示す最初の衝撃的な発言は、TPPの交渉が妥結した10月5日、オバマ大統領が行なった「中国のような国に世界経済のルールを書かせることはできない。われわれがルールを書き、米国製品の新たな市場を開くべきだ」との声明だった。
これは通常の国家間ではまずありえない強い言葉であり、それほど批判するなら、どうしてわずか2週間前に、中国の指導者を米国の国賓として受け入れたのと聞きたくなるほどだ。
その後オバマ大統領は、訪米した韓国の朴槿恵大統領にも、中国が国際法に違反した場合には声を上げるべきだと迫ったそうだ。オバマ大統領の姿勢には並々ならぬ決意がうかがわれる。
10月8日付英国紙「Financial Times」は、米高官の内話として、米艦船が2週間以内に、中国が埋め立てた南沙諸島から12カイリ以内に立ち入る予定であると報じた。南沙諸島で中国が埋め立てと滑走路を建設しているのは、ファイアリークロス(中国名・永暑)礁、スービ(中国名・渚碧)礁およびミスチーフ(中国名・美済)礁などの岩礁だ。
米国はかねてから中国の埋め立て工事を認めないと明言している。
その考えを単純に適用すれば、米艦が12カイリ以内に立ち入ることは何ら問題ないはずだが、実際には、米国は自制していた。
争い(の拡大)はできるだけ避けたいからであり、カーター国防長官が許可を求めてもオバマ大統領はなかなか首を縦に振らなかった。しかし、最近ついにゴーサインを出したのだ。
このFinancial Times紙の報道を契機に緊張が走った。特に、中国系の各紙は英紙の記事を引用して大きく報道し、中国としては防衛の準備は怠りないとする解説記事を載せる一方、米国に対しては緊張を高めるようなことをすべきでないと批判した。
ブリンケン米国務次官補が訪中し、8日に国務委員の楊潔篪および解放軍総參謀長の房峰輝と会談したのも、当然南シナ海の問題と関係があると推測されるが、12カイリ内への立ち入りに関してどのような話し合いがあったのか、明らかにされていない。
1990年代の中葉、台湾の総統選挙の際にも、米国務省の担当次官補が訪中して中国軍の指導者(その時は副総参謀長であった)と話し合ったことがあった。そのとき中国側は核の使用までちらつかせたことが後で漏れてきたが、今回はその時と大違いで、報道に対するコントロールは非常に厳格だ。
米艦は、はたして人工島の12カイリ以内に立ち入るか。米国は非常に強い姿勢であり、必要ならば実力の行使も辞さない決意の下に立ち入ろうとしている印象さえあるが、私は、米艦は立ち入るが武力衝突にならないと思う。
カギは、「人工島から12カイリ内に立ち入る」ことの国際法的解釈にあり、米国は中国と、武力でなく、国際法で勝負しようとしていると思う。
米国は公海上の自由通航を非常に重視しており、今回の立ち入りもその例だ。一方、中国は埋め立てて作った島は中国の領土で、そこから12カイリは中国の領海だという考えだ。
米国はこの中国の立場に同調しているわけではないが、仮に、中国の考えに立っても米艦は中国の領海内を通航できるという判断だろう。どこの国の領海においてもいわゆる「無害通航」が認められているからだ。
軍用船でも構わない。それは「無害」でなければならず、たとえば軍事行動を行なうことは認められないが、米艦の立ち入りは「無害通航」の要件を満たす。
つまり、米艦による12カイリ内への立ち入りは、米国としては「公海上の自由通航」であり、他方、中国の立場に立つと「無害通航」となる性質のものであるが、どちらであっても認められるはずである、というのが米国の読みなのだろう。
中国は他国の軍用船が中国の領海内を通航するには中国政府の許可が必要(領海法第6条)としている。これは国際法に違反している規定であり、それに従うことはできないというのが米国の考えだ。これは米国一国だけの解釈でなく、日本を含む大多数の国の立場だ。
一方、中国の軍用船は他国の領海を通過する際、その政府の許可を得ていない可能性がある。習近平主席の訪米の直前、中国の艦船が日本海でロシア海軍と共同演習を行なった後、ベーリング海の米国の領海内を通航した。
中国艦船の航行は国際法に従って行われ、問題になる行動はなかったと米国防総省も認めた経緯がある。その際、中国の艦船が米国政府の許可を取っていたか不明だ。
しかし、中国の艦船は以前から沖縄の付近で、日本政府に許可を求めることなく、日本の領海内を通航している。そこまでは国際法上問題ないとしても、潜水艦が2回に1回くらいは潜航したまま通航している。
これでは「無害通航」の要件を満たすことはできない。
もちろん、米艦の12カイリ内への立ち入りは法的に問題ないとしても、強い政治的な意味合いがある。米国は当然そのことを承知のうえで強い姿勢を見せている。
米国は一定の抑制も利かせている。ブリンケン米国務次官補が、楊潔篪国務委員と房峰輝解放軍総参謀長に対して説明したのは米国の法的な考えだったとしても、事前説明すること自体政治的な意味があり、米国としては余計なトラブルは避けたいという考えも伝わると踏んでいたと思われる。
しかし、米国が南シナ海について異例に強い姿勢で臨んでいることは疑う余地がない。南シナ海について米中の考えはあまりにもかけ離れている。
中国は南シナ海全域について、中国の領域だと主張している。いわゆる「九段線」で囲まれる海域だ。
一方、米国は多国間の領土紛争については関与しないことを原則としているが、南シナ海についてはよく研究している。2014年12月に発表された米国務省の海洋国際環境科学局の報告書は、中国の主張は、主張自体の不明確さ、根拠となる文献の欠如などの理由で国際法に合致しないと断定している。
同報告書には、政治的に特定国の主張に加担するのではないという趣旨の断りがついているが、違法か否かの判断は大きな意味がある。
国務省の記者ブリーフでは、これまでの米国政府の「第三国間の領土紛争においていずれかの国に加担することはしない」という方針と一貫していないのではないかという質問が出たのに対し、報道官の回答はしどろもどろであった。
ともかく、中国の、南シナ海のほぼ全域を「古来中国の領域だ」という主張も、他国との領土紛争を国際的なルールによって解決せず「地域内の国同士の話し合いで解決する」という主張も、また、公海上の自由通航の権利を持つ米国を排除しようとすることも、明らかな国際法違反だ。
しかも、中国が一方的な主張をするだけでなく、埋め立てなどの実力行使まで断行するのであれば、米国を含む関係国との衝突は避けがたくなる。
これは米国として最も恐れていることであり、中国に対し国際法に従うよう求めるのは当然だ。中国がこの問題の深刻さを理解するまで、強く要求し続けなければならない。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10383
習近平・中国国家主席が23日まで訪英した際、英王室は「国賓待遇」で異例の歓待をした。今回の習氏の訪英で、イギリスでの原発や高速鉄道の建設に中国が出資するなど両国の経済的な連携が強化され、「(英中の)黄金期の幕開け」と世界にアピールされた。
なぜ、イギリスはこれほど中国に歩み寄る姿勢を見せているのか。ここ数年の英中関係を振り返り、イギリスの立場を見ていきたい。
中国マネーを引き出したいキャメロン首相
もともと人権問題で中国を批判していたキャメロン首相は、12年5月に中国政府の反対を押し切り、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談した。この会談以降、中国のイギリスへの態度は急に厳しくなり、両国は1年半近く友好的な交流が絶たれていた。
その頃リーマン・ショックをまともに受けていたイギリスでは、金融不安が増大し、資源や食料価格が高騰した。
キャメロン首相は、中国との経済関係を強化して英国経済を救うために、「ダライ・ラマ14世と会談しない」と合意した上で、13年12月に大訪中団を率いての訪中を実現させた。
その後も英中は関係を深め、2015年に中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が始動した際、イギリスはG7で初めての加盟を表明した。その後、雪崩のごとくフランスなどのEU主要国もAIIBへの参加を決めた。
キャメロン首相は今回の英中首脳会談後、人権問題を抱える中国とのビジネスについて「経済や貿易における両国の関係が強化されれば、その他の問題についても率直に話し合えるようになる」と述べた。
今回の会談について英各紙は、首相が中国マネーを取り込むため「中国に取り入ろうとしている」と批判している。テレグラフ紙は「首相は人権問題を脇に置いた」との見出しとともに、「首相は尻込みすべきではない」との人権活動家の談話を掲載した。
中国に依存する経済政策は危うい
首相は、イギリスのEU離脱を見据えて、中国に歩み寄る姿勢を見せていたとみられている。
今年5月の総選挙で再任したキャメロン首相は、17年までにイギリスの「EU離脱の賛否」を国民に問うつもりだった。
EU離脱がイギリスの経済に致命的なダメージを与えると批判されているため、EUを離脱しても経済が盤石だと説得する材料を求めていた。
国内問題で揺れるアメリカも、ウクライナ問題で対立を深めるロシアにも頼れない今、イギリスに残された選択肢は中国しかなかったのかもしれない。
こうした苦しい事情があったとしても、チベットやウイグルの人々を弾圧し、南シナ海などで周辺諸国を脅かす行動を取っている中国に経済的に依存する考え方は、イギリスの信用を落とすことにつながる。
イギリスは、人権問題を訴える国民の声を聞き入れ、中国の問題点を正す大国としての責任があるのではないか。(真)
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2015年10月22日付本欄 中国がイギリスの原発に出資で合意 日本こそ安全な原発を輸出すべき
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2015年9月26日付本欄 米中首脳会談・南シナ海問題 マスコミは国民を愚民視するな
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10241
2015年5月28日付本欄 イギリスでEU脱退の国民投票 EUの終わりの始まりか
ハッキングでCIA長官らの情報が漏えい 日本はマイナンバー制度で危険が増す
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10385
アメリカCIA長官らの個人情報がハッキングによって漏れる事件が相次いで報じられた。
ジョン・ブレナンCIA長官、ジェイ・ジョンソン国土安全保障長官の私用アカウントがハッキングされた事件について、FBIが捜査を開始した(19日付CNN)。記事では、米ニューヨーク・ポスト紙によるハッカーを名乗る人物のインタビューが紹介されている。
驚くことに、このハッカーは、コールセンターに電話してブレナン氏の個人情報を聞き出し、パスワードをリセットしたと話しているという。
また、ブレナンCIA長官のパスポート番号、身内の住所などを含めた個人情報が、告発サイト「ウィキリークス」によって公表された(22日付CNN)。
ウィキリークスはツイッター上で、ブレナン長官の電子メールを追加公開する計画を示唆しており、その中にはアフガニスタンやパキスタンでのアメリカの戦略に関するメールも含まれるとしている。
◎もしマイナンバー情報がサイバー攻撃を受けたら?
これは日本にとって他人事ではない。来年1月からマイナンバー制度が始まるからだ。
マイナンバー制度は、国民1人に1つの番号をつけ、その番号で銀行預金や税金をはじめとする個人情報を取り出せるようにするというものだ。この制度は情報管理の手間を省くために設けられたものだが、大きな欠点がある。
1つの番号ですべてのデータを取り出せることによって、サイバーセキュリティがとても弱くなってしまうということだ。
今回事件が起こったアメリカは、軍にサイバー攻撃対策の人員として数千人が配備されている。
官民協力してサイバー攻撃対策を行う取り組みもある。そのアメリカでさえ今回のような被害にあっている。また、アメリカが受けているサイバー攻撃は今回に限ったものではない。
日本でもマイナンバー制度の施行に際して、サイバーセキュリティーセンターの職員を130人に増やすなどして対策を進めているが、アメリカに比べて圧倒的に少ない。そもそも日本は、サイバーセキュリティが万全とはいえない。年金情報の大量流出という出来事がそれを物語っている。
国民にとって、銀行預金などの財産を丸裸にされる上に、そうした情報が漏れる危険が増すのがマイナンバー制度だ。政府は今一度、制度の実行を見直すべきだろう。(祐)
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2015年9月4日付本欄 マイナンバーでプライバシーがバレる 「監視・重税社会」にNOを!
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2015年9月10日付本欄 国民の負担を減らすには「軽減税率」「還付制度」ではなく「5%への減税」が必要
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2015年10月14日付本欄 早くもマイナンバー関連の詐欺事件 国民生活と仕事にも負担増
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10306
2015年5月6日付本欄 マイナンバー制度はいい制度? 【リバ犬×そもそモグラ博士のそもそも解説】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9585
◆続々寄せられるUFO目撃情報! 宇宙人からのメッセージか!?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10325
映画「UFO学園の秘密」が全国ロードショー中だ。そんな中、全国各地からUFO目撃が次々と編集部に寄せられている。その一部をご紹介する。
千葉県で、赤色に光るUFOが目撃された。30代男性が6日、海上を赤く点滅しながら低空移動するUFOらしきものを発見し、動画の撮影に成功した(動画・画像(1))。UFOはふわふわと飛びながら、時々上下運動している。またその色も、途中で赤から白に変化している。
男性によると、通常の航空機よりもかなり低空を飛んでいたが、その日はかなり強風の日だったため、ドローンなどとは考えられないと言う。また男性と同じ職場で働く人も同日、別のUFOらしきものを目撃したそうだ。
栃木県では、撮った写真にUFOらしき黒いものが写っていた。50代男性が8日、栃木県にある幸福の科学の宗教施設、那須精舎で虹の写真を撮っていたところ、そのうちの1枚にUFOが写っていたという(写真(2))。
ニュージーランドからも、UFO情報が寄せられた。仕事でニュージーランド北島の港町、オークランドに行った50代男性が9月7日の朝、宿泊していたホテルからオークランド名物のスカイタワーを撮影したところ、UFOらしきものが写っていた(写真(3))。
男性によると、ガラス越しに撮影したが、レンズとガラスを完全に密着させて撮ったので、室内の照明の写り込みは無いはずとのことだ。
気づかないだけで、あちこちにUFOは数多く現れているのかもしれない。時に空を見上げて、UFOが現れていないかチェックしてみてほしい。
これ以外にもさまざまな場所での目撃証言が集まっている。もしUFO、いわんや宇宙人の姿を写真に撮った方は、ぜひ編集部にお知らせを。
★UFO(宇宙人)目撃情報の送付先★
件名を「UFO(宇宙人)の目撃情報」としてお送りください。写真はもちろん、目撃場所や時間、どんな動きをしたかなどもぜひ合わせてお知らせください。
【関連ページ】
映画「UFO学園の秘密」公式ホームページ
http://laws-of-universe.hspicturesstudio.jp/
【関連書籍】
幸福の科学出版 『宇宙人体験リーディング』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1560
【関連記事】
2015年10月10日付本欄 映画「UFO学園の秘密」舞台挨拶 「世界の人々に観て欲しい」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10294
2015年10月14日付本欄 UFO目撃情報多数! 「UFO学園の秘密」上映の様子を観に来た宇宙人?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10308
2015年10月17日付本欄 「UFO学園の秘密」が好評 続々と寄せられるUFO・宇宙人との遭遇情報
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10318
【ワシントン和田浩明】南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が進める埋め立て・軍事拠点化への対抗措置として、米国のオバマ政権が人工島の「領海」に相当する12カイリ(約22キロ)内に米軍の艦船や航空機を近く進入させることを決定した。
米政府に近い複数の関係筋が明らかにした。ミスチーフ(中国名・美済)礁とスービ(中国名・渚碧)礁の周辺海域での実施を検討中とみられる。米国が主張する「航行の自由」を作戦行動で示す狙いだが、米軍が実際に航行に踏み切れば、中国が強く反発するのは必至だ。
◇暗礁2海域で検討
「航行の自由」作戦について関係筋は「実施の決定は下され、具体的な方法について議論している段階だ」と述べ、近く実施されるとの認識を示した。国防総省は今年5月の時点で、中国が造成した人工島の「領海」に相当する12カイリ内を航行する作戦計画が存在することを明らかにしていた。
米国はフィリピンやベトナム、マレーシアなども領有権を主張している南沙で中国が進めてきた埋め立てや軍事施設の建設を「緊張を高める行為」として強く批判。オバマ大統領は9月にワシントンで会談した習近平・中国国家主席に中止を求めたが、習氏は「主権の範囲内」と拒否していた。
オバマ政権に政策提言をする米有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で南シナ海での中国の活動を調査するグレゴリー・ポーリング氏は毎日新聞の取材に、米軍の「航行の自由」作戦について、ミスチーフ礁とスービ礁を埋め立てた人工島の周辺海域が対象になる可能性が高いと述べた。
二つの岩礁は、いずれも埋め立て前は満潮時に水没する「低潮高地(暗礁)」であり、国際法上は領有権や領海を主張できない。このため米軍が進入しても特定国の領有権には影響を与えず、全ての国のために航行の自由を支持するとの米国の主張を示しやすいとの判断と見られる。
ミスチーフ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、1994年に中国が占拠、構造物を建設した。今年4月には大規模な埋め立て作業が行われていることが判明。9月には3000メートル級滑走路の建設関連と見られる作業も確認された。スービ礁でも、昨年1月ごろから埋め立てが始まり、今年8月には滑走路建設と見られる作業が行われている。
なぜ日本はUFOと宇宙人を認めないのか?―― 戦後体制とUFOの意外な関係【ザ・ファクト異次元ファイル】なぜ日本ではUFOを否定するのか?
下のアドレスをクリックしてください
https://www.youtube.com/watch?v=5dc1zK3_jrM
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10308
10月10日から全国で上映が始まった、映画「UFO学園の秘密」。地球に来ている宇宙人についての真実を明らかにした映画だ。Yahoo! 映画のユーザー評価ランキングでも、公開中の映画の中で1位を獲得し、高評価を得ている。
この映画の上映の様子を、宇宙人も「観に来て」いるようだ。日本全国で、10日前後にUFO目撃情報が相次いでいる。
一つ目に寄せられた目撃情報は30代男性のもので、大阪のあべのハルカス上空に現れた。30代男性が11日の正午頃、あべのアポロシネマで「UFO学園の秘密」を観賞し終わり、空を見上げたところ、あべのハルカス上空にUFOが現れたという。写真と動画撮影にも成功した(写真1)。
二つ目の目撃情報は、埼玉県から。「UFO学園の秘密」を観賞する予定にしていた40代女性が8日、ある企業の敷地内のお社を撮影したところ、ピラミッド型のUFOが写っていた(写真2)。
三つ目の目撃情報は、九州北西部の有明海上空のものだ。9日の夜、60代男性が「今から写真を撮ります」と上空の宇宙人に向かって祈ったところ、UFOが写っていたという(写真3)。撮影した男性は以前もUFOを目撃したことがあり、UFOが現れると確信していたそうだ。
これ以外にも、写真撮影には至らなかったものの、10月10日以降、青森県や栃木県、岐阜県や兵庫県、広島県や鹿児島県など、UFO目撃情報は全国各地から寄せられている。
これだけ目撃されているとなると、まるで宇宙人が、地球人に「宇宙人の存在に気付いてほしい」かのようだ。「UFO学園の秘密」の中でも、地球人が宇宙人の存在を受け入れることで、地球が新たな時代に入る様子が描かれている。
映画の中では、「地球はなぜ必要か」という問いかけもなされている。その問いに対する答えが、「宇宙人の存在」に隠されているのかもしれない。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『宇宙人体験リーディング』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1560
幸福の科学出版 『怪奇現象リーディング』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1551
【関連記事】
2015年10月10日付本欄 映画「UFO学園の秘密」舞台挨拶 「世界の人々に観て欲しい」
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2015年10月9日付本欄 「大きな議論を巻き起こすテーマ」 映画「UFO学園の秘密」の英語版メイキングが公開
◆「大きな議論を巻き起こすテーマ」 映画「UFO学園の秘密」の英語版メイキングが公開
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10288
映画「UFO学園の秘密」がいよいよ10日、全国公開となる。日本での公開に先立ってアメリカで上映され、ひと足早く話題になっている英語版の吹き替えメイキング映像がこのほど公開された。映画の重要人物を演じたハリウッド女優のジェニファー・ビールスのインタビューなどを観ることができる。
メイキングは、英語版のボイスディレクターを務めるウェンディー・リーの解説で始まる。「人類と宇宙人の交流という大きな議論を巻き起こすテーマにまで踏み込んでいる」と、この映画の壮大さを語った。
また同氏は、ジェニファー・ビールス(インカール役/「フラッシュダンス」「Lの世界」)と俳優のディラン・マクダーモット(夜明教授役/「HOSTAGE ホステージ」「アメリカン・ホラー・ストーリー」)の仕事を称賛。
「ディランは夜明け教授が持つ2つの側面を素晴らしく演じています。最初は少しだらしなくミステリアスに登場しますが、次のシーンでは、完璧なプロフェッショナルとして姿を現します」「ジェニファーは、この映画のテーマにとても深く共鳴しています。
彼女はまさにこのキャラクターにピッタリでした。このキャラクターの役作りに没頭し勉強もして、この役に入り込むために相当な準備をしてきました」
◎「たくさんの愛の側面を持っているキャラクター」
主人公たちに重要なアドバイスを与える夜明教授の声を演じたディラン・マクダーモットは、「彼(夜明教授)はすごく面白いキャラクターだと思う。彼はとても学術的な科学者であり、またクリエーターでもある。たいていは霊的なものは信じない科学の世界で、彼は科学者でありながら霊的なものをちゃんと信じているんだ」とキャラクターの魅力を明かしている。
美しい宇宙人のリーダー・インカールの声を演じたジェニファー・ビールスは、「インカールは愛の化身のような、たくさんの愛の側面を持っているキャラクターです。地球にいる子供達を助けるために、地球人たちが彼女のレベルと同通し、彼女が地球に介入できるようになるまで、ずっとずっと待ち続けているんです」と、映画のテーマにもつながるようなキャラクターの背景を洞察している。
◎「宇宙を旅することで本当の夢や希望をつかんでいく」
また、映画の公式ホームページでは9日、「公開直前スペシャル!今掛勇監督が語る映画『UFO学園の秘密』の見どころ」と題した動画が公開された。
今掛監督は映画の見どころをこう話す。「彼ら(主人公たち)が宇宙を旅することによって、自分たちの本当の夢や理想をつかんでいきます。そうしたときに見る地球がどんなふうになっているか、ぜひそれを見ていただきたい。若い人はこれからの未来に向かって(映画の内容を)楽しんでほしいし、大人の方には、忘れていた夢や理想を思い出してほしい」
科学と霊という一見相反する分野、宇宙と地球という壮大なスケール、そして夢や理想をつかむという人間にとって普遍のテーマ——。関係者のインタビューからは、これらが詰まった作品の様子が伝わってくる。(紘)
【関連サイト】
YouTube 映画「UFO学園の秘密」英語吹替アフレコ現場メイキングとボイスディレクター&キャストが映画の魅力を語る
https://www.youtube.com/watch?v=cCUlnoeDmyk&feature=youtu.be
映画「UFO学園の秘密」公式ホームページ 公開直前スペシャル!今掛勇監督が語る映画「UFO学園の秘密」の見どころ
http://laws-of-universe.hspicturesstudio.jp/pt0/2015/323/
【関連記事】
2015年10月8日付本欄 神戸の空にUFO!? 映画「UFO学園の秘密」の公開日も要注意!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10285
2015年10月4日付本欄 国際UFO会議に詰めかける人々 本当は「UFOの真実が知りたい!」【UFO後進国日本の目を覚まそう!】
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10266
2015年11月号記事 検証:地球に来ている宇宙人 スター・ウォーズは「事実」だった?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10206
映画「UFO学園の秘密」は「宇宙の法」の始まりを告げる映画!
というのも、地球は、まもなく、宇宙時代を迎えることになるからです。
そのときに「常識」となる知識が、この映画のなかには、たくさん詰まっていま
す。
子供からお年寄りまで、誰にでも分かりやすく学べるように映像化された映
画が、「UFO学園の秘密」。
◇10月10日より、映画公開中!
「UFO学園の秘密」全国ロードショー!
大川隆法総裁が製作総指揮をつとめた長編アニメーション映画「UFO学園の秘密」が10月10日、全国の映画館にて上映されます。
この映画は数えきれない数の宇宙人リーディングや月面の遠隔透視で得られた情報が満載です。
映画「UFO学園の秘密」 予告編をYouTube動画で公開しておりますので、ぜひご覧ください。
☆動画を見る
https://youtu.be/VIQnOEjbf9E
☆映画「UFO学園の秘密」公式HP
http://laws-of-universe.hspicturesstudio.jp/?utm_source=wordsJpn&utm_medium=email
☆劇場情報
http://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=384&utm_source=wordsJpn&utm_medium=email