福音の力を体験せよ 105
5、新生と聖化との関係
教会でみ言葉を伝えるようにとの要請を受け始めたころ、私はまず、世界総会の総理のところに行くべきだと思いました。当時は、世界総会本部のあるタコマパ-クに住んでいました。世界総会の総理である先生のところに行って、「私は、教会で説教するように招待を受けていますが、私が教えていることについて、少し話を聞いてくださいますか」と申し上げました。
総理は、「では、世界総会の職員を何人か呼びますので、どうぞお話しください」と言われました。こうして私は、世界総会でまる一日を過ごしました。そこの先生方は、私が教えている事柄から、一つの間違いも発見することはありませんでした。1975年にビエンナで開かれた世界総会において、総理は代表たちの前で、私の主人が書いた本を掲げて、「この本は、各教会員の家庭に置かれるべきです」と言われました。その頃、世界総会の牧師会から、その本の概略を書くように依頼されました。それからこの本は、すべての教区教会の祈祷会における聖書研究の参考書に推薦されました。
真のキリスト者の歩むべき道 11
人々があなたがたを高く評価しようが、反対に、批判されようが、人々の反応に揺り動かされてはなりません。正当な批判もありますが、他人を批判する事を好む者は、たいていは自分自身の劣等感を克服するためにそのようにするのです。称賛されても、批判されても、私たちは人々の手ひらでもて遊ばれてはなりません。私たちの未来や、私たち自身を人々の手に任せてはなりません。何より重要なことは、天の父なる神様と親密に交わること、主の導きを求めることです。人々の意見や判断、評価に一喜一憂せず、神様のみ言葉とみ心に一致することを最初で最後としていくならば、何ごとにも振り回されることなく、神様のみ業を確信をもって進めていくことができるようにされていくのです。