今ここはソウル駅です。一度このような待ち合わせの約束をしたとします。1月14日午後3時に、黄色い帽子に黒いサングラス 、青いコートに赤いズボンをはき、また長いブーツを履いています。皆さん、このような人を見つけるのは難しいでしょうか?服装の違いだけを言いましたが、その時間、その場所に、同じ格好をした他の人が現れるのは数千万分の一の確率でしょう。
ところでイエス様の場合は、その誕生、生涯、死、復活について、神様の御子としてのおよそ300以上の条件が、あらかじめ預言されていたのです。
ヨハネによる福音書5:39をもう一度読みます。
「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである」。
「この聖書は、わたしについてあかしをする」とありますが、イエス様が言われる「この聖書」とは、旧約ですか? 新約ですか?
当時はもちろん、まだ新約聖書はありませんでした。ですから旧約聖書がイエス様の身元を確認できる本です。ある教派では「今は新約の時代で、キリストが統治する時代だから旧約は見なくてもよい」と言います。ですが 旧約聖書こそイエス様の身元確認ができる唯一の本なのです。
皆さん、聖書に示された最初のイエス様の預言をご存知ですか? 創世記3章15節こそ最初の預言です。
「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
ここを、原始福音とも言います。しかしその意味を知らない人が多くいます。とても大事な聖句なのですが、理解されていない部分です。一緒に読んでみます。
「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
これは、誰が誰に言った言葉ですか? 神様がサタンに言った言葉です。ここに出てくる「女」とは、もちろん当時の状況ではエバのことですが、預言的にはエバだけではありません。私たちはそれをどうやって知ることができるでしょう?
はたして女は誰なのでしょう? 列王記下19章21節を読みます。
「主が彼について語られた言葉はこうである、 『処女であるシオンの娘はあなたを侮り、あなたをあざける。エルサレムの娘はあなたのうしろで頭を振る』。
女が象徴的に用いられる時、旧約では イスラエルを意味します。
次に第2コリント11章2節を読みます。
「わたしは神の熱情をもって、あなたがたを熱愛している。あなたがたを、きよいおとめとして、ただひとりの男子キリストにささげるために、婚約させたのである」
新約の女は何の象徴でしょうか? そうです、教会です。皆さん 聖書で言う「女」とは「教会」です。この概念をよく覚えていてください。今後 この概念のもとに話していきます。