皆さんの中にクリスチャン2世の方はいらっしゃいますか? 私もそうです。弟子たちは幼い頃からの教会員で、聖書をよく聞かされていましたが、うわの空で信じていました。弟子たちが聖書を深く知っていたなら、イエス様が悪人と共に死なれた時、信仰に固く立ったでしょう。
「イザヤの預言が成就したのだ、この方こそメシヤだ」という信仰が強められるべき時に、彼らは聖書を悟ることができずに、信仰を失ってしまったのです。
イエス様が復活した後、信仰の薄い弟子たちに「信仰生活の年数が信仰を強めるのではないのだ。あなたがたはどうしてこんなに愚かなのか、奇跡のパンを食べ、人の癒しを目の当たりしていながら・・・」
彼らの誤りを根本から指摘して、彼らの信仰に再び火をつけられたのです。
皆さんの信仰が、み言葉に基づくことを願います。それが信仰の基礎なのです。
では もう一か所見てみます。
BC1000年頃に記録された詩篇には、イエス様の家族関係が出ています。
詩篇69:8を読みます。
「わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、わが母の子らには、のけ者となりました」。
家イエス様は家族に捨てられます。それが成就しました。
そして 交友関係も預言されていました。詩篇41:9を見ると、イエス様の弟子の一人がイエス様を裏切りました。その様子が詩篇に詳しく記録されていました。
「わたしの信頼した親しい友、わたしのパンを食べた親しい友さえも わたしにそむいてくびすをあげた」。
復活後イエス様は弟子たちに尋ねられたことでしょう。「誰が私を裏切りましたか?」
一緒にパンを食べたユダでしたね? 詩篇41篇の預言の通りです。そのまま成就しました。また、イエス様を売り渡した仲介料はいくらでしたか。ゼカリヤ書11:12を見ると、銀30シケルをもらって裏切ることが預言されています。
「わたしは彼らに向かって、『あなたがたがもし、よいと思うならば、わたしに賃銀を払いなさい。もし、いけなければやめなさい」と言ったので、彼らはわたしの賃銀として、銀三十シケルを量った』」。
イエス様の生まれる約500年前に記録されたものです。
ではユダは死ぬ前にこの銀貨をどうしたでしょうか? ゼカリヤ書11:13を見るとどうしたとありますか。
「主はわたしに言われた、『彼らによって、わたしが値積られたその尊い価を、宮のさいせん箱に投げ入れよ』。わたしは銀三十シケルを取って、これを主の宮のさいせん箱に投げ入れた」。
「銀三十シケルをさいせん箱に投げ入れた」と記録されています。