TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

山で買った手拭い… 【中編】

2023-06-09 13:24:00 | 私のお気に入り
アクリル板をテーブルのガラスと同じサイズに裁断する作業に入ります。

最初は、細工鋸でアクリル板をゴリゴリと切るつもりでしたが、途中でアクリル板が割れてしまう心配がありました。

そこで別の方法を思い着いたのです。

アクリル板をカッターでキズを付け、同じ場所を繰り返しなぞることでキズを深くして行こうと考えたのでした。

しかし、このやり方ではカッターのキズは深くならず私は途方に暮れてしまったのです。


父が遺した道具の中に何に使ったか分からない道具が一つありました。



金ヤスリをグラインダーか何かで削り、鷹か鷲の嘴みたいに先が曲がった道具です。


逆側には厚紙が巻かれてあり、こちら側を掴んで使用する道具のようです。


ある日、ボンヤリとテレビを見ていた時のことでした。

画面には漆の樹皮にキズを付けて樹液を集めている映像が流れたのです。

私はそれを見て身体中に電流が流れたような感覚を覚え、

『コレだーッ!』

と、心の中で叫びました。

すぐに父の道具箱を引っ張り出して来て、あの道具でアクリル板を引っ掻いてみたのです。


すると、どうでしょう、細くて薄くて白いアクリルの糸が父の道具の刃先からスルスルと出て来たではありませんか!

刃先に力を込めて何回かアクリル板をなぞると、溝がドンドン深くなり遂にアクリル板は切断されたのでした。

使い道が分からなかった父の道具が威力を発揮した瞬間でした。

『父もこうやって、手作りの道具でアクリル板を裁断していたのか… 』

父の凄さを改めて感じたのでした。













山で買った手拭い… 【前編】

2023-06-08 17:00:00 | 私のお気に入り
旅先でお土産を買うのと同様に、山に登った記念にとグッズを購入することがあります。

山の場合、昔はバッジや手拭いでしたが、今はオシャレなTシャツなども売られているようです。

昨年の秋、40数年来の念願であった剱岳(北アルプス)と甲斐駒ヶ岳(南アルプス)に登ることができました。





剱岳の登頂を果たし無事に下山できた記念に、山小屋(剣山荘)で “ 手拭い” と “シール” を買って帰りました。

シールは帰宅後に私の愛車(スバルXV)に貼りましたが、手拭いは袋に入れてそのままになっていました。

額にでも入れて目に付く所に飾ろうと思っていたのですが、その額がまた高価でなかなか購入できずにいました。

額を自分で作ることも考えましたが、材料代も馬鹿にならず、買った方が安くつくように思われ作るのを躊躇していました。

そうしているうちに半年が過ぎてしまっていたのでした。

そして遂に “名案(謎案?)” が閃いたのです。


我が家には、家を建てた時からずっとリビングで使っているソファー用のテーブルがありました。



高さが40cmくらいの木製で、上面がガラスになっています。

ガラスのサイズを測ってみると、何と、手拭いがピッタリと収まる大きさだったのです。



手拭いを下から支える板さえあれば、いつでもガラス越しに手拭いを目にすることができるし、剱岳に登った時のことを思い出すことができるわけです。


屋根裏部屋に父が描いた書や絵を遺しています。



父はその書や絵を飾る額も自分で作っており、額の前面にはガラスの代用にアクリル板を使っていました。

私は、額に使われているアクリル板を利用しようと思ったのでした。











今日もセッセと葡萄のお世話

2023-06-07 12:48:00 | 
1週間程前に、九州北部は “梅雨に入ったとみられる” との発表がありました。

確かに台風2号が予想外に北上してきた影響で前線が刺激され、あの時は梅雨みたいな雨となりました。

台風が東に向きを変え次第に九州から離れると、こちらでは湿度も下がり、爽やかな風さえ吹く日もあったのでした。

もちろん雨が降る日もありますが、梅雨時の雨とは少し感じが違う気がしています。

今朝も、リビングからデッキを見ると濡れてはいましたが雨は上がっており、その後は陽まで射して来ました。



『そうだ、葡萄のお世話をしよう!』

葡萄の粒も段々と大きくなってきており、大きなものは2cm程もあります。



同じ房でも生長ホルモン(ジベレリン)が効かず、1㎜の粒もまま残っています。

また、粒が数多くなり過ぎて摘果してやらなければならない房もあるのです。

葡萄農家さんは逆三角形の房に30粒くらいに仕上げるのだそうです。

私は葡萄🔰初心者ですから、数粒の房も大切にお世話していくつもりです。



先が細長くなったハサミで、房の奥の小さなままの粒やぶつかり合っている粒を摘果します。


少し勿体無い気もしますが、そこは心を鬼にして粒を落として行きました。



害虫駆除や病気予防の薬は使っていないので、これから先どうなるかは分かりませんが、『今年の収穫-せめて1粒❗️』を目標に頑張っています。










2ヵ月半振りの渓流釣り

2023-06-04 23:15:00 | 
アッと言う間に6月になりました。

気が付けば、3月に渓流釣りに行って以来、沢に足を運んでいませんでした。

と言うのも、3月下旬に娘が里帰り出産のために我が家に戻って来ていたので私だけ息抜きに沢に出かけるのが憚られたのです。



私にとって渓流釣りは “心のリフレッシュ” だ
と思っています。

釣れるに越したことはないのですが、釣れなくても、澄んだ水の中を渓魚を求めて無心に竿を振っているだけで私の全てが浄化されていくようで気持ちがスッキリするのです。

山登りも渓流釣りも大自然の中での活動と言う点で通ずるところはあります。



大きく異なる点は、渓流釣りは渓魚という命あるものを対象にしているということです。

渓流は澄んでいるので、投じた仕掛けを追う渓魚の姿が見えることが多いのですが、その瞬間、私はドキドキしていまいます。



仕掛けに渓魚が掛かると、逃れようとする渓魚の動きが竿に伝わり、なおさらドキドキしてしまいます。


渓魚にすれば仕掛けの針が刺さるのですから、たまったもんではありません。

釣ったあとリリースするにしても、仕掛けに掛かった渓魚にダメージは残ります。



命あるものにダメージを与える行為は、少なくとも我が子が里帰り出産で家にいる間は控えるべきだと思った次第です。



昨日、無事に出産を終え自分たちの棲家に戻って行きました。



その戻った翌日に、私は2ヶ月半振りに渓流に足を浸していました。 


そして、その山間を流れる渓流の脇に建つ神社の階段を登り沢を離れました。











梅雨の葡萄棚

2023-06-02 16:48:00 | 
私が住む九州北部は5月のうちに梅雨入りしました。

例年より随分早い梅雨入りです。

我が家の駐車場に葡萄棚があり、今年初めて葡萄の花が咲きました。

葡萄を実らせるのはそう簡単ではなく、葡萄特有の病気や虫の害を心配したりで心はなかなか安まりません。

思うようにはなかなか行きませんが、それでも少しずつ葡萄の房は生長してくれてます。

Google先生が、

『葡萄の房は雨に当てないように!』

と、教えてくれました。


それで葡萄用の雨避けを買いに行ったのですが、袋は売ってても雨避けの傘は見つけることができませんでした。

そこで、家にあった使い古しのクリアファイルをハサミで切って作ってみました。



ちなみにコレは、某車メーカーから貰ったクリアファイルです。

葡萄の色を良くするための陽よけも兼ねた傘なので色付きがイイのですが、寄せ集めですのでそんな都合良くは行きません。

中にはこんなのも…



それにしても今年の梅雨入りは思いの外早くてビックリでした。

突然の梅雨入りに何とかギリギリ間に合いました。

梅雨入り後の我が家の葡萄棚はこんな感じです。





コレって何処かの国のお祭りですか???