【西暦2043年 惑星シェルバン 首都中枢区 国防省】
ここはかつて新統合政府に挑んだ国家シェルバン共和国.国防軍の頂点に立つ国防省。
軍の中枢部である国防省はいつもより騒がしかった。
騒がしさの理由はある映像からであった。
「うむ・・・・・見事だな。」
「作戦は上手く行っているようだ、これならばいつ新統合政府に対し宣戦布告しても我が方が有利に立つ事ができますな。」
その映像とは惑星ピースミリオンの各地を襲撃する所属不明の可変戦闘機の映像であった。
可変戦闘機達の正体はシェルバン共和国国防軍は密かに送り込んだ特殊部隊である。
襲撃した理由は新統合軍の指揮系統を混乱させるためである。
だが惑星ピースミリオンだけを襲撃しているわけではない、フェリバ連邦も同様の工作部隊を派遣している。
「さて艦隊の準備はできているか?」
「宇宙軍は新統合政府の領土に向け第1・第2・第3・第4機甲艦隊をフェリバ連邦に、第5・第6・第7・第8機甲艦隊を新統合政府の領土へ侵攻できるように準備ができていると報告を受けています。」
「うむ大統領も喜ばれるな。」
シェルバン共和国は銀河の覇権の野心を抱いている国家の一つ。
戦後6年間新統合政府に対抗できるように軍備増強と装備の更新を進めていた。
だがそれを新統合政府に悟られるわけにはいかないので、戦力を混乱させる必要があったのだ。
それが今回の惑星ピースミリオンなどの襲撃作戦である。
今回の作戦に功を奏しウォルガー星系にあるザースロン機関やVF-X部隊の目を各地の新統合軍拠点に向けられる事になる。
シェルバン共和国とシェナス共和国の惑星に偵察機を回す余裕すらも削らせたのである。
「しかし、連中は我が軍の精鋭です。そろそろ潮時かと思われます、作戦は成功したも同然です。」
「うむそうだな、工作隊に下令.作戦は十分に成功した、敵の包囲網を突破しつつ戦域を離脱せよとな。」
「ハッ」
国防長らしき人物は部下の男にそう伝える。
【西暦2043年 惑星ピースミリオン 第5航空基地】
ライト「くっ」
ライトは格納庫の防御壁代わりにして所属不明・・・・・・いやシェルバン共和国国防軍工作部隊の可変戦闘機を迎撃していた。
上空ではいまだにクリフがライトが最初にやりあった奴と今だに交戦している。
ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ライト「何!?」
ライトの左横上には格納庫の上にシェルバン共和国国防軍の可変戦闘機がバトロイド形態で立っている。
ジャンプしてライトに掴みかかる。
ライト「この野郎・・・・・・・」
掴みかかっているバトロイド形態のシェルバン共和国国防軍の可変戦闘機を引き離そうとする。
だが中々離れようとしない、しつこいほどに離れない。
このままバルキリー同士が掴み合ってこのまま過ごすかと思われたが・・・・・・
ガシュン
ドビュゥゥゥゥゥゥゥン
ライト「・・・・・・・なんだ?・・・離れる・・・・・・」
シェルバン共和国国防軍の可変戦闘機がライトのバトロイドから離れる。
あまりにも突然な事にライトは何が起こっているのか理解できなかった。
すると他の機体もどんどん上空に向けて離脱する。
クリフ「ライト生きているか?」
ライト「隊長、御無事で・・・・・・」
クリフらが地上へ降り立ちライトの安否を確認してきた。
ライトもクリフらが生きている事に安堵した。
だがその直後クリフからある事を言われライトの精神状態を揺らぐほどのダメージを負う事になる。
クリフ「そんな事はないい、吉野朝灯を知っているな?」
ライト「吉野なら喧嘩友達みたいな関係ですけど何か?」
クリフ「今負傷して入院しているんだ!」
ライト「なんだって!?」
それは朝灯が負傷したと言う報であった。
【惑星ピースミリオン上空 第3軌道艦隊】
シェルバン国防軍が大気圏離脱を図る方向に新統合軍惑星ピースミリオン防衛軍.第3機動艦隊が展開していた。
惑星ピースミリオン宇宙軍艦隊はやすやすと防衛線を突破された事に対して腹を立てており、既に各飛行隊が迎撃準備に入っていた。
「艦長、直下来ます。」
「なんだと!?」
女性オペレーターの叫びと共にシェルバン国防軍の戦隊が集結する。
総数は新統合軍には及ばないが予想の3倍の60機の航空機である。
「艦長、回収する予定の連中があがりました。」
「我が艦も出るぞ、フォールド準備。艦砲射撃だけしろよ!」
「ハッ」
不審船が暗礁空域に出て第3軌道艦隊に対し砲撃を開始。
今の攻撃でフリゲート艦数隻が撃沈した。
上空からの支援攻撃を受けて第3軌道艦隊は一気に混乱状態になり。
大気圏離脱してきた工作部隊の挟撃にあってしまう。
「1尉、いつもながら凄い戦果ですね。」
ゼン「当然だ、それに工作土産にいい物を見つけて気分がいい。」
シェルバン国防軍人ゼン・カレット1級特尉
ズドドドドドドドドド
ズドォォォォン
ゼン「歯ごたえのあるエースパイロットと言うやつをな。」
そう言いながら新統合軍のVF-17を撃墜する。
先程会話していた人物は、ゼン・カレット、シェルバン国防軍のエースパイロット。
また・・・・・・・ライトとクリフと対峙した男である。
ここはかつて新統合政府に挑んだ国家シェルバン共和国.国防軍の頂点に立つ国防省。
軍の中枢部である国防省はいつもより騒がしかった。
騒がしさの理由はある映像からであった。
「うむ・・・・・見事だな。」
「作戦は上手く行っているようだ、これならばいつ新統合政府に対し宣戦布告しても我が方が有利に立つ事ができますな。」
その映像とは惑星ピースミリオンの各地を襲撃する所属不明の可変戦闘機の映像であった。
可変戦闘機達の正体はシェルバン共和国国防軍は密かに送り込んだ特殊部隊である。
襲撃した理由は新統合軍の指揮系統を混乱させるためである。
だが惑星ピースミリオンだけを襲撃しているわけではない、フェリバ連邦も同様の工作部隊を派遣している。
「さて艦隊の準備はできているか?」
「宇宙軍は新統合政府の領土に向け第1・第2・第3・第4機甲艦隊をフェリバ連邦に、第5・第6・第7・第8機甲艦隊を新統合政府の領土へ侵攻できるように準備ができていると報告を受けています。」
「うむ大統領も喜ばれるな。」
シェルバン共和国は銀河の覇権の野心を抱いている国家の一つ。
戦後6年間新統合政府に対抗できるように軍備増強と装備の更新を進めていた。
だがそれを新統合政府に悟られるわけにはいかないので、戦力を混乱させる必要があったのだ。
それが今回の惑星ピースミリオンなどの襲撃作戦である。
今回の作戦に功を奏しウォルガー星系にあるザースロン機関やVF-X部隊の目を各地の新統合軍拠点に向けられる事になる。
シェルバン共和国とシェナス共和国の惑星に偵察機を回す余裕すらも削らせたのである。
「しかし、連中は我が軍の精鋭です。そろそろ潮時かと思われます、作戦は成功したも同然です。」
「うむそうだな、工作隊に下令.作戦は十分に成功した、敵の包囲網を突破しつつ戦域を離脱せよとな。」
「ハッ」
国防長らしき人物は部下の男にそう伝える。
【西暦2043年 惑星ピースミリオン 第5航空基地】
ライト「くっ」
ライトは格納庫の防御壁代わりにして所属不明・・・・・・いやシェルバン共和国国防軍工作部隊の可変戦闘機を迎撃していた。
上空ではいまだにクリフがライトが最初にやりあった奴と今だに交戦している。
ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ライト「何!?」
ライトの左横上には格納庫の上にシェルバン共和国国防軍の可変戦闘機がバトロイド形態で立っている。
ジャンプしてライトに掴みかかる。
ライト「この野郎・・・・・・・」
掴みかかっているバトロイド形態のシェルバン共和国国防軍の可変戦闘機を引き離そうとする。
だが中々離れようとしない、しつこいほどに離れない。
このままバルキリー同士が掴み合ってこのまま過ごすかと思われたが・・・・・・
ガシュン
ドビュゥゥゥゥゥゥゥン
ライト「・・・・・・・なんだ?・・・離れる・・・・・・」
シェルバン共和国国防軍の可変戦闘機がライトのバトロイドから離れる。
あまりにも突然な事にライトは何が起こっているのか理解できなかった。
すると他の機体もどんどん上空に向けて離脱する。
クリフ「ライト生きているか?」
ライト「隊長、御無事で・・・・・・」
クリフらが地上へ降り立ちライトの安否を確認してきた。
ライトもクリフらが生きている事に安堵した。
だがその直後クリフからある事を言われライトの精神状態を揺らぐほどのダメージを負う事になる。
クリフ「そんな事はないい、吉野朝灯を知っているな?」
ライト「吉野なら喧嘩友達みたいな関係ですけど何か?」
クリフ「今負傷して入院しているんだ!」
ライト「なんだって!?」
それは朝灯が負傷したと言う報であった。
【惑星ピースミリオン上空 第3軌道艦隊】
シェルバン国防軍が大気圏離脱を図る方向に新統合軍惑星ピースミリオン防衛軍.第3機動艦隊が展開していた。
惑星ピースミリオン宇宙軍艦隊はやすやすと防衛線を突破された事に対して腹を立てており、既に各飛行隊が迎撃準備に入っていた。
「艦長、直下来ます。」
「なんだと!?」
女性オペレーターの叫びと共にシェルバン国防軍の戦隊が集結する。
総数は新統合軍には及ばないが予想の3倍の60機の航空機である。
「艦長、回収する予定の連中があがりました。」
「我が艦も出るぞ、フォールド準備。艦砲射撃だけしろよ!」
「ハッ」
不審船が暗礁空域に出て第3軌道艦隊に対し砲撃を開始。
今の攻撃でフリゲート艦数隻が撃沈した。
上空からの支援攻撃を受けて第3軌道艦隊は一気に混乱状態になり。
大気圏離脱してきた工作部隊の挟撃にあってしまう。
「1尉、いつもながら凄い戦果ですね。」
ゼン「当然だ、それに工作土産にいい物を見つけて気分がいい。」
シェルバン国防軍人ゼン・カレット1級特尉
ズドドドドドドドドド
ズドォォォォン
ゼン「歯ごたえのあるエースパイロットと言うやつをな。」
そう言いながら新統合軍のVF-17を撃墜する。
先程会話していた人物は、ゼン・カレット、シェルバン国防軍のエースパイロット。
また・・・・・・・ライトとクリフと対峙した男である。