【2043年 シェルバン共和国.首都惑星シェルバン】
地球と同じ大きさであり地球の大陸を南北を逆にした惑星シェルバン。
新統合政府に宣戦布告し1年間に及ぶ惑星ホリップをめぐる戦争、シェルバン戦役の当事国シェルバン共和国の首都が置かれている。
首都と言う事もあってか多くの人の賑わいを見せている。
その傍ら、大統領府付近ではシェルバン共和国陸軍機動兵器.ゲルドルフ・クーゲル(デストロイドに相当する機体)や陸軍の歩兵が警備するなど何か起きそうな予感を感じられる。
そんなシェルバン共和国から始まる。
ブルメル「既に開戦準備はできているか?」
シェルバン共和国大統領ブルメル・サリブル
ゴル「いつでも艦隊が発進準備が完了、シェナス国防軍の艦隊も呼応が可能です。」
シェルバン共和国国防長官ゴル・デルサ
ブルメル「ならばいい。」
シェルバン共和国はウォルガー星系を手に入れるため軍備を増強。
新統合政府と覇権戦争の準備をするため1年間の戦争計画を立てた。
3年・・・・・・・・・・それは新統合政府と全面戦争をしないようにするためである。
3年以内にウォルガー星系を入手し和睦すれば、今後の新統合政府に対する外交力も強化される。
そのためにもまずは惑星ホリップとフェリバ連邦を屈服させる必要がある。
まずはそこを狙う、次は新統合政府領。
ブルメル「全軍出撃の準備を開始、開戦日付コード名【イルベルブ】」
ゴル「ハッ。」
ブルメル大統領はゴル国防長官に開戦する日付を知らせるコード【イルべルブ】の命令を下命する。
このイルべルブが一体何を意味をするのか意味をするのか不明であった。
【シェルバン共和国第1機甲艦隊.旗艦インベル級機動戦艦インベル】
艦隊の中に一際大きな軍艦がある。
シェルバン共和国第1機甲艦隊.旗艦インベル級機動戦艦インベル。
SDF-1マクロスに匹敵するシェルバン共和国軍の巨大戦艦である。
少数の艦載機を搭載しており、パイロットはエースばかりの精鋭だらけ。
惑星ピースミリオンを襲撃した部隊はこのインベル級機動戦艦インベルの所属となっておりその一人にゼンも加わっていた。
サン「ゼン、ここにいたか・・・・」
シェルバン共和国軍可変戦闘機パイロット.サン・カエデラ
ゼン「サンか?」
ゼンはコンビを組んでいる。
彼に話しかけた女性サン・カエデラ、シェルバン戦役からずっと戦っている。
彼らのコンビはシェルバン共和国で上位に入る物であり、シェルバン戦役当時を知る物は彼らを仲間から畏怖の目で新統合軍は恐怖の目で見る。
サン「あの戦い以来、ずっと展望室から宇宙(そら)を見るのね。」
ゼン「あぁ、俺はある新統合軍のパイロットが気になってな。頭から離れねぇんだ。」
サン「へぇゼンにしては珍しいわね。」
ゼンはライトとクリフとの戦闘の後、インベルの展望室に訪れては星を眺めていた。
その行動をずっと見ていたサンは不思議でしょうがなかった。
なぜ星になんか興味のなかったゼンが星を眺めるようになったのか・・・・・・
そんな風に思っていると・・・・・・
ゼン「なぁサン。」
サン「何?ゼン?」
ゼン「軍学校の頃、ライバルが現れた時お互い星を見ていた事を覚えているか?」
サン「星を見る?」
ゼン「覚えてないか・・・・・・・・」
ゼンは突然、軍学校の頃の話をし始める。
それはライバルが現れた時、星を見ていた記憶。
サンは覚えていないらしく、ゼンは少し残念がった。
ゼン「軍学校の頃、シュウやナギ.セナなどと模擬戦をやった時楽に勝てなくてサンがいじけて星を見ていたんだ。」
サン「私が星を見ていた?・・・・・・・・・・・あぁあったわね。よく覚えていたのね、14歳の頃なのに。」
ゼン「覚えているさ、俺達が出会いたての頃だし。俺は星を睨んでいるサンを真似するようになっていろいろ人生いろいろ考えるようになったんだ!!」
サンは模擬戦をやった時、楽に勝てる相手ではない時はいじける事がよくあった。
それを紛らわすために星を眺める風習があった。
そんな様子を見ていたゼンも真似するようになり、学生時代から数年後今もこのようにして何かあると星を眺めるようにしていた。
サンはすっかりクールな性格になり星を見なくなったが、ゼンも引き続き継続していた。
サン「いよいよ開戦するようだがお前はどう思う?」
ゼン「上の覇権戦争かくだらないな、俺は国家のために働いているんだ。銀河覇権戦争なんざ興味ねぇよ。」
サン「そうか・・・・・・・・」
ゼン「まぁ新統合政府の連中も気に入らねぇよ、連中も駐留軍を置いて影響力を置いている俺達の上も新統合軍の連中も皆屑だよ。」
ゼンは国を守る軍人として誇りに持っていた。
だが上層部の新統合政府との覇権戦争にはくだらないと批判している半面、新統合政府の駐留軍を置いて影響力を持つ考えには反感を持っていた。
戦争や政治には正義と言う概念はない、皆悪だ。
そんな事実の中で一定の勢力が正義と言う奴は極悪だ。
ゼンも己を正義だとは思っていない、悪と自覚している。
己の正義のために他人を不幸にするからな・・・・
サンはそんなゼンの話を軽くだが受け止める。
ゼン「だが俺には止める能力はねぇ、戦死として国家に殉ずるまでだ。特にあの2機は俺の手で落とさせなば・・・・・・・」
ゼンは自身が楽に落とせなかったライトとクリフを撃墜する事を強く決意する。
もう既に戦争は始まっている、もうゼンは自覚している。
既に俺達が引き起こしている・・・・・・・・
そう思いつつゼンは立ちあがる。
ゼン「いこうかサン、もうそろそろ大統領閣下の演説が始まる。俺達の戦争はもうそろそろ始まる。」
サン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えぇぇ」
二人は格納庫へ向かう。
同時に・・・・・・・既に戦争と言う歯止めに向かって。
地球と同じ大きさであり地球の大陸を南北を逆にした惑星シェルバン。
新統合政府に宣戦布告し1年間に及ぶ惑星ホリップをめぐる戦争、シェルバン戦役の当事国シェルバン共和国の首都が置かれている。
首都と言う事もあってか多くの人の賑わいを見せている。
その傍ら、大統領府付近ではシェルバン共和国陸軍機動兵器.ゲルドルフ・クーゲル(デストロイドに相当する機体)や陸軍の歩兵が警備するなど何か起きそうな予感を感じられる。
そんなシェルバン共和国から始まる。
ブルメル「既に開戦準備はできているか?」
シェルバン共和国大統領ブルメル・サリブル
ゴル「いつでも艦隊が発進準備が完了、シェナス国防軍の艦隊も呼応が可能です。」
シェルバン共和国国防長官ゴル・デルサ
ブルメル「ならばいい。」
シェルバン共和国はウォルガー星系を手に入れるため軍備を増強。
新統合政府と覇権戦争の準備をするため1年間の戦争計画を立てた。
3年・・・・・・・・・・それは新統合政府と全面戦争をしないようにするためである。
3年以内にウォルガー星系を入手し和睦すれば、今後の新統合政府に対する外交力も強化される。
そのためにもまずは惑星ホリップとフェリバ連邦を屈服させる必要がある。
まずはそこを狙う、次は新統合政府領。
ブルメル「全軍出撃の準備を開始、開戦日付コード名【イルベルブ】」
ゴル「ハッ。」
ブルメル大統領はゴル国防長官に開戦する日付を知らせるコード【イルべルブ】の命令を下命する。
このイルべルブが一体何を意味をするのか意味をするのか不明であった。
【シェルバン共和国第1機甲艦隊.旗艦インベル級機動戦艦インベル】
艦隊の中に一際大きな軍艦がある。
シェルバン共和国第1機甲艦隊.旗艦インベル級機動戦艦インベル。
SDF-1マクロスに匹敵するシェルバン共和国軍の巨大戦艦である。
少数の艦載機を搭載しており、パイロットはエースばかりの精鋭だらけ。
惑星ピースミリオンを襲撃した部隊はこのインベル級機動戦艦インベルの所属となっておりその一人にゼンも加わっていた。
サン「ゼン、ここにいたか・・・・」
シェルバン共和国軍可変戦闘機パイロット.サン・カエデラ
ゼン「サンか?」
ゼンはコンビを組んでいる。
彼に話しかけた女性サン・カエデラ、シェルバン戦役からずっと戦っている。
彼らのコンビはシェルバン共和国で上位に入る物であり、シェルバン戦役当時を知る物は彼らを仲間から畏怖の目で新統合軍は恐怖の目で見る。
サン「あの戦い以来、ずっと展望室から宇宙(そら)を見るのね。」
ゼン「あぁ、俺はある新統合軍のパイロットが気になってな。頭から離れねぇんだ。」
サン「へぇゼンにしては珍しいわね。」
ゼンはライトとクリフとの戦闘の後、インベルの展望室に訪れては星を眺めていた。
その行動をずっと見ていたサンは不思議でしょうがなかった。
なぜ星になんか興味のなかったゼンが星を眺めるようになったのか・・・・・・
そんな風に思っていると・・・・・・
ゼン「なぁサン。」
サン「何?ゼン?」
ゼン「軍学校の頃、ライバルが現れた時お互い星を見ていた事を覚えているか?」
サン「星を見る?」
ゼン「覚えてないか・・・・・・・・」
ゼンは突然、軍学校の頃の話をし始める。
それはライバルが現れた時、星を見ていた記憶。
サンは覚えていないらしく、ゼンは少し残念がった。
ゼン「軍学校の頃、シュウやナギ.セナなどと模擬戦をやった時楽に勝てなくてサンがいじけて星を見ていたんだ。」
サン「私が星を見ていた?・・・・・・・・・・・あぁあったわね。よく覚えていたのね、14歳の頃なのに。」
ゼン「覚えているさ、俺達が出会いたての頃だし。俺は星を睨んでいるサンを真似するようになっていろいろ人生いろいろ考えるようになったんだ!!」
サンは模擬戦をやった時、楽に勝てる相手ではない時はいじける事がよくあった。
それを紛らわすために星を眺める風習があった。
そんな様子を見ていたゼンも真似するようになり、学生時代から数年後今もこのようにして何かあると星を眺めるようにしていた。
サンはすっかりクールな性格になり星を見なくなったが、ゼンも引き続き継続していた。
サン「いよいよ開戦するようだがお前はどう思う?」
ゼン「上の覇権戦争かくだらないな、俺は国家のために働いているんだ。銀河覇権戦争なんざ興味ねぇよ。」
サン「そうか・・・・・・・・」
ゼン「まぁ新統合政府の連中も気に入らねぇよ、連中も駐留軍を置いて影響力を置いている俺達の上も新統合軍の連中も皆屑だよ。」
ゼンは国を守る軍人として誇りに持っていた。
だが上層部の新統合政府との覇権戦争にはくだらないと批判している半面、新統合政府の駐留軍を置いて影響力を持つ考えには反感を持っていた。
戦争や政治には正義と言う概念はない、皆悪だ。
そんな事実の中で一定の勢力が正義と言う奴は極悪だ。
ゼンも己を正義だとは思っていない、悪と自覚している。
己の正義のために他人を不幸にするからな・・・・
サンはそんなゼンの話を軽くだが受け止める。
ゼン「だが俺には止める能力はねぇ、戦死として国家に殉ずるまでだ。特にあの2機は俺の手で落とさせなば・・・・・・・」
ゼンは自身が楽に落とせなかったライトとクリフを撃墜する事を強く決意する。
もう既に戦争は始まっている、もうゼンは自覚している。
既に俺達が引き起こしている・・・・・・・・
そう思いつつゼンは立ちあがる。
ゼン「いこうかサン、もうそろそろ大統領閣下の演説が始まる。俺達の戦争はもうそろそろ始まる。」
サン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えぇぇ」
二人は格納庫へ向かう。
同時に・・・・・・・既に戦争と言う歯止めに向かって。