奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの個性と豊かさの意味を丁寧に考えるなかで「言語化」するのではなくて「感覚」から構成する空間要素も住まい造りには大切な感度だと思います、間取りだけで執着するのではなくて過ごし方をイメージで。

2024年09月26日 | 設計の事デザインの事

光や明るさをデザインするという事。

 

素材の考え方と

窓や透かす素材の役割。

設計をする際に

光のデザインが

一番難しいポイントだと

考えています。

光そのものを

見るのではありませんが、

対象物にあたることで

様々な表情が生まれます。

この光が当たる壁や

構成要素の質感

格子などから生まれる陰影により、

その空間の空気感を

生み出していきます。

 

そして、

それらを生み出す上で

欠かせないのが

自然光やそれを採り込む窓です。

ここで窓の持つ役割について

少し書いておきたいのですが、

窓には眺望・採光・換気という

大きく3つの役割がありますが、

実はこのすべてを

1つの窓に担わせる必要はありません。

 

採光が目的の窓、

眺望のための窓と役割を分けることで、

より適正な姿の窓、

光の採り込み方とすることができて、

住まい手さんの暮らしの環境に望む

心地よい空間を

生み出しやすくなります。

 

住まい手さんとの間で

言語化できないけれど

共有できている感覚、

好きな映画や本の話などを通じて

感じとったことを

住まいづくりで

大切にしています。

 

光の表現もその一つです。

 

「ささやきが空間に漂うような家」

との要望を読み解いて

生まれた家もあります。

 

新緑の風景とそれらの要素が重なる事で

生まれるシーンも。

 

言葉にしきれない感性を

丁寧に共有することで、

住む人にとっての

最適解を提供できればと考えています。

 

皆さんにもそういった

感性の中で思う暮らしを丁寧に

思い浮かべていただければと思います。

 

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屋根のカタチを意識しつつ断熱や遮熱性能面とメンテナンスからも設計アプローチを行いつつ風情を楽しむ屋根の選択肢と暮らしの趣を提案。

2024年09月24日 | 設計の事デザインの事

住まい造りの際の

屋根の重要性について。

 

 

※切妻屋根を提案してスッキリとした外観となる佇まいと雨仕舞いを意識つつ外壁保護も考えた形状提案のCGイメージパース

 

一見目立たない屋根ですが、

そのデザインが

家全体の印象を大きく左右します。

 

勿論雨漏りなどの原因や

老朽化した際のメンテナンスについても。


家をただの住居ではなく、

魅力的な空間に

変えつつもメンテナンスも容易に考える為には、

屋根のデザインにかんしても

重視する必要があります。

 

屋根のデザインがつくる家の個性

 

屋根は家のシルエットを形作り、

個性を際立たせる重要な要素です。

 

機能と美の融合

屋根は単なる雨よけではありません。
台風や地震など

自然災害からの保護、

防音、温度調整など

多機能を持ち合わせています。

 

そして、

これらの機能性と並行して、

屋根材の商品性能や

断熱材の性能値だけではなくて

状態や形状も

大きく差を生み出す要素となります。

 

家全体の環境デザインの面でも

重要な役割を果たします。

 

外観への影響

家の外観において、

屋根の色や形は決定的な要素です。

 

外壁と調和し、

周囲の景観とも溶け込むような

デザインの方向性を

考える事で、

家全体の美しさが引き立ちます。

 

個性の表現

屋根の形状や色は

家の「個性」を示す手段となります。

 

自分好みのスタイルを反映させることで、

ただの家ではなく、

自分らしい空間を創造できます。

 

多様な屋根の形状

屋根にはさまざまな形状があり、

それぞれ独特の特徴と魅力があります。

 

寄棟屋根は、

日本の伝統家屋のイメージを

思い起こさせます。

 

四方への傾斜が特徴で、

これにより雨水の排水が効率よく行われ、

外壁の汚れを最小限に抑えられます。

 

寄棟屋根は見た目の美しさだけでなく、

機能面でも優れています。

 

しかし、

換気に関しては特別な配慮が必要です。

 

適切な換気設備を設けることで、

湿気やカビの問題を防ぐことが可能です。

 

方形屋根は

寄棟屋根と似ていますが、

屋根の最高点が

一点に集中することが最大の違いです。

 

このデザインにより、

雨水の排水がさらに効率化され、

外壁の保護が向上します。

 

この形状は換気の面での課題を抱えており、

特殊な換気設備を

取り入れることで解決できますが、

その分コストが増加する可能性もあります。

 

切妻屋根は

そのシンプルな形状が特徴で、

現代の住宅にも適応しやすいデザインです。

 

この形状の最大の利点は、

雨漏りのリスクが低いことです。

 

また、

屋根の棟が少ないため、

メンテナンスが容易です。

 

軒の出を調整することで、

よりモダンな外観にすることも可能で、

幅広いデザインのニーズに応えられます。

 

片流れ屋根は、

その名の通り屋根が

一方向に傾斜しているのが特徴です。

 

このシンプルな形状により、

防水性に優れ、

雨漏りのリスクが非常に低いです。

 

また、

太陽光パネルの設置にも適しています。

 

しかし、

傾斜が大きい方向の外壁は、

日射や雨にさらされやすく、

外壁の劣化が早まる可能性があります。

 

陸屋根は、

その平らな形状が特徴で、

現代建築によく見られるスタイルです。

 

この屋根タイプは、

都市のスカイラインに溶け込む

モダンな外観を提供します。

 

しかし、

屋根の傾斜がほぼなくて

排水勾配程度、

傾斜が1/100~1/90などですから

防水処理には特に注意が必要です。


適切な防水処理を施すことで、

雨漏りのリスクを「最小限」に

抑えられます。

 

屋根は家の機能性だけでなく、

美観においても

中心的な役割を果たす要素です。

 

さまざまな形状から

自分の暮らす家に最適な状態を確認しつつ、

屋根の魅力を

最大限に活かして

性能面からも維持管理面からも

家の外観的要素

そして「法律」による規制の内容も加味して

イメージを考える事も大切にと思います。

 

暮らしを豊かにする要素に

屋根の持っている意味を

意識する事も大切にと思います。

 

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暮らしの趣をイメージしつつ生活の環境デザインの効能を考えるという事、屋根や天井をガラス化するという考え方で暮らしの空間は様々な意味を変化させます、トップライトという価値観と設計デザイン。

2024年09月16日 | 設計の事デザインの事

家の明るさを保つために、

窓は重要な役割を果たしていますが、

屋根に設置する

トップライト(天窓)という選択肢を

ご存じでしょうか?。

※天井にシェードを設けつつ屋根を窓化した天窓

 

屋根そのものをガラス化するという

考え方もあります。

 

勿論、それなりに熱が室内に入りますから

使い勝手や目的

室内環境、性能等

様々な観点から

総合的に判断する必要性があります。

 

トップライトは、

壁に設置する窓よりも

多くの光を取り入れることができ、

周辺状況を加味したうえでですが

プライバシーを守りながら

採光を確保できるため、

特に住宅密集地や

高い建物に囲まれた場所で有効です。

 

トップライト(天窓)とは、

屋根に設置する窓のこと。

 

室内に光を取り入れることを

目的としており、

外観のアクセントとしても

利用する事もあります。

 

住宅密集地(近隣を建物に囲まれている場所)

高い建物に囲まれた場所等では、

トップライトが非常に効果的です。

トップライトには、

開閉ができないフィックス(はめ殺し)、

180度回して開ける回転式、

押し出して開ける

押し出し式などの形状があり、

手動や電動のものもあります​​。

 

基本的には部屋が明るくなります。

トップライトは

法律上では

壁面の窓の3倍の光を取り入れると

言われています。

実質的にも

多くの光を取り込むことが

出来るケースが多いです。

屋根や天井そのものをガラスで覆う

というケースもあります。

 

小さな窓であっても

多くの太陽光を

室内に取り入れられます。

特に住宅密集地や

北側に位置する部屋、

吹抜け周辺に

トップライトを設置することで、

効果的に明るさを確保できますし

場合によっては

空を風景として眺める「絵画」を楽しむような

屋根を切り取ったような空間にも

設計が可能です​​。

 

プライバシーが保たれる。

 

トップライトは

屋根に設置されるため、

隣家の視線を比較的気にせずに

採光を確保できます。

※屋根の広範囲をガラスにする場合は

様々な工夫は必要です。

 

住宅密集地でも、

プライバシーを守りながら

自然光を取り入れられるため、

安心して利用できます​​。

 

通風の確保

開閉できるトップライトを設置すれば、

通風も場合によっては

熱気の排出も確保できます。

 

高い位置と低い位置に窓を設けることで、

自然な風の流れを作り出し、

室内の空気を

より効果的に換気できます。

※設計の際に窓のサイズや高低差、設置位置をデザインする時と同じような効果

 

オシャレに取り入れるトップライトのポイント

 

明るい色調の天井や壁面

トップライトからの光を

効率的に拡散するためには、

天井や壁面を

明るい色調に仕上げることが大切です。

オフホワイトやアイボリーなど、

光を反射しやすいカラーがおすすめです。

また、塗り壁調壁紙などの

凹凸感のあるテクスチャー(質感)を

検討することで、

反射光の効果を高められます​​。

 

枠無し天窓の活用

最近注目されているのが、

室内側から

枠が見えないタイプの窓や天窓です。

これにより、

風景や空をきれいに

切り取ったような

美しい見た目を実現できます。

特に、陸屋根や傾斜が緩やかな屋根に適しており、

デザイン性も高く評価されています​​。

 

トップライト(天窓)は、

自然光を効果的に取り入れられるだけでなく、

プライバシーの確保や通風の向上など、

多くのメリットを提供します。

さらに、

明るい色調の天井や壁面を取り入れたり、

枠の見えにくい天窓を検討することで、

おしゃれで機能的な

空間美や心地良さを生み出すことが

可能にもなります。


住宅密集地や自然光が入りにくい

場所に住む方にとって、

トップライトは

非常に魅力的な選択肢と言えます。

 

勿論・・・「熱」についての

程度や開放感、自然採光の意味を

よく考える必要性もあり

明るさと暗さの意味についても

その効能をよく考える事が大切です。

 

暮らす場所の効能を

どのように意識して

住まいの事を考えるべきなのかにより

天窓(トップライト)が生み出す

効能にも恩恵とその逆の意味も存在します。

 

過ごし方に程よく寄り添う窓の考え方。

 

暮らしに大切な要素を

皆さんならどうイメージしますか?。

 

窓についての意識も

住まいづくりには

大切な要素ですから。

 

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部屋を広く感じるようにイメージから整える事も間取りの工夫につながります、部屋全体のインテリアコーディネートを考える事も家造りの考え方には大切です。

2024年08月08日 | 設計の事デザインの事

明るくて淡い色で統一すると

実際の部屋の広さよりも

広く感じやすくなります。

部屋を実際以上に広く見せるのは

膨張色と呼ばれる白やクリーム色などの

明るく淡い色。

 

壁や天井だけではなくて

床周辺を含めて

空間全体をそのような色調で統一すると

窓から入る光も

部屋全体によくまわり

いっそう広がりを感じやすくなります。

 

圧迫感も抑えられて

家具も含めて

ナチュラルなカラーや白系を使う事で

スッキリとした空間になります。

 

暮らし方のイメージに合わせて

部屋のカラーリングも

イメージする事は大切。

 

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インナーガレージ・ビルトインガレージのある家についてのメリットとデメリット、それぞれの良し悪しを判断して自分たちの暮らしに馴染む住まいと暮らしをイメージする為に。

2024年08月05日 | 設計の事デザインの事

インナーガレージのある家、

メリットそしてデメリット。

※シャッター付きビルトインガレージを持つ住宅・室内で行き来が可能な間取りプラン

 

あまり一般的ではない間取りでも、

一部の方から

高い人気を集めてい

間取りの方向性があります。

※半屋外のビルトインガレージ・屋根のある土間を通じて玄関への出入りが可能な間取りプラン

例えば、

インナーガレージは

そのように一定の人気を集めている

間取りの1つです。

 

インナーガレージとは、

建物内に

駐車スペースが

組み込まれたタイプの

ガレージで、

ビルトインガレージとも

呼ばれるものです。

 

インナーガレージのメリットとは?。

愛車を守れる。

愛車が壁やシャッターに守られるため、

雨風に晒される心配がありません。

 

また、

盗難やいたずらに遭うリスクも

減らせます。

 

車好きな方や

高級車をお持ちの方にとっては、

愛車を守れることは

非常に大きなメリットとなります。

 

悪天候でも乗り降りが楽。

ガレージと住まいが

直接つながっているため、

天候でも濡れることなく

車の乗り降りができます。

 

特に、

小さなお子様や高齢の

ご家族がいらっしゃる場合は、

ガレージの中で

車の乗り降りができることは

非常に大きなメリットとなります。

 

土地が狭くてもガレージを設置できる。

通常、ガレージを

建てるためには、

建物とは別に

駐車スペースの土地を

用意する必要があります。

 

住宅密集地や駅近などで

自分の土地を確保できない場合は、

ガレージを建てること自体が

難しくなってしまう事も多いかと思います。

 

しかし、

インナーガレージであれば、

建物を建てるための

土地があれば

設置可能であるため、

そういった問題を解決できます。

 

インナーガレージのデメリットとは?。

生活スペースが削られるという事。

本来であれば居住スペースに

使われていた1階のスペースを

ガレージとして使うことになるため、

生活スペースが削られてしまいます。

 

また、

生活スペースが

間取りの計画によっては

2階以上に

集中することにもなるので

階段の上り下りが増えるといった点も

デメリットになります。

※ホームエレベーターを

採用するケースもあります。

 

コストが高くなる。

建物の一部をガレージにすることで、

建物全体を支える柱が

一般的な住宅よりも少なくなります。

 

そのような間取りで

耐久性や耐震性を高めるためには

ある程度のコストが必要になるため、

全体的な建築コストが

高くなってしまう傾向にあります。

 

音や排気ガスが気になる可能性がある。

建物とガレージが

直接つながっているため、

何の対策もせずに

間取りを考えると

シャッターやドアの開閉音、

エンジン音などが

建物内に響いてしまう可能性があります。

 

また、換気が不十分だと

排気ガスが室内に

流れ込んでくる可能性もあります。

※適切な計画内容と設計で

対処は可能です。

 

インナーガレージには、

「愛車を守れる」

「悪天候でも出入りが楽」

「土地が狭くてもガレージを設置できる」

といったメリットがあります。

 

一方で、

「生活スペースが削られる」

「コストが高くなる」

「音や排気ガスが気になる可能性がある」

といったデメリットもあります。

 

設置を検討する際には、

メリットだけでなくて

デメリットについても

しっかりと理解して、

納得した上で

決定する事が何より大切です。

 

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間取りの構成と玄関ホールの持つ暮らしに対する効能、室内の間取りを考える際に意識するべき玄関と玄関ホールの比率や家全体から考える広さの価値、様々な意味でのスペースの提案。

2024年08月04日 | 設計の事デザインの事

 

細長い玄関を広く見せるコツ。

 

※玄関ホールの奥にFIX窓を設計し外側を透かす坪庭のデザインを提案

 

※夜になると空間にまた異なる表情を見せる玄関ホール

 

広さについても玄関は、

家に入って最初に目につく空間であり、

第一印象のためにも

広く見せたいという方も

多いかと思います。

※玄関室内を暗くすることで窓の外側、庭の風景も変化する提案

 

しかし、

間取りや土地の関係で

細長い玄関に

なるかもしれないと悩んでいる方は、

決して少なくありません。

※間取りの要素と室内、室外を繋げるデザイン提案で生まれる価値もあります

 

細長い玄関を

広く見せるコツについて

少し書いてみたいと思います。

 

細長い玄関でも

広く見せられる方法を知りたい方は

参考にしていただければ幸いです。

 

玄関のおすすめの広さ。

玄関の一般的に多い広さは、

3畳(1.65坪)です。

 

このくらいの広さは、

広すぎず狭すぎないスペースと

いえます。

 

もちろん、

家全体の面積によって

玄関に割り当てられる面積は

異なりますが、

3畳を基本として

考えることをおすすめします。

 

細長い玄関を

広く見せるコツについて。

 

玄関側が広い間取りにする。

 

玄関とホールのどちらかを

広くとれる場合は、

玄関を広くした間取りにしてください。

 

玄関側は靴を脱ぎ履きす

る場所であるため、

人の動作が大きくなりがちなので

ある程度の広さが必要です。

 

また、

玄関からホールに上がる

框(かまち)部分を斜めにして

奥行きに変化を計画すると

遠近法のような効果で

廊下やホール側も

玄関側も広く見えやすくなります。

斜めの効果です。

 

吹き抜けを取り入れる。

玄関に吹き抜けを採用し、

空間に高さを出すことで

広く感じる事も出来ます。

 

細長い玄関でも、

上に吹き抜けがあるだけで

開放感が生まれ、

実際より広く感じやすくなります。

 

また、

平屋の場合は

勾配天井を取り入れることも

おすすめです。

 

正面に窓を設置する。

玄関の正面に窓を設置することで、

広く感じられます。

 

玄関の正面に窓があると、

玄関に入った瞬間に

目線が外に行くため、

開放感を感じられます。

 

また、

窓から見える外の部分は、

照明で照らしたり、

樹木を植えたりすることで

印象にも変化が生まれます。

 

しかし、

窓を設置する際は

注意点もあります。

 

玄関から入るたびに

につくため、

こまめな掃除が必要です。

 

また、

時間帯や季節によっては、

まぶしく感じることもあります。

 

そのため、

玄関の正面に窓を設置する場合は、

窓を北側に考える事も

視野に入れてください。

 

採光タイプのドアにする。

玄関ドアや廊下側のドアを

採光タイプにすることで、

部屋が明るくなり

実際より広く感じられます。

 

色や明るさの効能は

広さにも変化を生み出します。

 

玄関を広く見せたいが、

間取り的に

窓は設置できない場合には、

ぜひ採光タイプのドアを

取り入れてみてください。

 

細長い玄関も、

狭い玄関も

間取りを工夫したり、

吹き抜けや窓、

採光ドアを取り入れたり

色の効能を反映することで、

実際より広く感じる空間にできます。

 

それぞれの暮らしの間取りに

最適な暮らしの提案を丁寧にと思います。

 

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暮らしとインテリアのアイデア、淡い色を活用する事で部屋の白さが広く感じるようになります、雰囲気を考えながら色の効果を設計に取り入れたデザインの提案。

2024年07月27日 | 設計の事デザインの事

暮らしとインテリアのアイデア。

 

明るく淡い色で統一すると

空間は広く感じられます。

 

部屋を実際のサイズ以上に

広く見せる手法の一つに

膨張職と呼ばれる白やクリーム色などの淡い色。

 

壁や天井だけではなくて

床材(フローリング)も

そういった色調で統一すると

窓から入る光も部屋全体に行き届きやすく

一層広がりが感じられます。

 

同様にソファやボリュームのある家具

室内で大きな面積を占める

ラグマットなども

そういった空間には

ナチュラルカラーや白系を

採用する事で

広さのイメージが生まれやすくなります。

 

但し、同色ばかりで揃えてしまうと

単調な空間となり

存在が「のっぺり」するので

選定はそのあたりを含めて

全体像を考える事が大切です。

 

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 窓にカーテンを取付しないという価値観も家造りの際には考え方の一つに、スッキリとした窓と周辺が風景や室内をシンプルに見せ部屋と暮らしのゆとりを生み出すように。

2024年07月23日 | 設計の事デザインの事

カーテン類が必要な家の計画にするのか

それともそうではない家の計画として

住まい造りを考えるのか?。

※窓にカーテン類を設けていない中庭のある家

 

間取りに対して窓の存在も重要です。

家や敷地を全体的にイメージして

家の間取りを考える際には

見える風景や

外観の見え方もそうですし

それ以外の機能面も含めて

広い目線の

そもそもカーテンは

必ずしも必要なのか?。

という事について考えていきたいと思います。

 

カーテンを閉めてしまうと、

光が奥の方まで届きにくくなります。

 

結果、

家の中に薄暗い場所が出来てしまい、

光が届かない

アパートの玄関や廊下のように、

朝から照明が必要になってしまいます。

 

家の場合、

リビングダイニングキッチンを

南北に細長くつくるコトが多いのですが、

カーテンを付けてしまうと、

大きな窓から近いリビングは明るいけど、

大きな窓から

遠いキッチンのエリアは

薄暗くなります。

 

カーテンが「いつも閉められている」

ということは、

家の中から外が

全然見えないということでもあります。

 

となると、

窓を沢山つくったとしても、

全く開放感がない家に

なってしまいます。

 

つまり、

明るくて開放感溢れる住まいとは真逆の、

薄暗くて閉塞感溢れる住まいに

なってしまうということです。

 

勿論カーテンを開けたままでも大丈夫

であれば問題ないですし

レースだったり別のトリートメントを

活用する場合もあります。

 

ですので、

の数や大きさと明るさや開放感は、

必ずしも比例しないということ

を覚えておいてください。

 

カーテンが開けられなくなるということは、

窓が開けられなくなる

ということでもあります。

 

となると、

せっかく風の通りを計算して、

窓をつくったとしても、

絵に描いた餅のように

なってしまいます。

 

そもそも開けられない訳ですからね。

 

ですので、

風通しのいい家にしたいのであれば、

もそもカーテンがいらないように

窓の設計をすればいい

という訳です。

 

カーテンだって汚れます。

カーテンレールの上にも

ホコリが溜まります。

カーテンを付ければ

掃除や洗濯の手間が増えます。

 

また、カーテンを閉めっぱなしにしていると、

ホコリも溜まりますし、

サッシやガラスなどの

結露にも気付きにくく、

知らない間に

カビが発生してしまっていた

なんてこともあり得ます。

 

という理由から、

カーテン類の無い家の計画にも

様々な理由が存在します。

 

家全体にカーテンを設置しようと思うと、

規模や窓のサイズ、

カーテンの相場にもよりますが

採寸、設置等も含めて

80万円~100万円ほどの費用が目安です。

 

少し大きな家になると

150万円~180万円程が目安です。

 

また、

風通しを良くするために、

無駄に沢山の窓をつくってしまえば、

窓代にも費用が掛かります。

 

カーテンありきで

間取りを考えてしまうのも

考えるべきです。

 

間取りと共に

カーテン類には

どのような意図を持たせるのか?

という事を意識するもの大切です。

 

カーテンを設置しなくていい家にするということは、

外から中が見えない家に

するということなのですが、

こうすることで、

プライバシーに優れた住まいになり、

より心豊かな暮らしを

送ることが出来るようになります。

 

少し想像してみてください・・・・・。

朝から自然の光が

たっぷりと注ぐキッチン。

風と光を感じながら

家族で朝食を食べている光景。

 

気候がいい時期、

心おきなく一日中窓を開けていられる

清々しい休日。

 

ご近所の目を気にすることなく、

ゴロゴロしていられる気持ちいいリビング。

 

こういったイメージも含めて

暮らしを実現することが、

自分たちの暮らしにとってどうなのか?

というところ。

 

家造りのイメージで

そういった分部も随分変わります。

 

このような住まいと暮らしを

そして安心して過ごせる家を

一つの価値観として

暮らし方をご提案できればと思います。

 

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開業を考えてテナントなどを使い物販、飲食、事務所等様々な業種がありますが開業の準備前にテナント選定について大切な事前の準備、不動産屋さんにも事前確認は重要です。

2024年07月21日 | 設計の事デザインの事

もともと事務所や

物販店が入っていたテナントで

飲食店を開業しようと考えている場合、

用途変更の手続きが

必要になるケースがあります。

※テナント案件での事例・商品ディスプレイ付き事務所事例

 

時々ですが、

インスタグラムを通じて

テナント案件でご相談を

いただく事もありますので

今回はテナントの用途変更についての

お話しを少し。

 

用途変更とは何か?。

なぜ必要なのか?。

どんなときにどんな流れで行うのか?。

用途変更手続きをしないとどうなるのか? 。

という点について

詳しくは立地条件(用途地域を含む)や

開業予定の業種等

個別案件で随分変わるので

ここでは少し要約して簡単に。

 

テナントを借りる際に注意が必要な

用途変更とは?。

 

テナントを借りて商売を始める際、

用途変更の手続きが

必要となるケースがあるので

注意が必要です。

 

用途変更とは、

建物の新築時に申請している

建物の使い道を

変えるための行政手続きのこと。

 

新築時には「事務所」「物販店舗」「飲食店舗」など、

その建物の用途を行政へ申請しています。

 

申請している用途と

違う目的で使用する場合は、

用途変更の申請手続きを

出さなくてはいけません。

 

たとえば決まったスタッフしか

出入りしない「事務所」と、

不特定多数のお客さんが出入りし、

厨房で調理をする「飲食店舗」では、

建物の安全基準が異なります。

 

法令その他で定められている

用途ごとの安全基準に

合わせる必要があるからです。

 

用途変更が必要となるのは

下記の2つの条件を満たした場合です。

 

〇用途を特殊建築物に変更する場合。

〇用途を変更する面積が200㎡を超える場合。

 

特殊建築物とは、

建築基準法第二条二項で

定められた

飲食店や百貨店、ホテル、映画館、倉庫、

物販店など。

 

事務所は含まれません。

 

また、

建築基準法上定められている

同じような業種「類似用途相互間」の変更には

用途変更は不要です。

 

用途変更が必要なケース例としては

300㎡の事務所を飲食店に変更する等

400㎡の飲食店を物販店に変更する等

 

用途変更が不要なケース例

150㎡の事務所をカフェに変更する

400㎡のレストランを居酒屋へ変更する

 

※それぞれ事前に特定行政庁や各種消防や

該当法令に関する行政への確認が必要です。

 

テナントの用途変更が

どんな流れでどのくらい費用がかかるのか?。

 

テナントの用途変更手続きは

自分で行うことはできず、

建築士・建築家へ依頼することになります。

 

「建築士・建築家なんて探せない」という方は、

もしも店舗の内装工事業者が

予め決まっている場合は相談し、

建築士・建築家を紹介してもらうと

良いかと思います。

※業者間で業務提携している場合もあるかと思います。

 

用途変更を行うには、

必要書類を揃えて

用途変更申請書を申請する必要があります。

 

用途変更に必要な書類は

検査済証(または建築確認書)のほか、

設計図面、付近見取図などです。

 

また用途変更申請時には、

建物が「既存不適格」に該当しないかも

チェックが必要です。

 

既存不適格とは?。

新築時には法律の基準を満たしていたが、

その後の法令の改正によって、

現在の法令を満たしていない状態の

建物のことです。

 

法令にっては法令順守期限付き

というケースもありますが

改めて計画や工事を行う際には

現在の法律に適合させる必要があります。

 

用途変更にかかる費用は、

イコール建築士・建築家への

依頼費用と立て替え金等です。

 

規模や難易度により異なりますし、

事前の調査や

復元する図面

行政対応や立会などによっても変わります。

 

開業に際して

用途変更が必要な場合には、

用途変更申請にかかる時間と費用も

開業のフローチャートに予定しておくことが

オープンまで円滑に進める為には重要です。

 

テナントの用途変更での注意点は?。

申請しないとどうなるのか?。

 

用途変更が必要な

条件をチェックして

うちは用途変更は不要だなと思っても、

全く何もしないのはちょっと危険です。

 

例えば150㎡の事務所を

飲食店にする場合。

 

200㎡以下なので

用途変更申請は不要ですが、

事務所と飲食店では

求められる建物の設備基準が異なります。

 

建物の構造や消防設備、

非常口などが

飲食店としての安全基準を

満たしているかどうか確認し、

満たしていないなら

法律に合わせる必要があります。

※管轄消防署へ防火対象物使用開始届等

消防署・予防課等の現場立会確認も

 

用途変更申請が不要だとしても、

事実として用途を変更するなら、

一度建築士・建築家へ

調査を依頼もらうことをおすすめします。

 

また、

用途変更申請が必要なのに

申請を怠った場合は、

建築基準法違反となり

罰則があります。

一度それぞれの内容をご自身でも

調べてみてください。

 

事故やトラブルが発生してからでは

遅いですからね。

 

 

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空間と家具と人との関係性を環境からも人間工学的にも心地よく過ごす為の設計の付加価値とインテリアと融合する間取り提案を考えています。

2024年06月08日 | 設計の事デザインの事

家具と暮らしの時間、

座っているのに疲れるという

過ごし方にならないように。

 


※インテリア・家具提案ショールーム・モルテー二大阪


何故、座っていても疲れるのか?。

食事、仕事、歓談、余暇の時間。

 

私たちは椅子に座って

様々なことを行い、

多くの時間を過ごしています。

 

座るという行為は

自重を何かに

預けているという状態であり、

立っているよりも

身体的な負担が

軽減されているという

状態です。

 

それにも関わらず、

長時間着座していると

疲れを感じる、

という人は少なくありません。

 

それはなぜか?。

 

立っているより

座っている方が楽なのはなぜか?。

 

まず立っているよりも

座っている方が楽と感じる、

あるいは実際そうであるという

理由を考えてみます。

 

筋肉の活動率の違い。

 

通常人は直立状態を

維持するには骨(靭帯)だけでは難しく、

「抗重力筋」という筋肉が

活動することで

身体のバランスを保っています。

 

端的に言えば、

重力に対抗して

正しく安定した姿勢を

維持しているという事です。

 

座っている状態は

抗重力筋の活動が

抑えられている状態ですから、

立っている状態と比べて

エネルギー消費が低い(状態)と言えます。

 

体内のエネルギーを

消費すると

乳酸と呼ばれる

疲労物質が生成されます。

これが疲れの原因の1つです。

 

よく“乳酸が溜まる”と言われるものです。

 

座っている場合は

筋肉の活動量が少ないので

疲労が溜まりにくい、

すなわち楽な状態だと

考えることができます。

 

もう1点交感神経と

副交感神経の作用

という観点でも違いは明白です。

 

立っている時は

交感神経が優位な状態とされます。

エネルギー代謝量が多いことに加えて

各種神経も興奮している状態です。

 

体内のエネルギーをより使うこと、

つまり疲労に繋がります。

 

一方で座っている場合は

副交感神経が優位な状態です。

 

穏やかな安静状態に

身体をコントロールします。

この2点から

立っているよりも

座っている方が楽だと

結論づけることができるのです。

 

では楽な姿勢をとっているのに

何故疲れてしまうのか?。

あるいは腰や肩に

痛み疲れを感じる事になるのか?。

 

それには以下のような

理由が考えられます。

まず背中のS字ラインの

崩れが考えられます。

 

人の背骨はS字型にカーブした形状です。

正しい姿勢だと

背骨のS字のカーブがしっかりと保たれ、

その姿勢を保つことで

疲労感が抑えられます。

 

しかし、実際には

椅子に座りパソコン作業などを行うと

頭が前傾し背骨のS字のカーブが

崩れてしまいがちです。

 

つまり背中が丸まっている状態です。

皆さんもデスクワーク時に

そのような状態を体験していませんか?。

 

段々と姿勢が崩れてきたり

肘をついてアゴを支えたり。

その状態をしばらく続けていると、

背中や肩の筋肉の張りや

内蔵の圧迫に繋がります。

 

また、前傾姿勢は腰や

椎間板への負担も

大きくなります。

 

S字型のカーブ=理想的な姿勢をサポート

それが出来ない椅子に

座ることが

着座時の疲れの原因に

なってしまうという事です。

 

あるいは椅子のサイズや

テーブル・デスクとの

高さのバランスが

自身の体型に合っていないという

可能性があります。

特に椅子の座面高に関しては

体圧分散を

効率よく行う意味でも

足裏がしっかりと

床に着くような調整が必要。

 

その上でテーブルの高さなども

椅子の座面高に合わせて

適切でないと

姿勢の歪みに繋がり、

疲れやすくなるんです。

 

疲れにくい椅子の条件とは?。

 

では所謂「疲れにくい椅子」とは

どのようなものを指すのか?。

それは背骨のS字カーブを

サポートしてくれて

体圧分散性に優れ

自身の体型に合っているものです。

 

椅子に座った際

自然と腰回りに椅子の背板が

フィットしてくれる椅子が

良いかと思います。

 

また、腰が当たる部分の面積が

広い椅子がお薦めです。

 

デザイン性が高くても

細いアームや背板の椅子は、

身体に当たる部分が狭いため

長時間の座面サポートには

向いていません。

 

人は長く座っていると

どうしても体を左右に動かし、

可動させながら

楽な体勢を整えます。

 

その際、

腰回りは可動させる程の

サポートの幅が無ければ

自然と体を動かすことができません。

 

フィット感が高いと

共に適度な可動幅があることで

疲れが出にくい椅子となります。

 

次に体圧分散とは

その名のとおり、

身体に掛かる圧力(=体圧)を

一か所ではなくできるだけ

複数の箇所や広い部分に散らして

身体の負担を和らげることを言います。

 

私たち人間の身体には

必ず曲線があり、

凸凹(でこぼこ)が存在します。

 

例えば平らな床に仰向けに

寝転んだ場合、

身体の中でも出っ張った

臀部・後頭部・肩甲骨など

床に触れる部分には

体圧がかかりやすくなります。

 

接地面に触れる面積を

多くすることは、

通常では接地しないような

身体のへこんでいる部分も

支えることができるので、

身体全体の負担を

減らすことが出来るという事です。

 

家具のデザインにも

間の体型を考えた曲線は

美しさを持って

座り心地の究極を表現しています。

 

実際に家具ショールーム等では

体感を味わいながら

心地良さを試すことが大切です。

 

同時に足裏が

床にしっかり設置する事も

この体圧分散においては

重要です。

 

僕がいつも間取りを考える際に

住まい手さん

家具ショールームへ

ご案内させていただくのは

空間との構成や相性も

大切にしつつ

椅子とテーブルのバランスや

心身との心地の具合を

イメージする為。

 

椅子に座っていて

疲れを感じる仕組みと

それを防ぐための

椅子の選び方について。

 

椅子を選ぶような時には

いくつもの候補から「これが良い」と

選定する時間も

丁寧に考えています。

 

暮らしと間取りと

インテリアから考える心地に

健康な暮らしという

観点からも「椅子」の事も

暮らしと共にイメージできるようにと思います。
 
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心地よさのデザインを和モダンの空間からイメージする「音」を奏でる雰囲気の提案、民泊計画を空間構成から考える時間、設計デザインの趣を居心地に。

2024年05月17日 | 設計の事デザインの事

 

居心地という音楽・・・・・。

よく建築は音楽にたとえられます。

※シンプルな空間に和の趣のイメージを提案した事例

 

確かにある空間に身を委ねていると、

耳に聞こえる音以外に、

見えてくるような音という概念があります。

 

それは誰かが

何かを意図して生み出した

空間の軌跡のようなものです。

 

音楽の趣味というのは

人それぞれで、

聴きたい音もあれば

そうではない音もあります。

 

僕は職業柄、

できれば休日は比較的

静かな音のする空間にいたいと願うものです。

 

実は今、

ご相談中の案件で日本の宿という

概念を考えています。

 

暮らす事と宿泊する事、

時間の流れのような空間に

ある意味・・・理想とする音を求めるのは

不可能ですが、

その中に空間の美学を貫きつつ、

隅々まで調和の取れた空間と

サービスを考える事で、

ほっと一息付けるような

時間と空間の音。

 

その空間の奏でる音楽に

浸るように空間と景色が生み出す

静かに対話を楽しんでいるような

そんな気分になる空間構成。

 

目に見えるものを操作することが

デザインだと思われがちですが、

そこに「人」が存在して

感度として生まれる

気持ちのデザインを

和の風情をっもって考えています、

静かで情緒ある音楽のように。

 

暮らしのことを価値観から

イメージしてみませんか?

 

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暮らしの空間に充実の「余白」が生まれるスキップフロアの魅力、注文住宅だから可能になる立体的な空間利用の設計デザインで快適な暮らしの空間を実現できる住まい造りの魅力。

2024年04月03日 | 設計の事デザインの事

暮らしの空間に

充実の「余白」が生まれる

スキップフロアの魅力。

※住宅の間取り設計で空間の段差を立体的に活用するスキップフロアの設計提案実例

 

家を建てる際、

「土地は狭いけど広く見せたい」

「いつも家族の気配を感じていたい」

というような悩みや希望が

浮かぶ方は多いかと思います。

 

そんな思いがある際に

間取りと共に

立体的な空間利用を考えた

暮らしのスペースとして

おすすめしたいのが「スキップフロア」です。

 

段差を活かして

空間を広く見せることができるので、

たとえコンパクトな住まいでも、

広々と感じられます。

 

そんな「スキップフロア」の魅力や、

注意点、

スキップフロアと

相性の良い間取りなどを・・・・・・。

 

スキップフロアとは、

1つの空間に、

さまざまな高さのフロアをデザインした

空間のことです。

 

例えば、

床から30センチくらいの

高さに設けたフロアは「小上がり」と呼ばれ、

リビングの小上がり和室などに使われます。

 

また、

1階と2階の間に設けたスペースを

「1.5階」や「中2階」と呼びますが、

こちらもスキップフロアです。

 

このように、

フロアごとの高低差で

空間を区切る方法を、

スキップフロアと呼びます。

 

段差をうまく活用することで、

デッドスペースを減らして

床面積を広く使ったり、

収納スペースを

増やしたりすることができます。

 

スキップフロアのある住まいでは、

次のような魅力が感じられます。

 

視覚的に広く見える。

スキップフロアのある間取りでは、

段差で部屋を区切ります。

 

視界をさえぎる壁が最小限ですむので、

空間が立体的になり

広がりが生まれます。

 

そのため、

部屋が広く見えて、

開放感を感じられるのが大きな魅力です。

 

自然光・風を取り入れやすくなる。

空間が上下につながっているため、

日当たりや

風通しがよいことも魅力です。

 

壁や扉が少ないので、

自然に風が通り抜け、

換気しやすい住まいになります。

 

また、

日当たりいい高いところに

窓を設ければ、

空間全体に明るい光が

届くようになりますし、

窓の外側に向けての

開放感も生まれます。

 

床面積を広く使える。

限られた面積を、

広く使える点も大きなメリットです。

 

空間を区切る壁が最小限で済み、

床の段差で空間を仕切っているため、

廊下を設ける必要もありません。

 

壁や廊下などの

無駄なスペースが省ける分、

リビングを広くしたり

収納を増やしたりすることができます。

 

家族とのコミュニケーションが増える仕組み。

自然と家族間の

コミュニケーションが増えるのも、

スキップフロアの魅力です。

 

空間がゆるやかにつながっているため、

声や気配が届きやすく、

どこにいるのかを感じやすくなります。

 

同じフロアにいても、

高低差によって

程よい距離感を保てるのもいいです。

 

知っておきたい注意点。

一方で、

人によっては

デメリットと感じることもあります。

 

事前に知っておけば、

そういう面も納得して

間取に取り入れることができます。

 

建築コストがかかる。

同じ面積の住宅と比べても、

スキップフロアには

材料や設計の手間が増えることで

建築コストは高くなる

可能性があります。

 

また、

壁がない分、

構造的な強度や耐震性を

通常以上に検討する事になります。

 

空調効率について。

 

空間を仕切る壁が少なくなるため、

空調効率が

低くなってしまうケースもあります。

 

せっかく一体感のある

間取りになっても、

室内の気温が

快適に保てなくては、

過ごしにくいですよね。

 

建物の気密性、

断熱性にも配慮して

プランニングしておくことが重要です。

 

プライバシー確保。

コミュニケーションが

取りやすいということは、

プライバシーの確保が

難しいケースもあるということです。

 

夜勤や部活動で

生活時間にズレがあるなど、

家族のライフスタイルによっては、

暮らしにくい可能性もあります。

 

家造りの際に行う

間取りと暮らしの条件整理の時間で

開放的でコミュニケーションの

取りやすい家にしたいのか、

お互いのプライベートを尊重し

干渉し過ぎない家にしたいのか、

その程よさを含めて

あらかじめよく検討しておくことが大切です。

 

バリアフリーのさまたげになる。

 

スキップフロアは

段差を活用した間取りですので、

バリアフリーの

考え方にはなじまないこともあります。

 

小さなお子様や

高齢の方がいらっしゃる場合は、

手すりや落下防止柵などの

対策も含めて計画しておくことが大切。

 

キップフロアと相性のいい間取り例

スキップフロアを取り入れるとしたら、

どのような間取りと

相性がいいのかイメージしにくいかもしれません。

 

スキップフロアと

相性のいい間取りを少し・・・・・・。

ビルトインガレージ

ビルトインガレージとは、

1階や半地下に作られる

住宅一体型の車庫のこと。

 

一般的な居室よりも

天井を低くできるので、

その分、

居室にあたる上階の天井を

高くしやすくなります。

 

ガレージの上にスキップフロアを計画し、

そこにリビングを設ければ、

座ったときに視点が下がり、

部屋が広く見えます。

 

吹抜け

開放的で、

どこにいても家族の気配を感じられる

「吹抜け」もスキップフロアとの

相性が良い間取りです。

 

スキップフロアを

ちょっとした隠れ家や

秘密基地のように利用して、

遊び心のある空間にすることができます。

 

ロフト

窓がなく、

天井高の低い空間はロフト収納や、

シアタールームにするのも良いです。

 

スキップフロアは、

デッドスペースを減らし、

空間をムダなく使いたいという方に

ぴったりの計画手法です。

 

スキップフロアは、

実際の面積よりも空間を広く活用することができ、

デッドスペースを

少なくできる点も魅力です。

 

家族の気配を感じやすく、

コミュニケーションの取りやすい

暮らしも叶います。

 

部屋を広く見せたい、

収納スペースを増やしたい、

室内空間に

メリハリをつけたいという方には

オススメのスキップフロア。

 

そのメリット・デメリットを

十分に理解したうえで、

アイディアや遊び心を活かした

暮らしの場面を計画してみませんか?

 

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機能的で美しいという事、ほんの少しの事かも知れないけれど大きく変化する感情と心地に語り掛けるような過ごす空間を考えるように、間取りだけではなくて考え方と空間と暮らす人に機能的である美しい暮らしの設計。

2024年03月27日 | 設計の事デザインの事

 

機能的で美しいという事。

寒い日が続くなと思っていたら

なんだか急に

春めいた気温が続く日も多くて、

奈良県でも県境で

標高も高く

気温が冷える地域でのリフォームもあり、

スタッドレスタイヤを新調したのですが

本領を発揮せぬまま

役目を終えそうな気がしてならないくらい

季節が進みました。

 

本来の機能を果たせず、

ただただすり減っていくことに

切なさを感じます。

 

そんなタイヤには申し訳ないですが、

好きな言葉のひとつである「機能美」について

少し触れてみたいと思います。

 

機能美とは、

建築・工業製品などで、

余分な装飾を排して

無駄のない形態・構造を追求した結果、

自然にあらわれる

美しさのことを指すことが多い言葉。

 

使いやすさと

見た目の美しさを兼ね

備えデザインされたものは

日常に溢れています。

 

例えば、

毎日使用するであろう

キッチンツールなどは

秀逸なものがたくさんあると思います。

日本におけるプロダクトデザインの第

一人者である柳宗理さん。

 

彼のデザインするキッチンツールは

美しい流線形が目を引きます。

 

トングやレードルなどは

一見するとごく普通の形状に

見て取れますが、

先端をほどよく尖らせ、

掴みやすいのに

食材を傷つけにくかったり、

丸ではなく楕円形にすることで

より注ぎやすくするなど、

僅かな形状の違いで、

普段何気なくしている動作を

少し楽に、

そして美しくしてくれる

そんな工夫がなされています。

 

インテリアのジャンルでも

機能美溢れる

プロダクトがたくさんあります。

1958年発売以来、

世界中で愛されている

傑作ペンダントライト「PH5」(ルイスポールセン)。

 

一度見れば忘れられない

特徴的なシルエットは、

外側のどこから見ても

電球が見えない

独自設計のシェードにより、

眩しさの抑えられた

優しい光を灯します。

 

単なる形態だけのデザインにとどまらず、

人と空間を美しく見せ、

幸せに暮らすことができる

光を醸し出すよう設計されていることから、

PH5は「モダン照明の父」とも

呼ばれています。

 

仕事や勉強に

毎日使う文具にも

面白いものがあります。

10個のキューブが

チェッカーフラッグのように

重なり合った

ユニークなデザインの消しゴム。

 

その名も「カドケシ」。

 

1つのカドがなくなってきたら、

ちょうどいいタイミングで

別のカドがあらわれ、

何度でも新しいカドで消す快感を

味わえるというもの。

 

消しゴムを日頃から

使っている皆さんからすると

気になる商品ではありませんか?。

 

空間や暮らし方をデザインする家も

機能的なデザインが

佇まいを美しいものとし、

生活において使い勝手が良い。

 

1つの方向に振り切っていても

良いのかもしれませんが

それぞれの家族や暮らしの方向性にとって

ほどよく馴染み、

バランスの取れたものであることを

心掛けたいと思います。

 

暮らしそれぞれにおいて

大切な空間の役目を

考えているところです。

 

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住宅の間取りと暮らし方の価値観、住まいの新築やリフォーム・リノベーションで暮らしやすいリビングを計画するコツ暮らしの環境や周辺状況とそれぞれの価値観を反映した間取りと設計プランが大切。

2024年03月26日 | 設計の事デザインの事

 

住宅の間取りと暮らし方の価値観。

新築やリフォーム・リノベーションで

暮らしやすいリビングを計画するコツ。

注文住宅を検討する際に、

間取り全体も重要なのですが

特にリビングについて

気になっていませんか?。

リビング空間は一般的に

生活の中心であり、

快適で魅力的な空間にすることは

非常に重要です。

生活の質を向上させるための

コツやメリット、デメリット、

さらには階段や収納、

照明計画についても

すこし書いてみたいと思います。

 

リビングを過ごしやすくて

使いやすい設計にするための

ヒントになれば幸いです。

暮らしやすいリビングのコツ。

生活動線を考える事・・・・・。

新築やリノベーション

リフォームの際に

リビングを快適に過ごすためには、

生活動線を考えることが大切です。

キッチンやダイニング、

リビングなどのスペースが

効率的につながっていると、

家事や家族との

コミュニケーションがスムーズに行えます。

 

料理をしている最中でも、

子供たちの様子を見ながら

会話が楽しめるのは、

魅力の一つです。

勿論夫婦間でもそれは同じです。

リビングのレイアウトは、

家族のライフスタイルにあわせて

検討する事が大切です。

ソファやテレビの配置、

ダイニングセットの位置などを

工夫することで、

リビングを使いやすく

魅力的な空間とすることが出来ます。

 

リビングの家具の配置によっては、

部屋が広く

感じられることもあります。

 

開放感と閉塞感のバランスを考える。

リビングは家族がくつろぐ場所であり、

開放感があることが大切ですが

それだけではなくて

それぞれの暮らしや

環境に応じた

閉塞感も実は重要です。

開放感を優先する場合は

大きな窓や吹き抜けを

リビングに設けることで、

自然光がたっぷり入り、

明るく気持ちの良い空間になります。

また、

広々としたリビングは

家族全員がストレスなく過ごせる

ポイントでもありますが、

近隣の住宅事情や

視界の状態によっては

閉塞感を優先して

ところどころに

開放感をデザインする事による

心地良さへの設計での

解決策もあります。

 

そのあたりのバランスは重要です。

 

適切な収納計画を考える。

収納はリビングの快適さに直結します。

 

家具や雑貨をすっきりと片付け、

スッキリとした空間を

保つために

収納計画を練る事は重要です。

新築の際でもリフォームの際でも

リビングには、

小上がりの床下収納や

壁面収納、

リビングクローゼット、

階段下収納など、

状況に応じた効率的な

収納スペースを工夫する事がポイントです。

照明計画を考える。

照明はリビングの雰囲気を

大きく左右します。

 

リビングには調光・調色できる照明を選び、

シーンに合わせて

明るさや色温度を調整できるように。

また、リビングに適切な

窓計画を行う事で、

自然光と人工照明を組み合わせて

快適な照明環境を

つくり出すことができます。

リビングを吹き抜けにするメリット。

リビングを吹き抜けにすると、

さまざまな魅力がうまれます。

リビング吹き抜けのメリット。

リビングが開放的で

広々とした空間になります。

 

高い天井が、

リビング全体に開放感をもたらし、

圧迫感を軽減します。

部屋が明るくなる。

リビングの吹き抜けに

方位や周辺環境を考えた窓を配置すれば、

自然光がたっぷりと

部屋に差し込みます。

色の反射効果も計画して

壁や天井、床に反射率の高い

色や素材を活用する事で

より明るさが担保されます。

 

明るいリビングは生活の質を向上させ、

視覚的にも魅力的です。

また、日中の電灯の使用を減少させ、

エネルギーの節約にもつながります。

 

風通しが良くなる。

吹き抜けは空気の流れを促進させ、

室内の空気が

新鮮で清潔な状態を保ちます。

 

それに連動して

季節に応じた快適な室温を

維持しやすくなります。

 

家族間のコミュニケーションが弾む。

吹き抜けは家族間の

コミュニケーションを活性化させます。

 

2階と1階が視覚的につながっているため、

家族が声をかけやすく、

互いに気配を感じやすくなります。

 

子供の様子を見守りながら、

会話を楽しむことができます。

※それぞれの家族の環境に応じた

  距離感が重要ですので

   一人になれる空間も同時に考えておくことが重要です。

 

リビングを吹き抜けにするデメリット。

リビングを吹き抜けにする際には、

いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

 

掃除やメンテナンスコストが上がる。

吹き抜け空間は高い位置にあるため、

清掃やメンテナンスが難しくなります。

 

天井や壁のお手入れ、

照明器具の交換などが

手間とコストがかかる可能性があります。

 

特に、

吹き抜け部分に埃やクモの巣が

たまりやすいため、

定期的なメンテナンスが必要です。

 

臭いや音が気になる。

吹き抜けは階下と上階の

音や臭いが伝わりやすくなります。

 

階段を使って移動する際の足音や、

上階からの声や音楽が

下のリビングに響くこともあります。

 

また、調理中のにおいや

煙も上階に広がり、

リビングに影響を及ぼす可能性があります。

それらのデメリットに対して

対策を計画しておくことが重要です。

 

2階のスペースが狭くなる。

リビングに吹き抜けを設けることで、

2階のスペースが基本的には狭くなります。

 

特に、

吹き抜けの部分を通ることができない為、

2階の部屋の配置や

利用に制約が生じることがあります。

 

1階から見上げた際には

2階のプライバシーにも配慮が必要です。

 

建物の強度への意識が重要。

吹き抜けを設ける際には、

建物の強度に注意が必要です。

 

強度的な補強に関しては

余裕をもった計画性が重要。

 

地震などの自然災害に対する

耐久性が低下しないように、

当たり前ですが、

適切な補強や設計が必要です。

 

リビング階段の間取り採用。

リビングに階段を取り入れることには、

多くの魅力的なメリットがあります。

 

リビング階段のメリット。

家族間のコミュニケーションが増えます。

例えば、

子供が外から帰ってきたときにも、

子供部屋が2階にあれば

必ずリビングを通ります。

 

そのため、

リビング階段は家族との

コミュニケーションの機会を増やしてくれます。

階段に居心地をよくする工夫を凝らせば

歓談そのものが

セカンドリビングのような魅力を持つようにもなります。

 

リビング階段は

リビングのスペースを

有効活用できる手段です。

リビング階段下のスペースを

収納として使うことで、

物の整理整頓がしやすくなります。

 

また、

階段自体がデザイン要素となり、

リビングを個性的で

魅力的な空間に演出します。

 

階段下収納としては

カスタム収納や本棚、

子供のおもちゃの収納など、

様々な用途に合わせて利用できます。

 

これにより、

リビングがスッキリと片付いた状態を

維持しやすくなります。

 

リビングに階段を設ける際には、

いくつかのデメリットも

考慮する必要があります。

 

リビング階段には

吹き抜け空間もポイントになるので

それと同様の注意が必要です。

 

リビングの収納計画のポイント。

 

ただし何事にも

量の適切化は重要です。

壁面収納。

リビングの壁面を有効活用して

収納スペースを確保する事。

システム収納を活用する事も

デザインの奥行きです。

 

場合によっては

リビングの壁面に棚板を設置して、

本や雑誌、飾り物などを収納できます。

リビングクローゼットを設置することで、

衣類や季節のアイテムを

整理しやすくなります。

 

引き出しやハンガーロッドを備えた

クローゼットが

比較的重宝されます。

 

リビングの照明計画のポイント。

調光・調色できる照明を選ぶ。

照明はリビングの雰囲気を左右します。

 

調光・調色ができる照明を選び、

シーンにあわせて

明るさや色温度を調整できるように。

 

リビングは家族や友人との

素敵なひとときを過ごす場所です。

 

生活動線やレイアウト、

収納計画、

照明計画など、

様々な要素を考えて

過ごしやすく暮らしに馴染む

空間となるように。

 

SNSのDMなどでのご質問も多いので

注文住宅の計画を考えている皆さんの

参考になれば幸いです。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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家造り住まいの設計デザインの際に必要な色選びや素材選び、システムキッチンに洗面化粧台、玄関扉や外壁など住まいには多くの色があり、その色や素材を検討する際のイメージとビジュアル検討と色選定の環境づくり。

2024年03月21日 | 設計の事デザインの事

 

知っておきたい「色選び」や「素材選び」のコツについて。

 

システムキッチンに洗面化粧台、

玄関扉や外壁など、

住まいにはたくさんの「色」が

使われています。

※外壁塗装色候補の提案用に色サンプル帳を屋外で垂直に立てて検討(日当たり)

 

※実際に塗装を施した家外観(数寄屋を意識した和風住宅)

 

※設計時のデザイン提案イメージ参考外観CG

 

※外構・門屋完成後の実際の外観

 

家づくりでは

これらの色選びを

行う事になるのですが、

色にはそれぞれが持つ特徴があります。

 

例えば「赤」は

交感神経を活発にするため

暖かく感じ、

反対に「青」は

副交感神経を刺激するので

体温を下げる効果があるといわれています。

 

「緑」は疲れた目や体に

一番やさしい色です。

 

色は今ここで挙げた以外にも

さまざまあり、

人間の目で見分けることが出来るものは

約700万色もあるそうです。

 

ですが人は

これだけの色を区別する

色名を持っていません。

 

そのため家づくりでは、

サンプルを見て

色選びをすることが多くなります。

 

ここで知っておきたいのが

「面積効果」というものです。

 

これは同じ色でも

面積が大きくなると

実際にサンプルで見ている色よりも

薄く見えるという

現象のことをいいます。

 

サンプルで選んだ色と

実際に完成したときの色が

違って見える

原因のひとつでもあります。

 

その他にもその色を選んだ時に見ている

照明の色や周辺の明るさ

外の太陽光でみているのか

それとも室内でみているのか?

 

色を見る際のサンプルの表面の質感や

視界に入る「色サンプル」以外の情報・・・・・etc。

 

そういった周辺情報と共に

組み合わせの色変化も

視野に入れる事が重要です。

 

家造りの設計をご依頼いただいた際、

サンプルをご覧いただく際に

僕がいつも話しをしている事は

使うシーンと同じ状況を加味して

サンプルを見る事。

 

壁紙などは影の影響や光の影響を加味して

テーブルの上だけで

サンプル帳を見るのではなく

天井の場合、

壁の場合と「角度」を同じにして

サンプルを見る事。

 

勿論照明も加味して・・・・・。

 

同時に周辺色の影響範囲も

お話しさせていただいています。

 

それは「床」で使用する色の反射が

壁にも色の見え方として影響する事。

逆に壁の色や天井の色が

床に反映され、

もうひとつ掘り下げると

窓に設置するカーテンやブラインド類の

ウインドートリートメントが

その色の見え方にも関与するという事。

 

つまり単体の色情報ではなくて

空間として構成される要素を含めた

色の検討が印象を左右するという事です。

※設計提案デザイン時のLDK室内イメージパース(内観パース)

 

※実際に完成し家具をレイアウトしたLDK内観仕上がり

 

そのため、僕は設計デザイン提案の際に

通常設計事務所が

行っているであろう以上の「室内パース」や「外観パース」

外構パース等を出来るだけリアルな

素材システムを使い

角度も変え設計としてデザイン提案の中に

組み込んでいます。

 

※設計提案デザイン時のLDK室内イメージパース(内観パース)

 

※実際に完成し家具をレイアウトしたLDK内観仕上がり

 

提案の質の違いは「イメージの理解度」にも

影響します。

 

大切なツールである

設計図書。

 

どれだけ詳細な設計図を描いても

情報密度を上げても

プロ同士、

業者間では伝わっても

住まい手さんには把握できない情報です。

 

 

イメージ図(参考まで)のビジュアルの方が

理解度が高いという事です。

 

寸法値も含めて

数字等でもそうですが

事実を書いていても

なかなかイメージは出来ません。

 

普段の仕事でも

会社などでも見慣れている

グラフ等が付いていた方が

数字だけみるよりも

分かりやすいと思いませんか?

 

住まい造りでも

情報とはそういう事です。

 

判断基準をデザインする事も

そういった家造りの際には

大切な時間となります。

 

なので、

家造りの際には

サンプル、

見本の打ち合わせも

本当に大切だという事。

 

打ち合わせの密度と時間と

設計のデザインと

提案行為自体の付加価値と

上質の意味を丁寧に。

 

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