忙しい人ほど
考えた方がよい「整理」と「整頓」の
違いを活かした
片付けの意識・・・・・。
※LDK・リビング階段途中と階段下横に壁と同化した収納を計画した間取りと内観デザイン提案の設計事例
仕事や家事が忙しくて、
なかなか片付けに
時間がかけられない。
家の中にモノが
あふれがちで
管理に困っている。
住まいの新築時や
リフォーム・リノベーション時
だけではなく
マンションを新たに購入して
引っ越しをされる方からも
そんなご相談を受ける事もあります。
そのような問い合わせの際には
多くの事を語らずに
シンプルなお話を
させていただくようにしています。
あまり多くの事を話すと
「専門的な情報」が
増えてしまいますから
意識から内容が乖離してしまい
「内容の整理」が
難しくなりますし・・・・・。
ですので
お伝えしているのは
「整理」と「整頓」を
正しく理解し、
実践することです。
実は普段何気なく使っている
この2つの言葉ですが、
役割がまったく違います。
違いを知り、
暮らしに取り入れることで、
普段行う行動も
環境も気持ちも
スッキリしやすくなります。
「整理」と「整頓」は何が違うのか?。
整理とは
「いるもの」と「いらないもの」を分類し、
「いらないものを捨てる」こと
例として
家やオフィスにある
古い書類や壊れた文房具、
期限切れの食品などを処分する。
整頓とは
必要なものを
すぐに取り出せる状態に
秩序立てて
配置すること。
例として
ファイリングのルールを決めたり、
使ったモノを
すぐ元の場所に戻したりする。
この二つを組み合わせた
整理整頓は、
いらないものを捨てて、
いるものを秩序立てて配置する
という片付けの
プロセスを指します。
まず始めるべきは「整理」です。
不要なモノを減らす。
仕事場(オフィス)でも家でも、
たいていは必要以上のモノを
持ちすぎているもの。
特にオフィスでは、
管理できる分量を超えた
書類を抱えがちです。
その状態では、
情報の価値を活かしきれず、
探しものに
時間を浪費してしまいます。
断捨離の考え方を住まいにも応用。
使わない食器や服、
思い出の品を
「今の自分に必要か?」で判断。
一定期間触れなかったものは、
思い切って手放す
※捨てる・リサイクル・譲るなど
まずは「整理」=不要なモノを減らすことで、
片付けへの
大きなハードルを
一気に下げられます。
※勿論「それ」が難しい人もいます。
その次に「整頓」、
使いやすさを追求する。
不要なモノを処分したら、
次は「整頓」です。
ポイントは大きく2つです。
戻す場所を決める。
ファイルや文具など、
用途ごとに定位置を設定する。
書類やDATAなら
「どのフォルダにしまうか」を
明確にしておくという事と同じです。
いつまで保管するかを決める。
特に緊急時の持ち出し品や備蓄品、
何かの資料やレシート類は、
必要な期間が過ぎたら
処分できるルールを決めておく。
ファイリングをオフィス、
仕事場だけではなく、
請求書や保証書、
取扱説明書など
家の中の書類管理にも応用すると
一層スムーズです。
一定期間を過ぎれば
捨てる仕組みにしておけば、
モノが溜まりにくい環境を
作ることが出来るようになります。
ペーパーレスを
採用する事も一つの方法です。
収納選びが片付け成功のカギです。
整理整頓しやすい収納を
計画する事で、
無理なくきれいな状態を
キープしやすくなります。
たとえば、
使用頻度の低いものや
貴重品は扉付きの収納へ。
湿気やホコリから守り、
必要なときにだけ取り出す。
使用頻度の高いものは
オープンラックや棚へ・・・・・。
目に見える位置に置いて、
取り出しやすさを
最優先的に計画。
これによって
定位置がはっきりするので、
自然と「元の場所に戻す」習慣が
身につきやすくなります。
情報量が少なくて
シンプルだからこそ
分かる・できる・続くという事。
分かるということ。
「整理」と「整頓」の
役割を理解して意識すると、
物が増えすぎる前に
対処ができる。
できるということ。
不要なモノがなければ
片付けはカンタンになります。
定位置を決めておけば
すぐ行動に移せるようになります。
続くということ。
ルールが明確ならば
無理せずキレイをキープでき、
探し物も減って
ストレスフリーに近づきます。
探しものに費やしていた
貴重な時間を省き、
快適な住環境や
家事時間等では
効率的な過ごし方ができる空間を
手に入れることが可能です。
まずは「整理」から始めて、
必要以上に
持ちすぎているモノを減らす。
不要なモノを処分したら、
「整頓」で必要なモノを見えやすく
戻しやすく配置する。
整理整頓しやすい収納や
ルールを導入すれば、
比較的無理なく続けられる。
いらないものを捨て、
いるものを秩序立てて配置する。
このシンプルな
プロセスを踏むだけで、
家も職場も見違えるほど
スッキリと整います。
ぜひ今試してみてください。
整理整頓を意識した暮らしは、
日々の時間と心に
大きな余裕を
もたらしてくれると思います。
暮らしの空間が
いつでもスッキリになる第一歩。
忙しくても、
片付けを後回しにせず
「整理と整頓」を
上手に活用すれば、
暮らしの質は
確実に向上します。
不要なモノを捨て、
必要なモノを
使いやすく整える・・・・・。
この基本が
再現性を持つことで、
探し物に煩わされる
日常から卒業できます。
ぜひ参考に、
住まいの間取りの中に
組み込んだり
店舗や事務所併用住宅の場合は
働く環境にあわせた方法で
取り組んでみてください。
もし収納プランや
具体的なツール選びで
お困りの方は、
ご相談ください。
ポイントは「習慣化」。
小さなステップを積み重ね、
シンプルなルールを決めるだけで、
部屋も気持ちも充実するように。
そうなれば
毎日がもっと
心地よくなるはずです。
「整理と整頓」の効果は、
日常生活や
日々の気持ちの
パフォーマンスを
グッと底上げしてくれる
大事な暮らしの要素です。
ぜひこの機会に
片付け力を意識して、
充実した暮らしの環境を
手に入れてみませんか?
シンプルな片付けこそが、
日々をより豊かにしてくれる
鍵となります。
まずは
使わない物の減らし方を
意識するところから、
一歩ずつ始めてみてください。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
暮らしの意識と時間を丁寧に。
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