奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

インテリアデザインは、 私たちの「感覚」に強く訴えかける要素を含んでいます、過ごし方のイメージとインテリア空間の考え方を意識する事で質の良い過ごし方の出来る住まいの設計とデザインに。

2024年02月01日 | 設計の事デザインの事

インテリアと集中力の向上関係性 。

※明るい素材感を活用したLDK空間

 

インテリアは私たちが過ごす場所の

雰囲気づくりや

精神衛生においても

重要な役割を果たします。

 

美しい、落ち着く、

あるいはその場に適切な

インテリアデザインは

快適性や美観を提供するだけでなく、

私たちの集中力や生産性にも

影響を与えることがあります。

 

家がオフィスという人も

多くなりましたし

リモートワークも日常化した現在、

今後もオフィスへの出社はせずに

在宅勤務が常態化する人は

増えていくかも知れません。

 

しかし、

家には様々な誘惑と

集中を邪魔してくる

要素が潜んでいます。

 

そのような中でも

快適に集中力を維持できる

環境をインテリアで確保しよう、

という考えもまた広まってきています。

インテリアデザインと感覚の関係性。

 

インテリアデザインは、

私たちの「感覚」に

強く訴えかける要素を含んでいます。

 

照明、素材、家具、

そしてそれらが持つ色彩など、

様々な要素が組み合わさって

空間の雰囲気を

生み出すわけですが

それらを生み出すインテリアと

そのデザインは、

私たちの心理的な状態にも影響を与えます。

 

例えば、

自然光を多く取り入れた

明るい環境は、

心の安定や気分の向上に

つながることが知られています。

 

一方、

暗い照明や閉鎖的な空間は、

静かな時間を過ごしたり

眠りを誘う魅力を持っています。

 

照度と色調はどのようなものが良いか

「照度」、つまりは

空間の明るさですが

例えば、

明るく広々とした空間は、

多くの人にとって

リラックスできる環境であり、

集中力を高めることができます。

 

また、照明の色合いを含めた

「色調」については

暖色系(赤・黄色・オレンジ)の色合いには

人の気持ちを高揚させる効果があります。

 

明るく元気というイメージの

象徴であり、

親しみやすさを与え、

高揚感の向上にも寄与します。

 

そのことから

発想力を求められるような

仕事の環境に最適です。

 

一方で寒色系(青・グレー・黒・白)

といった色合いは、

気持ちを落ち着かせて

集中力を高めるとともに、

真面目・誠実・冷静沈着

といった印象が強い色群です。

 

集中力を求められるような

環境には

最適なカラーとなり、

ホームオフィスのような

環境を構築するなら、

暖色系・寒色系の

バランスの良い組み合わせが

必要かと思います。

 

木を多用した空間の

集中力への影響は現在、

多くの自治体が

公共図書館等を見直すような

取り組みを行っています。

 

その事業計画を進めるにあたって

選ばれている素材が

いわゆる「木材」です。

 

木材には多くの効果が

期待されており

「内装木質化した建物事例と効果」

という形でまとめられているほどです。

 

内装に木を多く使った空間は、

そうでない空間に比べて

疲れを癒す効果が高く、

集中力も高まる。

 

そのような事実も

実験によって明らかになっています。

 

疲労の回復の度合いにおいても

木材を多く用いた部屋で

作業を行うのと、

それとは異なる空間で

作業を行うのでは、

前者の方は副交感神経の

活動が上昇しており、

疲労回復効果が

高いことを判明しています。

 

また、認知機能を維持する効果、

つまり木材を多く用いた部屋では

注意力の低下が

抑えられる効果が認められ、

これは脳の前頭前野の

活性が維持されるためと考えられます。

 

つまり木材を多用した空間では

集中力が落ちにくく、

疲れても癒し効果で

回復が早いことが期待できる

ということです。

 

木から受ける

視覚的・触覚的な印象が

複合的に作用しているのだろう、

という結論に至っています。

 

その他にも、

木材の香りにより集中力が

持続しやすく、

長時間にわたって

集中しても疲れにくいなど、

期待できる効果が多数あります。

 

このように、

インテリアに木材を多用することで

集中力が増し、

効率的に物事を進められる

環境になります。

 

そして、

壁に無垢材を貼り付けるなどの

大掛かりな手間を掛けずに、

その効果を取り入れることが

できるのが「家具」です。

 

なかでも仕事や勉強を

行う場となるデスクに

木そのものともいえる

無垢材を持ってくることで、

手触りによる癒しや

光の反射による目への

刺激の緩和といった効果

期待できます。

 

整理整頓の重要性。

整理整頓された空間は、

心地よさや安心感をもたらし、

集中力を高める助けとなります。

 

物の配置や収納の仕組みが

うまく整えられている場合、

私たちは必要なものを

すぐに見つけることができ、

散漫な考えにとらわれることなく

作業に集中できます。

 

同時に適切な姿勢の

サポートや適切な照明設備も、

長時間の作業中に疲労を軽減し、

集中力を維持するために重要です。

 

音響環境の調整騒音や

不快な音は、

私たちの思考プロセスを妨げ、

注意力を散漫にさせる

可能性があります。

 

そのため、

適切な断音設計や音響素材の使用、

または集中を助けるための

静寂な環境の提供が重要です。

 

集中力を高めるためには、

それぞれの環境に合った状態で

「ノイズ」も考慮した場所を

計画する事が望ましいと思います。

 

個々の好みや

パーソナル空間も

インテリアデザインと集中力の

関係に影響を与えます。

 

人によって集中しやすい環境や

好みのスタイルは異なるため、

自分自身のニーズや

好みに合わせたインテリアを

計画することが重要です。

 

自分が居心地の良い環境にいると、

心地よさや

集中力を高めることができます。

 

適切な照明や色彩、

快適な家具、

整理整頓された空間、

適切な音響環境など、

様々な要素が組み合わさって、

集中力を高めたり

居心地よ良くしたり

深いリラックス効果を得られたりします。

 

複合的な要素をどのように

家造りと

インテリアのデザインに取り入れるべきか?

 

自分自身のニーズや好みに合わせた

インテリアを知ったうえで

それらを取り入れることで、

より質の高い環境を

実現することができると思います。

 

暮らしの効能を丁寧に。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

模様替えや増改築について

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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気軽にご連絡ください。

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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注文住宅の新築・リフォーム(リノベーション)で考える暮らしの優位性を持った設計とデザインのカタチ、土地の使い方や建物の間取りと計画性の差で過ごしやすさや暮らしの質は随分と変わります。

2024年01月09日 | 設計の事デザインの事

家を新築する場合でも

リフォーム

リノベーションを

行う場合でも

理想のマイホームに

近づけるための発想。

 

※2階LDK(リビング・ダイニング・キッチン) 

 二階の特徴を最大限活用して 

 理想空間へデザイン提案過去事例

 

家づくりでは、

しばしば「理想と現実のギャップ」に

悩まされる方も

多いかと思います。

※2階LDK(リビング・ダイニング・キッチン) 

 二階の特徴を最大限活用して 

 理想空間へデザイン提案過去事例

 

夢がどんどん膨らむ一方で、

予算や資金調達、

土地の広さや立地条件、

地域環境や

風土といった

シビアな現実問題が

立ちはだかります。

※2階LDK(リビング・ダイニング・キッチン) 

 二階の特徴を最大限活用して 

 理想空間へデザイン提案過去事例

 

たとえば明るくて

開放的なリビングを希望しても、

敷地は狭いし

まわりの家も迫っているから

無理だろうな・・・・・。

 

という風に

あきらめてしまったり。

 

けれど、

本来の自由設計や

注文住宅・建築家との家造り等での

良いところは、

それぞれの設計事務所や

建築家の資質にもよりますが、

プラン作成の工夫と

アイデア次第で

理想のマイホームに

近づけられる事です。

 

敷地が狭く隣近所が近いなら、

2階にリビングを

もっていくことで

近隣からの視線を

遮ることが出来て、

そうすることによって

日当たりの悪さも

クリアできます。

 

リビングに少し広めの

ベランダやバルコニーを

計画する事で、

居心地の良い

アウトドア空間も

確保できる間取りも

考えられます。

 

プラスワンの空間として

BBQやアウトドアスペース

リビングの延長としての

屋外空間も考え方次第です。

 

ただし、

玄関が1階にあると

訪問者の対応が大変で、

二階建てでも

寝室等と同じように

高齢になったとき

階段の上り下り(昇降)が

心配になるといった

デメリットも考えられます。

 

となれば玄関を2階にしたり、

将来を見据えて

ホームエレベーターや

階段昇降機が

設置できるような

スペースを確保しておく

といった選択肢も

見えてきます。

 

家づくりには

さまざまな

メリット・デメリットがあります。

 

その中で、

できるだけ理想の

マイホームに近づけるには、

「何を優先するのか」

「デメリット部分の対策をどうするか」

といった発想で

家づくりに取り組むことが

大切だと思います。

 

敷地(土地)探しからの場合も

同じことです。

 

デメリットだと思っていたことが、

設計やデザインの工夫と

アイデア次第で

わが家の個性になることは

よくあります。

 

あきらめる前に、

ぜひ一度、

注文住宅の優位性に

触れてみてください。

 

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注文住宅から考えるデザインの持つ意味と付加価値と有効性、家の間取りと敷地の間取り、補う日常的な暮らしの外観の風景、佇まいとして考えつつも安全性も備えた暮らしの庭は外部空間としての意識も大切に。

2024年01月07日 | 設計の事デザインの事

家の間取りと敷地の間取り。

※門屋を設けつつも外部の出入口を

 3か所設けたルートを持つ

 建築計画+外構計画の実例

※門屋を設けつつも外部の出入口を

 3か所設けたルートを持つ

 建築計画+外構計画の実例

 夜間の防犯と動線も兼ねた計画

家づくりや暮らしの事を考える際に

検討しておく安全性や性能と共に

住みやすさや日常を考えた

家と庭のバランス。

※開放感を持たせて視界を広げる外構と

 間取りの計画実例

 ガレージハウスでの間取り

 芝生と土間の外構にも理由があります。

 過ごし方同様に愛車と家の関係性も

 外構計画に含んでの計画実例

※開放感を持たせて視界を広げる外構と

 間取りの計画実例

 ガレージハウスでの間取り

 芝生と土間の外構にも理由があります。

 過ごし方同様に愛車と家の関係性も

 外構計画に含んでの計画実例

 夜間の防犯と庭での移動も兼ねた計画

家づくりで

最も力が入ることのひとつに

家の間取りがあると思います。

家づくり=家の間取り程に

に考えている方も

多いと思います。

しかし、

家と庭、

窓と出入口、

道路までの出入りや

日常的な駐車スペースや

屋外の物置、

家と外の風景としてのバランスや

過ごし方のバランス

暮らしを考えた際に

防犯面や火災、

地震などでも災害時での

避難の事など

敷地の間取りも

住み始めてから気付くことが

沢山あると思います。

便利だけではありませんが

暮らしやすさや過ごしやすさ

生活の一部となるのは

家の中だけでは成り立ちません。

必ず外部との

関わりの中で営まれます。

そこでひとつの目安として、

敷地の間取りを

次の5つに分けて

間取りと共に

事前にプランに盛り込んで

考える事を

おススメしています。

1)「家」/敷地の間取りでは

  「家」も間取りの一部と考えます

2)「庭」/非常時の退避準備や

     防災用の備品倉庫置場として

     日常的な過ごし方では風景として

     バーベキューや家庭菜園、

     遊び場など

     楽しみ方はいろいろです。

3)「駐車スペース」/来客時の

     駐車スペースや、

     将来的な変化も考慮

4)「前庭」/門から玄関までの

     アプローチや玄関ポーチ。

     家の顔にもなるので

     雰囲気も重要ですし

     いざという際のルートとしても

     検討が重要な場所。

5)「サービスヤード」/洗濯物を干したり

     ストックスペースとしたり

     生活感が出る空間なので

     「前庭」との位置関係も

     考える事がポイント。

こうしてみると「敷地の間取り」が

家づくりに

大きな影響を及ぼすことが

よく分かると思います。

家のデザインや

広さ(面積)は

敷地の形によりますし、

道路との関係にも左右されます。

良い条件ばかりでは無い

かも知れませんが、

敷地と敷地の

周囲環境をじっくり分析して、

敷地を有効活用できる計画性は

家の間取りを検討する際に

必要な要素です。

敷地に対して

家の建てる位置関係は

もうすでにその時点で

検討すべき要素ですから。

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自宅を新築したりリフォームする機会に サウナを併設して楽しんだり サウナの為の 週末住宅を計画したり というケースもありますが、サウナ併設のオフィスも 実は増えていたりします。

2023年12月18日 | 設計の事デザインの事

自宅を新築、リフォームする機会に

サウナを併設して楽しんだり

サウナの為の

週末住宅を計画したり

というケースもありますが、

サウナ併設のオフィスも

実は増えていたりします。

※MEGA BOX ハイスペックサウナ

 

 

近年サウナの利用が色々なメディアで

紹介されるようになってからは、

オフィスに導入する企業も

増えてきています。

そういう事もあり、

国内の企業でもサナブームがオフィスにも。

サウナを導入するオフィスが増えていて、

仕事のリフレッシュや

コミュニケーションの場などに

活用される事例もあります。

 

サウナ併設のシェアオフィスなども

登場しており、

ビジネスシーンにおける

サウナの存在感が増しています。

 

Café空間や図書空間を備える

オフィスと同じく、

オフィスにサウナを設置する

メリットも存在しています。

 

サウナのあるオフィスで働くことで、

さまざまなメリットが

生まれやすくなりますから。

 

気持ちの切り替えになる。

短い時間で

たっぷり汗をかいて

リフレッシュできるサウナは、

仕事の合間に

気持ちを切り替える手段にも。

 

オフィス内にサウナがあれば、

仕事が行き詰ったときや

アイデアが出ないときに、

気持ちを切り替えて

効率よく仕事を進められます。

 

散歩やスポーツなどでも

気持ちの切り替えは可能ですが、

仕事中に時間をとるのは

なかなか難しいですよね。

※今ならチョコザップもありますが・・・・。

 

サウナなら1セット10~15分もあれば

汗をかいて十分リフレッシュできるので、

仕事中でも活用しやすいかと思います。

 

社員同士のコミュニケーションを促進する。

オフィスにサウナを設置することで、

社内のコミュニケーション促進に

つながるのも意外なメリットの1つ。

 

たっぷり汗をかいて

リフレッシュした後の「ととのえと」も、

社員同士の交流や

意見交換の活性化効果が

期待できます。

 

出社や仕事のモチベーション向上。

オフィスのサウナが

出社の楽しみや

仕事のごほうびになり、

働く人のモチベーションアップ効果も

期待できます。

 

サウナは気持ちの中での

疲労回復や美容効果なども

注目されており、

男女問わずオフィスに行く

楽しみの1つになる

可能性があります。

 

働く環境の楽しさや過ごす時間にも

付加価値のある時代として考える事も

大切だと思います。

 

福利厚生の一環として打ち出すことで、

サウナ好きの優秀な人材獲得にも

つながるかもしれません。

 

社員のQOL・エンゲージメントの向上。

サウナを設置することで、

社員のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)や

エンゲージメント向上効果も

期待できます。

 

サウナでリフレッシュして

効率よく仕事を進められれば、

残業を減らして

家族とのコミュニケーションや

趣味の時間や自己研磨を増やすことも。

 

また、社員に対する

福利厚生に取り組む姿勢を

見せることで

エンゲージメントが高まり、

生産性アップにもつながる可能性も。

 

会社のイメージアップにつながる。

前述したようにオフィスサウナは

福利厚生の一環としても

注目を集めており、

導入することで

会社のイメージアップにもつながります。

 

サウナによって

働きやすい環境を整えることで、

エンドユーザーにも、

取引先にも

もしかしたら

良い印象を与えることが・・・・。

 

サウナの本場フィンランドでは、

商談の前後に

汗を流して交流する文化も。

 

オフィスのサウナに

取引先を招待して

交流を深めるなど、

ビジネスにも良い効果が

あるかもしれません。

 

オフィスにサウナを設置する方法と

費用相場。

 

実際にオフィスに

サウナを設置する方法は

いくつか考えられます。

 

それぞれ特徴や費用相場が異なるので、

オフィスの状況に合わせて

適切な設置方法を選ぶことが大切です。

 

ベランダにテントサウナ設置。

省スペースで簡単に設置できる

テントサウナは、

かなり導入のハードルが低い方法です。

 

ベランダにある程度のスペースがあれば、

テントやストーブを

組み立てるだけで

簡単に設置できます。

 

本格的な製品でも、

テントとストーブで30万円前後が相場で、

設置工事も不要なので

それ以外の費用はかかりません。

 

ただし、

テントサウナは

使うたびに設置と

片付けをしないといけないのが

デメリット。

 

また、テナントビルに

入居しているオフィスでは、

管理規約でベランダの使い方が

制限されているケースもあります。

 

テントは耐久性も低いため、

お試し導入でサウナの効果を

確認してみる場合に

向いているかと思います。

 

屋上にバレルサウナ設置。

屋上を使えるオフィスの場合、

木製のバレルサウナを

設置する方法もあります。

 

バレルサウナは

スペースさえあれば設置可能で、

特別な工事が不要なため

意外と設置ハードルは低め。

 

本体価格も100万円前後の製品が多く、

比較的リーズナブルな点も

魅力的です。

 

木製のバレルサウナは

室内のクオリティが高く、

ストーブの選択肢も広いため

本格的なととのい空間を

つくれるのも

うれしいポイントだと思います。

 

ただし、

テナントビルの場合管理規約が

影響する点と、

建物の耐荷重が

課題になるケースもあるので

注意が必要です。

 

屋上に広めのスペースがあり、

管理規約や耐荷重をクリアできれば、

検討する価値が大きい

設置方法だと思います。

 

オフィス内に

ボックスサウナを設置。

 

オフィス内にスペースの余裕があれば、

既製品のボックスサウナを

設置する方法もあります。

 

ボックスサウナは

電源さえあれば設置可能で、

製品だけ注文すれば

比較的簡単に組み立てられます。

 

製品価格も数十万円~百万円前後から

選ぶことが出来るため、

導入しやすいのも魅力的。

 

ただし、

価格が安いボックスサウナは、

遠赤外線ヒータータイプで

店舗のように

室温が上がらないものも

あるので注意が必要です。

 

また、

四方を壁に囲まれているため

圧迫感が大きく、

意外とリラックスできず

飽きてしまうという意見もあります。

 

リノベーションでサウナを設置。

クオリティの高い

オフィスサウナをつくるなら、

レイアウト変更を含めた

リノベーションで設置するのも

1つの手です。

 

リノベーションなら

既存オフィスのレイアウトを

最適化しつつ、

サウナのための

スペースも無理なく

生み出すことができます。

 

また、既製品よりも

開放感やクオリティを高めて、

オリジナリティと

魅力にあふれるサウナをつくれるのも

リノベーションのメリットです。

 

オフィスリノベーションの費用相場は、

1坪あたり10~30万円が

相場と言われています。

 

オフィスに設置できる

サウナ製品は、

広さやクオリティによりますが

200万円~が相場になるかと思います。

※既存状況や設備の改修程度により変わります。

 

オフィスのサウナ導入で

考えるべきポイント。

実際にオフィスへの

サウナ導入を検討するときは、

課題・注意点について

考えておくことが重要です。

 

サウナ室の広さと設置サイズ。

開放感や利用人数と

設置サイズのバランスは、

オフィスサウナ設置で

しっかり考えるべきポイントです。

 

1人用のコンパクトなサウナでも

効果は期待できますが、

せっかくオフィスに置くなら

少なくとも2人用以上の広さが

欲しいかと思います。

 

しかし、

サウナ室が広くなれば

当然設置スペースも増大するため、

オフィスへの導入難易度は

高くなります。

 

サウナ室のクオリティや

利用状況、

オフィスの面積や

動線を踏まえて、

最適な広さを考えてみてください。

 

水風呂の確保。

サウナで汗をかいた後の

水風呂の確保も、

大きな課題となります。

 

浴槽の場所を確保できても、

水温が上昇する夏場は

水道水だと十分に楽しめない

可能性があります。

 

店舗サウナと同じように

楽しむなら、

チラー(冷却水循環装置)で

一定の水温をキープする

必要がある訳です。

 

特に、設置型のサウナを

オフィスに導入する場合は、

水風呂の設置場所や

クオリティまで考えておくべきです。

 

サウナストーブの種類と機能性。

サウナのクオリティは、

ストーブの種類や機能によって

大きく左右されます。

 

サウナストーブには、

大きく分けて薪・ガス・電気の

3種類があります。

 

それぞれ運用方法の

ハードルが異なるため、

サウナの設置場所に

合わせて選ぶことがポイントです。

 

信頼性とメンテナンス性。

サウナ室やストーブを比較する時は、

信頼性やメンテナンス性にも

注目する事が重要。

 

価格の安いサウナ製品は、

木の品質やストーブの信頼性が低く、

故障リスクが高くなります。

 

サウナは長いスパンで使う

設備ですから、

故障や修理を繰り返すと

かえって高くついてしまう可能性も。

 

長く使うことを考えると、

日本の気温や湿度に適した

国産材、国内代理店がある

正規品のストーブを

選ぶのがおすすめです。

 

実際にオフィスで働く

社員の意見を採り入れることも、

サウナ導入の

重要なポイントです。

 

例えば、

仕事のどんなシーンで

サウナを使いたいのか、

普段どんな入り方を

するのかなどの意見は、

サウナづくりのヒントになります。

 

サウナが苦手、

または入ったことがない

社員が居るなら、

初心者でも入りやすい状態で

簡易的に体験してみるなどの

一時的な取り組みも必要です。

 

社員で有意義な使い方が出来るように

会社での働く時間の在り方を想定し、

理想的な環境改善に

サウナを取り入れる事も

手段のひとつかも知れません。

 

勿論、家を新築したり

リフォームしたりする際の

自宅時間の充実化に「自宅サウナ」も。

 

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家造りと暮らしの事色々と、照明計画・電気・灯りと明るさで変化する暮らしの心地良さとの関係性、過ごす場所にどれくらいの明るさが程よいのか?個人差で異なる雰囲気と趣に対する意識も大切に。

2023年12月06日 | 設計の事デザインの事

 

住宅を建てる際、

照明計画は部屋の雰囲気や

生活の快適さに

大きな影響を与えます。

そのため、

暮らしたい雰囲気に

適切な照明を選び、

適切な明るさに調整する事で、

暮らしやすさを持つ

理想的な住環境に

近づくことが出来ます。

照明の種類

シーリングライト

 

天井に直接取り付けられ、

広い空間を均一に照らす照明。

このタイプの照明は、

薄型のデザインが人気で、

部屋を広く見せる効果もあります。

 

特に色味や

光の明るさを調整できる

タイプがおすすめです。

間接照明。

光を壁や天井に反射させて、

柔らかな光を広めに

拡散する照明です。

 

そのため、

部屋の雰囲気づくりに適しています。

 

また、

リビングルームや

ベッドルームに配置することで、

くつろぎの場を演出してくれます。

 

ダウンライト。

天井に埋め込み、

下方を照らす小型の照明器具です。

ダウンライトには、

部屋をすっきりと

広く見せる効果があります。

 

また、キッチンや

ダイニングエリアに設置することで、

明るく使いやすい

空間をづくりにも役立ちます。

ペンダントライト。

天井から吊るすタイプの

照明のことです。

 

大型のものは主照明として、

小型のものは補助照明として

役割別に使う事も雰囲気づくりには

役立ちます。

 

特に、

ダイニングテーブル上に

ペンダントライトを配置することで、

食事の時間を

特別なものにも演出してくれます。

補助照明や演出の種類として、

スポットライト。

 

特定の場所を

ピンポイントで照らす照明。

 

壁や天井に取り付けて、

部屋のポイントを

際立たせるのに適しています。

 

また、アートや装飾品を

引き立てるのにも

役立ってくれます。

 

足元灯。

壁の下部に取り付けて、

足元を照らす照明のことです。

 

足元を明るく照らしてくれるので、

夜間の安全確保に役立ちます。

 

そのため、

階段や廊下に設置することで、

まぶしさを抑えて

暗闇での移動を

安全にするのが

おすすめの使い方です。

 

照明計画のコツ。

注文住宅の照明計画を

より良いものとする為には

必要とする

明るさのイメージを持つことです。

 

照明を取り付ける部屋ごとに、

必要な明るさを

明確にしておくことで

選択肢が変わります。

 

明るさが不足すると、

日常の活動に

支障をきたしてしまいます。

 

例えば、

リビングルームでは、

くつろぐために

過不足のない明るさが必要です。

 

直接照明と間接照明。

照明には大きく分けて

「直接照明」と「間接照明」の

2つのタイプがあるので、

部屋の用途に合わせて使い分けるように。

 

直接照明は明るさを重視し、

間接照明は

雰囲気を演出するために

使うのが最適です。

 

また、

各部屋によっても

どちらのタイプが良いかは異なり、

例えば寝室では、

間接照明がリラックスには

適しています。

 

光の色を意識。

最後に、照明の色温度を考慮する事。

 

勉強や作業には昼白色、

くつろぎの時間には

電球色が適しています。

 

また、

光の色温度を調整できる

「調光機能」を持った製品を

選ぶこともポイントです。

 

注文住宅の照明計画は、

部屋の雰囲気や

生活の快適さを左右する

重要な要素です。

 

そのため、

照明選びの際は

必要な明るさに対して

ご自身でも「イメージ」を持つことが大切です。

 

明るさの必要性が

どの程度であるべきなのか?

ご自身の暮らしに対して

まずはイメージを持つことで

結果は随分異なりますから。

 

間接照明を適切に使い分け、

光の色温度にも注意を払うことで、

魅力的な空間となるように。

 

過ごし方の価値を

灯りの効能からも

丁寧に考えてみませんか?

 

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日常の暮らしに灯りのエッセンス、明るさの濃淡が生まれる事で室内空間の雰囲気や居心地が変化するという事、間取りだけではなくて、灯り、照明や日照を操る設計とデザインの効能。

2023年12月02日 | 設計の事デザインの事

 

日常の暮らしをさらに豊かに。

※夜間室内空間をイメージCGにて提案の過去事例

 

幸せな時間をつくりだす

灯りと空間の関係を

いつも考えています。

 

光の組み合わせを考えるという事。

 

インテリアのムードを重視する事。

 

ただ明るいだけの

直接的な照明だけでなくて、

間接照明を上手に組み合わせた

照明計画を取り入れることで

空間のイメージは変化します。

 

照明は一部屋の天井に

大きめのものをひとつ

というのが

日本の住宅では

まだまだ一般的かも知れません。

 

けれどショップやホテルなどの

ライティングでは、

もっとたくさんの照明が

使われている気がしませんか?

 

おしゃれなライティングによって

空間に濃淡も生まれつつ

奥行きの変化や陰影によって

部屋の質感や居心地も変化します。

 

複数の照明を使った

光の組み合わせによる効能。

 

その成果として「影」が

生まれます。

 

影をつくる配置を心がける。

空間に

明るいところ

暗いところを

つくることを心がけます。

 

空間の暗いところ=「影」の部分が

部屋に奥行きを持たせ、

立体的な空間を演出するからです。

 

そしてその部屋で

どう過ごすのかを考えながら、

影になった壁や天井、

コーナーなどの

数カ所に明かりを計画しています。

 

まず真っ暗な部屋を想像し、

ひとつずつ明かりを足していくと

考えやすいかもしれません。

 

部屋の隅々まで

同じように照らすのではなく、

必要に応じて明かりを置き、

光と影のリズミカルな

グラデーションをデザインする事。

 

それがおしゃれで

過ごすシーンに合わせて

快適なライティングを生み出す

最大のポイント。

 

具体的には

天井を照らすという事。

 

天井を間接照明で照らすことで

天井から部屋全体に

光が拡散します。

 

天井側は淡く明るく、

足元はやや暗めとなり、

部屋全体を落ち着いた、

リラックス感ある雰囲気に

してくれます。

 

壁を照らす壁を

間接照明で照らす事で、

光で照らされている部分と

照らされていない部分の

濃淡が出ることで

部屋に立体感を生み出します。

 

空間を照らすという発想。

部屋の一部だけを照らしたり、

部屋の隅を暗い状態にすることで

部屋に奥行きが生まれます。

 

光源を部屋の隅に置き、

離れた天井を照らすようにする事で

奥行も生まれます。

 

天井を照らすシーンでは

ブラケット(壁付照明)が

重要な役割を果たしています。

 

壁を照らして濃淡をつくります。

 

影をつくるには

間接照明の存在が欠かせません。

 

空間毎に使い分けるデザイン。

 

観葉植物と

スタンドライトの組み合わせ。

 

コーナーの観葉植物に

密接するように

スマートなスタンドライトを

レイアウトも手法の一つ。

 

木がライトアップされると

ちょっと幻想的な

雰囲気になります。

 

外構でもそうですが、

室内の観葉植物を間接的に

又は直接的に照明で

シーンを浮かびあがらせるように。

 

床から天井に向けて

観葉植物を照らすことで、

部屋に立体感を生むことも出来ます。

 

スポットスタンドを

テレビの裏に置く。

 

基本的に黒であるTVの後方に

照明を持ってくることで

メリハリによる空間の広がりをつくり、

部屋の奥行きをつくり出す事も

部屋の印象に変化を生み出します。

 

キャンドルを使う事も。

そもそも、

人が灯りを最初に手にしたのは

炎が最初でした。

 

炎には空間を浄化し、

生命力や波動を

高めてくれる効果があるといわれ、

古来より世界中で

使われてきた灯りをとる

手段である「キャンドル」も

シーンを生み出すコツ。

 

以前にも書きましたが

キャンドルの灯りのゆらめきには

1/fゆらぎと呼ばれる効果があり、

1/fゆらぎは心臓の鼓動と

同じリズムなので

リラックスできる。

 

滝から出るよりも多い

マイナスイオンが発生し

疲労感、ストレスの解消効果がある

食事中に使うと「炎」という

目のやり場が生まれるので、

緊張感を和らげてくれる。

 

薪ストーブの炎もそうですよね。

 

キャンドルのあかりと

間接照明をミックスさせた照明が

人をリラックスさせる。

 

照明には

専門のスペシャリストが

存在するくらい

奥深くて専門用語も数多い分野。

 

それだけ人の暮らしに

密接に関わっているものですが、

意外に照明計画を

事前に調整していない物件にも

出会う事があります。

 

もう他社で

建築を終えていたりする方から

ホームページを通じて

ご相談をいただいたり・・・・・。

 

キャンドルの話しもそうですが

炎の揺らめきが存在する事で

居心地に

変化が起こる事と同じように

同じ空間、部屋であっても

照明計画や

インテリアのレイアウトによって

空間の価値や居心地は

変化するものです。

 

日々の暮らしを

ある意味では贅沢に、

そして豊かなものにする「灯り」。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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間取りと暮らしに収納の関係性をデザインするように、ファミリークローゼットのある暮らし、階段近くや玄関近く、水回りの洗面脱衣室近く等、計画する位置関係で使い勝手も変わります。

2023年11月29日 | 設計の事デザインの事

 

注文住宅で考える

ファミリークローゼットのある暮らし。

※ハンガーパイプをメインにしたファミリークローゼット

 

注文住宅で

ファミリークローゼットを

計画する間取り計画。

※棚をメインにしたファミリークローゼット

 

家族で共有できる

ファミリークローゼットが一つあると、

生活動線が楽になる、

より便利に生活できるなど

多くのメリットがあります。

 

しかし、

そのメリットを生かすためには、

目的に合わせた配置やm取りを

知っておくことが大切です。

 

ファミリークローゼットとは何か、

メリットやおすすめの間取り、

注意点について。

 

ファミリークローゼットとは、

家族の衣服などを

全員分まとめて収納できる

クローゼットの事です。

 

家事を行う際などの

間取りと家事作業をよくするために

採用する場合があります。

 

洗濯物を全てまとめて片付けられる、

外のホコリや菌を

持ち込ませないなどの

メリットがあります。

 

家族の動線や設置目的によって

どのように配置されるかは

大きく変わります。

 

ファミリークローゼットの

メリットとして

近年人気が高まっている

ファミリークローゼットですが、

なぜファミリークローゼットを

採用するケースが多いのか?。

 

洗濯動線が改善されるという事。

ファミリークローゼットがあると、

洗濯物を一つの部屋で収納できるため、

洗濯動線の改善に効果的です。

 

ファミリークローゼットがない場合、

家族の部屋ごとに

洗濯物を収納することになり、

手間がかかります。

 

ファミリークローゼットがあれば、

家族の洗濯物を

まとめて全て収納できるため、

手間がかかりにくくなります。

 

整理整頓しやすくなる。

ファミリークローゼットは

家族の多くのものを収納できます。

 

服だけではなく、

コートやカバン、

帽子など、

外出用のものを

まとめて収納することで、

ものがスッキリと

片付きやすくなる点がメリットです。

 

玄関のそばに配置すると、

外から帰って

すぐ片付ける習慣にもつながり、

物が散らかりにくくなります。

 

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなる。

 

玄関の近くに

ファミリークローゼットを設置すると、

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなります。

 

外から帰ってきたらまず、

コートや帽子など

外で着たものを脱ぎ、

そのままリビングに入れば

菌や汚れを持ち込みません。

 

玄関の近くに洗面や浴室を設置すると、

より衛生的な状態を

保てるようになります。

 

間取りによっては

スペースの節約になる。

ファミリークローゼットがあると、

家族の個室ごとの

クローゼットをなくせたり、

クローゼットを小さくできたりします。

 

部屋を広くできるため、

逆にスペースの節約になる事もあります。

 

ファミリークローゼットは

いくつかの配置パターンがあります。

 

目的に合わせて適切に配置することで、

よりファミリークローゼットを

有効活用できるようになります。

 

廊下からつながるように

配置するケースは

特に階段のそばにあると、

家族が共有して使いやすく、

洗濯物の片付けや

整理整頓もしやすくなります。

 

また、洗濯物などが多いご家庭では

脱衣室近くに1~2畳脱衣室の近くに

ファミリークローゼットを配置すると

便利になる事も多いです。

 

クローゼットに普段着る

洋服を入れておくと

朝の着替えがしやすく、

帰ってきてからも

お風呂に入って

すぐ着替えられるため、

比較的動線に無駄がありません。

 

玄関のそばに配置するケースであれば、

シューズクロークにつなげて

配置することができ、

外出で使う小物などもまとめて

収納できます。

 

また、外の汚れを中に持ち込まずに

済むため、

家の中をきれいな状態で

維持するのにも効果的です。

 

ファミリークローゼットを

設置する時には、

間取りのコツがあります。

 

配置する目的を明確にする事。

ファミリークローゼットは

設置する目的によって

配置が大きく変わります。

 

そのため、

目的を十分に考えずに

間取りを決めてしまうと

失敗しやすくなります。

 

大まかに分けると収納を重視するか、

実際の使い方を重視するかで

配置するべき場所が変わります。

 

なぜファミリークローゼットを

計画したいのか、

どのように使っていきたいのかを

シミュレーションした上で

間取りを検討する事が重要です。

 

リビングや和室の近くには

配置しない方が良いです。

 

来客が多い家の場合、

リビングや和室など、

お客様がいる部屋の近くに

ファミリークローゼットを配置すると、

使いにくさを感じる場合があります。

 

ファミリークローゼットは、

目的に応じて適切な

配置が変わるため、

設置を検討する場合は

家族で目的をよく確認し、

配置を考えることが大切です。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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デザインという行為が住まい造りの中でどのような意味を持つのか?単純にカタチをデザインするという訳はなくて過ごし方や趣、その空間で過ごす時間の感じ方がどのような意味をもつのか?。

2023年11月28日 | 設計の事デザインの事

 

例えばですが

デザインという言葉を聞いて

何を連想しますか?

※中庭と吹抜けを挟んだ暮らしの環境とデザインをご提案した内観イメージCGの事例

 

外見の美しさや

カッコよさなど

見た目に関わる事が多いかと思います。

ですけど。

デザイナーの佐藤卓さんの

デザインとは物事の間を繋ぐもの

という言葉に触れて

考え方が深くなった時がありました。

 

例えば、

手紙を書くときに

自分の気持ちが

より伝わるように

文字の大きさや改行の仕方などを

考えることも

デザインであると佐藤さんは言います。

 

手紙を書いた人の気持ちと

手紙を受け取る人との間に入って

それらを繋げるための

デザインということだと思うんです。

 

このblogもそういった意味では

デザインの一つで、

住まいや暮らしづくりに対する想いと

このblogを読んでくださっている方との

間を繋いでくれる

「デザイン」なのだと思います。

 

デザインが単純に

形のことを言うのではない

ということが分かると、

僕が続けている設計とは

何と何を繋ぐものなのか

深く考えることが出来ます。

 

家を設計する行為ですが

それはその先にある

暮らしそのもに繋がるデザインに。

 

「家と家族」、「家族と家族」、

「庭と家族」、「街と家族」、

「気候と家族」 ・・・・・。

 

人や暮らしの数だけ

その「こたえ」は存在していて、

その家族や家が建つ土地の条件などで

変多くの物事が変わってくるものだと思います。

 

暮らしの環境がどのようにつながり

家族の未来が良い方向へと

満たされていくのか?

漠然と、

でもそれぞれに「豊かな住まい」を考えて

深い意味で暮らしの在り処を

どのように考えるべきなのかという事を

デザインの趣として考えています。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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ホテルライクな暮らしの空間をつくりだすように、日常的に過ごす場所でありながら非日常を深く味わうインテリアと空間構成の設計とデザイン。

2023年11月26日 | 設計の事デザインの事

 

ホテルライクな暮らし

というご相談を

お受けする事もよくあります。

 

ホテルのような暮らしの空間。

カッシーナ・イクスシー大阪店Cassina ixc. Osaka shop・2F COORDINATED  ROOM 

 

ホテルという場所は

基本的に

いつもの家とは異なる

「非日常」を感じる場所です。

 

それを感じる要素は、

例えば単純に家ではない場所、

地元から遠く離れた土地

であるという点にもありますが、

よほどのスイートルーム

などでなければ、

必要なものしか置かれておらず、

決して散らかっていないという

部分にもあります。

 

それはつまるところ

生活感の無さに繋がります。

 

住まいにおける

いわゆる生活感とは、

大きく分けて

暮らしを営むためのものが

目に見える部分に

露出されているという事と

家具や内装などの

部屋を構成するものが

煩雑化しているという

2点から生まれます。

 

自宅は日々の暮らしの

あれこれを営むための

空間であり、

長く住むほどに

傷みは出てくるものです。

 

自宅で生活感を

完全に排除するという

事ではなくて、

ホテルのような空間を

ということは

生活感を排除することに繋がり、

それが「上質な空間」を

味わうことが出来ます。

 

整理整頓の極意は「隠すこと」。

 

ホテルの部屋は

基本的に整理整頓が

行き届いています。

 

それはホテルの

各サービスの人たちの

働きによるものですが、

それこそが

「生活感を感じさせない」ための

重要な要素です。

 

今あるものを

あらかた処分すれば、

一時の(あるいはしばらく後も)

整理整頓は容易です。

 

しかし、ホテルで過ごす

数日間と違って

住まいはずっとそこで

暮らす場所です。

 

日頃からの意識が無ければ

いずれまた必要・不必要問わず、

ついつい物を買い

室内に物は増えていきます。

 

そこで大事なのが「隠すこと」。

 

具体的には

扉付き・引き出し付きの

収納を取り入れ、

そこに散らかりがちなものを

入れておくことです。

 

ホテルでは

生活感のあるものは

全て収納家具の中に

整理された状態で

配置されています。

 

扉や引出は

木製のものが多く選ばれており、

中の収納物が

見えない仕様に

なっていることで

「非日常感」を演出している

そういう面があります。

 

扉のないオープンシェルフや

ガラス扉の収納は飾る事。

 

眺めることの楽しみを

生み出す反面、

雑多な印象にもなりがちで、

もしその収納方法を

選ぶなら「あえて余白を作る」、

つまり配置物の間隔を空ける、

何も置かない部分を

作るといった点に

工夫を凝らすことを

お勧めします。

 

生活感を感じない、

という印象を受ける空間というのは

総じて余白が多く、

つまりものが少ない空間です。

 

自宅での生活感をできる限り

抑えるためには

収納家具はガラスではなく

木製の扉や引出がある

収納家具を取り入れ、

基本的にものが露出されていない、

いつも隠れている状態を

心掛けてみる事もひとつです。

 

適切な配置と

シンメトリーを意識する。

 

また、適切な位置に

適切な大きさの家具が

十分な余白を持って

配置されているかという点も

重要です。

 

ホテルでは壁に沿うように、

特に収納家具やデスクは

奥行や高さを揃えて

設置することで

すっきりとした印象の

空間作りを行っています。

 

つまり、

家具の配置も

ポイントのひとつとなります。

 

家具同士があまりに近い、

あるいは高さや奥行きが

それぞれに凸凹していると

それだけで部屋全体が

散らかった印象に

なりやすくなります。

 

それはそのまま「生活感」に

直結します。

 

特に収納家具の奥行は

なるべく揃えたうえで、

直線的に配置する事が

ポイントです。

 

高さについても

手前から奥に高くなっていく、

あるいは低くなっていくという

規則性を持たせると

スッキリ見えやすくなります。

 

また、

家具を配置する際には

「シンメトリー」の配置を

意識すると

ホテルのイメージに近づきます。

 

シンメトリーとは

左右対称のことで

空間に安定感を与えてくれる

効果があります。

 

例えば収納家具であれば、

テレビボードを中心として

他のもの(リビングボードなど)を

左右シンメトリーに配置する、

というのはよく使われる

インテリアテクニックのひとつです。

 

シンメトリー配置は

家具の配置だけでなく、

飾り棚の飾りや

アートを飾る際にも

意識して行うと

空間が洗練された印象になります。

 

使用する素材や

色味は統一させ、

質にもこだわる。

 

ホテルのインテリアは

素材や色味などに

統一感を出すことで

その場に落ち着いた

印象を与えています。

 

同様に自宅であっても

インテリアに統一感を持たせる事で

ホテルのような空

間をつくりだすことが可能です。

 

コツは部屋全体の

色数を抑えること。

 

そうすることで

全体がスッキリとした

印象になります。

 

それ以外にも

「方法」や「デザイン」はあります。

 

具体的にご相談くだされば

それはまたその際に。

 

自宅というリラックスできる場所に

ホテルのような非日常感を演出し、

その両面で

空間を楽しむことができれば

暮らしの質は間違いなく

向上します。

 

暮らしには

沢山のものが常にそばにあり、

非日常の演出は

難しく思えてしまいますが

選ぶ家具や空間配置の仕方

そしてそれぞれの家庭の

価値観や癖を片付け等の

仕組みで取り入れること。

 

それにより「ホテルライク」は

より現実的になります。

 

暮らしの事、

毎日の過ごし方を

それぞれの価値観で

心地よく過ごしてみませんか?

 

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助言で変わる土地の価値と探し方、土地探しからの家造り計画の場合に、土地だけを見るのではなくて、どのような住まいの計画が可能で、土地の魅力をどのように引き出すのか?という事も考えつつ。

2023年11月24日 | 設計の事デザインの事

注文住宅・マイホーム・住宅設計

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

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気に入った土地があるが、

決心できずにいる状態との事。

 

同時にそれは・・・場所によって受ける「法的な制限」や

物理的な制限、インフラ(ライフライン)の違いによる

出来る事、出来ない事の違いを考えるという事。

 

場所だけからは見えない「制限」を

整理する時間は大事です。

 

本当にこの土地で希望すべき建物が

建てられるのか心配になり

ご連絡を頂きました・・・・・。

 

土地探しからのご相談とは、

不動産会社とは別の設計者の立場から、

候補にあがっている土地について

助言させていただき、

計画のお手伝いをさせていただく事であったり、

土地探しそのものをアドバイスさせていただきながら

一緒に土地を探すという事です。

 

 

土地はすべての「もと」になる場所です。

不安になるのは当然です。

それを吟味、解消するために、

都市計画や周辺事情に対しての法規制のチェック、

暮らしとのバランス、

価値観とのバランス、

生活の可能性、

簡単なボリュームチェック・・・・etc。

 

実は土地を扱う「不動産」の業者さんは、

そういった建築の考えるべき部分は「白紙」の思考がほとんど。

だから逆に僕たちが

土地の資質について状況を加味して

質問したりすると「フリーズ」する事もしばしば。

 

大切な事が色々とあるんです。

 

実際に、現在建築工事中の案件では

先に土地を購入されて「水道が引けない」「排水が流せない」

「電気が引き込めない」という状態なのに、

それの説明が不十分で

土地を購入された方も居ましたから・・・・・。

 

 

そういう事もあるので

事前の相談は大事ですよ。

 

建築の視点と不動産の視点は異なりますから。

建築家としても、設計のプロとしても

色々な側面からの視野で、

その形や階数、面積を算出し、

土地購入前に暮らしのイメージを

相談しながらつかんでいただきます。

 

そうする事で、土地購入後に

道路斜線、北側斜線、建ぺい率、容積率

インフラ「ライフライン」整備の不備などの

家が建ちにくい、又は・・・・・。

当初考えていた土地利用が出来ない。

といったような失敗もなくせますから。

 

他にも、周辺環境から、

注意が必要な個所を建築側の視点で

事前の情報整理からチェックしますよ。

 

 

光の入り方や風通し、

隣接建物や災害などのリスクについても。

想像の域が全く異なるという事での質の違い。

 

建築的視点での不動産視点ではない「バックアップ」。

また、道路の状況や敷地の形状によっては、

工事費が割高になる事があります。

 

逆に変形地などでも、

計画の工夫をすれば

希望に近い住みやすい建物を

計画することも可能な場合があり、

そのような土地を割安で

購入できることもありますよ。

 

土地と建物の費用バランスや、

ある程度の工事費の予想ができるので、

資金計画も立てやすくなります。

 

 

土地探しのご相談、お気軽にご相談くださいね。

家づくりのご参考まで・・・・・。

 

暮らしを丁寧に考えてみませんか?

質の違いを丁寧に検討して

デザインする事で

過ごし方も随分異なりますよ。

 

間取りと生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

考えてみませんか?。

 

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玄関を過ごす場所の一つの部屋として有意義にそして過ごしやすい場所として間取りの中でも工夫を考えるように、収納スペースの充実と窓の有効性を設計とデザインの工夫で暮らしの価値観に。

2023年11月20日 | 設計の事デザインの事

 

「玄関」は家族の出入りだけでなくて、

お客さまを迎える

大切な「場」でもありますし

日々過ごす中で

家族や自分もよく使う場所になります。

※玄関横に坪庭を設けて廊下の奥にも庭を設けた事例

※窓の反対側には使用量に似合った靴箱(玄関収納)

 

そのため家造りでは

玄関についても

十分に検討したいものです。

 

特に次の2つは

重要だと考えています。

 

※廊下・玄関に振り分けた明るさを取り入れる為の中庭用窓と採光重視の引き違い戸

 

※メインの玄関横に家族玄関を計画・クロークや収納棚、玄関収納庫を充実させた間取りプラン

まず1つ目は「光」。

玄関は毎日使用し、

お客さまが最初に

目にする所でもあるため

比較的明るい空間にしたいですね。

 

一般的には

窓を設けるなどして光を取り込むのですが、

敷地や間取りの状況によっては

それが難しいこともあります。

 

そのような場合には、

吹き抜けを設けてトップライト(天窓)などから光を入れたり、

玄関ドアを光の取り込みやすいものにしたり

あえて「窓」を計画することが出来るような

工夫を盛り込むといった方法を

検討するのも重要。

 

2つ目は「収納」です。

 

雑然とした玄関にしないためには

適切な収納が必要です。

 

そしてそのために

最も大切なことは、

靴は何足ある?

ベビーカーはどこに置く?

ゴルフバッグは?

スリッパは?

といったことを

事前にしっかりと検討することです。

 

これを省略して

成り行きで暮らすと結果「・・・」な事になってしまいます。

 

少なくても先に書いた2点は重要視して

間取りの計画を練る事で

日々の居心地や過ごし方も

どちらかといえば良くなると思いますよ。

 

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「木のキッチン」で 得ることができるもの、暮らしの空間コーディネートと同じく気持ちが安らぎ印象深くなる味わいの価値観をどのように考えるのか、設計デザイン・建築家と暮らしの提案立場から。

2023年11月18日 | 設計の事デザインの事

「木のキッチン」で

得ることができるものは・・・・・。

※天板・シンクはステンレス+木のキッチン(ペニンシュラ型)

 

キッチンで過ごす時間は

慌しいことも多くなります

 

「ここに収納がもっとあれば」

「ガスコンロがもっと掃除しやすかったら」など、

その時は気になりながらも、

結局そのままになっている人も

多いのでは?。

※LDKに配置したペニンシュラ型・木のキッチン

 

新築やリフォームで

キッチンの打ち合わせをする際には、

こうした「今のキッチンで不満に思っているポイント」や

逆に「今のキッチンで気に入っているところ」を伺いながら、

新しいキッチンについての

プランを進めていきます。

 

勿論「空間構成」との生活のバランスを考えながら。

 

快適なキッチン空間を計画するうえでは、

まさにここが大切な

分岐点となるわけですが、

色々お話を伺うと

まず出てくるのは「不満に思っているポイント」の方です。

 

その内容としては「収納力」「機器の手入れ」といった

機能面での不満もさることながら

「キッチンが他のインテリアと合っていない」

「扉や引き出しの前板が剥がれてしまっている」などの

意匠性に関する悩みも多く伺います。

 

家具と空間全体のバランスを気にするように、

そして家具そのものの

機能性や耐久性を気にするように、

キッチンもインテリアとして、

同時に機能性や耐久性を

追求している人も増えています。

 

様々な価値観をイメージしていくなかで

木のキッチンというもの

解決策の一つだったりします。

 

その意匠性・機能性の両面から

少し書いておきたいと思います。

 

木視率(モクシリツ)という言葉を

ご存知でしょうか?

 

木、正確には木目には、

見ているだけでも

気持ちが落ち着いたり、

集中力を高めてくれたりする

効能があります。

 

室内を見渡したときに、

素材として木が使われている

パーセンテージを表すものが木視率です。

 

この割合が30%のときに

人は安らぎを感じ、

45%になると気分が高揚するといわれています。

 

一般的に視界に入る内装の割合は

「床:20%・壁:60%・天井:20%」で、

+αで家具などが含まれてきます。

 

天井や壁がすべて

木でできているという住まいは少ないですが、

床がフローリングの場合

それだけで20%となるので、

それにプラスして

家具や対面キッチンの

リビング側の腰壁部分を木にすることで、

木視率をアップさせることができます。

 

では、なぜ居心地良いと

感じることができるのでしょうか?

 

一つ目は、

無垢の木の表面に現れる

木目の効果です。

 

原木から伐り出された

木の断面はひとつとして同じものがなく、

木目の模様や色の濃淡には

炎などと同じく「1/fゆらぎ」と呼ばれる

動きのパターンがあります。

 

それを見ることで

気分をリラックスさせてくれるという訳です。

 

また、木の表面にあるミクロの凹凸が、

太陽や照明の光を

分散させてくれることにより、

その反射率を50~60%にまで抑えて、

人の目に心地よい明るさになることも

その要因のひとつです。

 

二つ目は、

木の内部の構造です。

 

無垢の木材は内部に

たくさんの小さな空洞がある

多孔質という構造を持っています。

 

この空洞が、

空気中の湿度が高いときには

湿気を吸収し、

乾燥しているときには

水分を吐き出す働きをしてくれるため、

漆喰や珪藻土などと同じく

室内の湿度を快適に保つ役割を果たし、

快適な環境を生み出してくれています。

 

また、この構造は

帯電性にも関わっています。

 

樹脂やシート材などの表面材と違い、

無垢材は表面に

静電気を帯びることがありません。

 

冬の乾燥する季節でも

触れたときに静電気で

バチっとならないのはもちろん、

ホコリなどの吸着も

防ぎながら油汚れなどの付着を

防いでくれる効果もあるのです。

 

木のキッチンは

お手入れが大変そうと思われがちですが、

むしろ自然素材を使うことで

メンテナンスを簡単にすることに

繋がってきます。

 

たくさんのモノにあふれている現代。

 

モノを選ぶときの考え方も

本質を見極める

そんな時代になってきています。

 

その中でキッチンは家具の一部として、

その素材を家具との

マッチングも含めて

考えられるようになってきました。

 

また、長く使える素材として

無垢材の家具を選ぶ人も増えています。

 

持続可能なエコを考えていく

そんな必要がある社会の流れのなかで、

短期間で使い捨てるものよりも

長く愛着を持って使い続けられるものが

着目されています。

 

木材に関していえば、

天然石や皮革と同じように

人類の起源から道具として

暮らしに関わってきた素材です。

 

加工しやすく、

身近にあるものがゆえに

素材だったからという理由だけではなく、

その手触りや耐久性も含めて

本能的に今を生きる私たちが

木に惹かれるのは

こうした潜在的な要素が

関係しているのかも知れません。

 

そして、

長い歴史の中で

木の家具は作り続けられていて、

今でもアンティーク家具などは

修復を施しながら

使い続けられています。

 

これは・・・使い続けるほどに

家具としての味わいが増して、

その価値が高まっているからです。

 

キッチンで木を使うことを考えてみても、

こうしたアンティーク家具などと

同じことがいえます。

 

無垢材であればたとえエッジの部分に

傷が付いたとしても

そこから剥がれてしまうようなことはなく、

多少の傷であれば

むしろ使い込んだ風合いとしての

美しさに変わってくれます。

 

そして、長年使って

表面が傷んでしまっても

表面を削り直すなどの

メンテナンスをすることで、

その寿命を更に延ばすことができるのです。

 

また、木目のつながりも

デザインとして作られた面材は

美しいだけでなく、

自然素材でしか感じることのできない

色のグラデーションや

手触りなどの質感を持ち、

空間の中で存在感を

発揮しながら調和してくれるのです。

 

価値観、

空間や暮らしのイメージ

調和にもよりますが

使用するインテリア性も良く

長く使うことで味になり、

健康への良い影響も高い木のキッチン。

 

家具としてのイメージで

メーカーキッチン・セミオーダーキッチン、

フルオーダーキッチン、

ひとりひとりの事情に応じた

間取りと暮らしの提案で、

喜怒哀楽に寄り添いながら

過ごすことに「喜びのある空間」となるように。

 

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駐車スペースのある暮らし、ガレージ、車庫、インナーガレージ、ビルトインガレージ、カーポート、様々な呼び名と種類がありますが、外構計画として家の間取りや配置の設計デザインと同時に考えておく大切な範囲。

2023年11月14日 | 設計の事デザインの事

 

駐車スペースの考え方。

家づくりで見落としがちなのが

外構(エクステリア)かも知れません。

※屋根なし駐車スペースの事例

 

※カーポートの事例

※半屋外のビルトインガレージの事例

 

※車庫(ガレージ)を別棟で計画した事例+スロープで勝手口への屋根付き車寄せ事例

 

内装やインテリアは

一生懸命に考えるのに、

庭を含めた家の外観や

外回りの使いやすさを

見落としているケースは少なくありませんね。

※シャッター付きビルトインガレージの事例

 

また予算の都合で外回りは将来、

落ち着いてからというケースも

よくあります。

 

しかし、

将来的にという場合でも、

新築のプランの段階から

しっかり外回りについても

考えておくことが大切です。

 

外回りの中でも特に

駐車スペースは注意が必要だと思いますよ。

 

車庫とは屋根や壁などがある

車を入れる建物のことで、

ガレージも同様に使われることが多く、

住宅と一体化したものは

ビルトインガレージと呼ばれます。

 

一方、エクステリア部材などで

簡単な屋根が

付けられたものをカーポート、

柱や屋根はなくて

車を置くだけの場所を

カースペースと呼んでいます。

 

普通乗用車だと全長約4.9m、

幅約1.8mになります。

 

この大きさに、

乗り降りや荷物の出し入れ

などをするときに必要な

前後左右のスペースを考えると、

自動車置き場は

想像より大きなスペースが必要になります。

 

実際にどれぐらいの

スペースが必要なのかは、

駐車する向きや台数、

進入路の状況や車種など

いろいろな要因を考慮する必要がありますが、

あらかじめご自身が

どの程度のゆとりが欲しいのかを

知っておくことは大切なことです。

 

そのため日頃、

利用するスーパーやコンビニ、

コインパーキングなどで

駐車しやすい、または駐車しにくいと感じる

駐車スペース(駐車場)が

どの程度の広さなのかを知っておくと、

これからの家づくりには役立ちます。

 

道路との出入りの際は

横幅や見える、見えないの

視界の広さも関係するので

フェンスや塀の計画も

見た目だけではなくて

車を運転する視野から考えてどうなのか?

というところも重要。

 

家造りの際には

家の外と中の関係性を考える事が大切ですから

全体像で暮らしの意味を考えるプランとなるように。

 

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デザイン性と機能性を大切にしながら暮らしに溶け込む心地よい空間を考える間取りと設計デザイン・インテリアとLDK空間でのキッチン周辺のバランス提案と建築家の感度。

2023年11月14日 | 設計の事デザインの事

使い勝手のよいキッチンをつくるだすコツ。

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

理想と現実のギャップを埋めて、

満足のいく使い勝手の良いキッチンを

完成させるにはどうしたらよいのか?。 

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

憧れや理想だけではなくて

現実を見直しながら

普段から困っている内容を

どれだけ解消できるのか?。

 

 

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

そこに立つ人の使い勝手の良さ

キッチンに求める最大のポイントは

やはり「使い勝手の良さ」というところ。

 

それぞれに「使い勝手の良さ」を

意味する内容は異なると思います。

 ※空間展示平面プラン(Molteni&C)レイアウト/DKエリア間取り・配置図

 

キッチンに立つ際、

癖も利き手も調理する内容も

家事動線も

皆さん一緒じゃありませんから。

 

用意をする

料理をする

料理を配膳する

食事の後の洗い物をする

片づけるといった、

キッチンで行う一連の

家事動線が不便だと、

どうしても不満は出てきてしまいます。

 

特にキッチンで

日々多くの時間を過ごす人にとっては、

動線の良さも含めた家事全般の連動は

最重要項目と言っても良いかと思います。

 

キッチンの形や間取りは勿論、

身長とリーチにあった作業台の高さ、

右利きか左利きか?

コンロの位置、

冷蔵庫や食器棚の配置、

食品庫となるパントリーの有無なども、

家事動線を決めるために

こだわりたいポイント。

 

キッチンは思いのほか

物であふれている

スペースではありませんか?

 

調理器具はもちろん、

食器、調味料、

常備食品、掃除用具など。

 

収納しきれずに

物があふれることになってしまえば、

キッチンの美観が損なわれます。

 

でも、いくら収納スペースを

計画したとしても、

出し入れがしにくければ

それも意味がありません。

 

どんなものを

どこに置けば一番便利か、

キッチンを一番よく使う人が

出し入れしやすいような

収納になっているか?。

 

ただ・・・なんとなく

便利そうという思いで

考えるのではなく

現状の状態と照らし合わせて

こだわって見直しながら計画しておけば、

新築やリフォームを施した

新居に入居して使い始めた際に

失敗したと感じることもなく、

キッチンの美観を保ちつつも

使い勝手良く

家事時間を有意義に過ごすにも

有効になります。

 

このブログでも度々話題に出している

食品や飲料、調味料、

キッチンペーパーなどの備品、

そういった買い置きしておきたいものは、

意外に量が多くなるものです。

 

ですので、

状態や買い物の頻度等を見直して

常備品を収納しておける

パントリーを考える事は

必須と言えます。

 

パントリーで重要なのは

「収納力」と「整理のしやすさ」。

 

雑多に詰め込んで、

どこに何があるかが

わからないというのでは、

せっかくのパントリーの

意味がありません。

 

また、お米やミネラルウォーターなど、

常備品の中には

重さのあるものも多いので、

キッチン動線の他に

勝手口や車寄せ、

玄関等からの

搬入のしやすさにも注意するように。

 そして可能であれば

コンセントは多めに・・・・・。

 

近年、日々進化している家電は、

さらに便利なアイテムとなり、

キッチンには欠かせないものと

なっています。

 

新しい製品も

次々と発表され、

ついつい購入してしまうという人も、

多くいらっしゃいます。

 

そこで問題になるのが、

キッチン周辺に設ける

コンセント。

 

もしもお持ちの家電と比較して、

使用できるコンセントが少なかったら、

せっかく購入した家電も

使用することができません。

 

将来にわたって

家電が増加していくことを

見据えて、

キッチン周りには

コンセントを多く設けるように、

間取り計画の段階から

注意しておくように。

 

元々僕の設計や間取りでは

そういうことを踏まえるので

キッチンの選択肢の打ち合わせや

間取り計画段階で

間取りやキッチンに対して

給湯のリモコンや照明のスイッチ

インターホン等とイメージしながら

お話しをさせていただいています。

 

そして意外に重要なゴミ箱の位置。

 

見落としがちなのが、

キッチンに置くゴミ箱の位置です。

 

生ゴミやプラごみ、

可燃・不燃ゴミなど、

キッチン周りから出る

ゴミの量は膨大ですよね。

 

特に生ゴミ

は調理しながら出るものですので、

ストックしつつも

片手でもサッと

すぐ捨てられる位置に

ゴミ箱があると非常に便利です。

 

また、最終的には

地域・自治体の決まりにあわせて

生ゴミ、可燃・不燃ゴミ、

プラごみ、びん、缶、アルミなど、

ゴミはきちんと分別しなければなりません。

 

その分のゴミ箱を用意したとしても、

美観も含めて

影響を与えないよう、

ゴミ箱の位置や大きさ、

置き方については

冷蔵庫の置場や家電と同じく

キッチンのレイアウト等と一緒に

間取りと連動させて

考えておくように。

 

気になる臭いの問題。

 

注文住宅独特のケースもありますが

広く開放的に使うことが出来る

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の

間取り・設計の住宅では、

キッチンからリビング・ダイニングと、

ひと続きの空間と

なっていることが

少なくありません。

 

そこで不安になってくるのが、

ニオイや油跳ねの問題。

 

料理をしていると

どうしても出てくる

調理中のニオイや油跳ねは、

思うよりも

広範囲に広がってしまうもの。

 

これらが続きとなっている

リビングやダイニングに流れないよう、

換気扇の位置や

コンロ周りのデザインにも

注意しておくように。

 

また、ニオイや煙を

屋外へ吐き出す排気ダクトの位置も、

ニオイのトラブルがないよう

周囲とのバランス等も含めて

位置を決めるように。

 

リビング・ダイニングとの

雰囲気をどのように考えるのか?

 

キッチンをリビングや

ダイニングと一つの空間とする

間取りも多いです。

 

そのため、

キッチンにも同一空間としての

バランスも重要になってきます。

 

色彩はもちろんですが、

なるべく調理器具が

表に出ないようにする。

 

家電もある程度

インテリアとして活用する。

 

又は家電類等を

調理していない際には

扉や収納で隠してしまう。

 

または「見せる収納」にするなど、

あまり生活感を

感じさせないようにデザインするのも、

空間の雰囲気を

壊さないポイントです。

 

家事動線の良さはもちろん、

大空間の一部として

デザインしていくとよいと思います。

 

キッチンを決定する前に

チェックしておきたいのは・・・・・。

 

家事動線を整えることが

美しさを生むという事。

 

理想的なキッチンに仕上げるコツは、

先にも書いていますが

使う人の家事動線を

整えることが重要となります。

 

生活に欠かせない「食」を支える

重要な場所ですから、

使う人がキッチンでの時間を

楽しめるようでなければ、

暮らし自体も負のイメージになります。

 

キッチンをデザインする際には、

主となって使う人の

こだわりや

使い勝手のよさ、

機能性を反映しつつ、

続きとなる部屋との

バランスのとれたデザインで

心地を「ととのえる」空間となるように。

 

キッチン単体ではなくて

空間としての心地良さを

丁寧に考えてみませんか?

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圧迫感の無い空間で快適な暮らしを考えるように、過ごし方のイメージと負荷の掛かり具合をデザインと設計、間取りの工夫で解消する心地よさを感じる住まいのカタチ建築家とつくる家。

2023年11月13日 | 設計の事デザインの事

 

圧迫感の無い空間で

快適な暮らしを考えるように。

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます

 

このブログを読んでいる皆さんも

自宅で家具を置く際に

この配置では圧迫感を感じてしまうかも

こうすると圧迫感を軽減できるかも

と考えたりする事も

あるかと思います。

 

では、その「圧迫感」とは

いったい何なのか?

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます・間取りにも抜けを計画

 

強く押さえつけられている感覚。

息苦しい感じ。

または、大きく迫っていて

威圧されている感じ

(索引:Weblio 辞書)と辞書などにはあります。

 

日常で感じる原因としては

要因『身体的なもの』体調不良が引き起こすもの(臓器・器官の不調)

要因『精神的なもの』狭い、窮屈・(モノや人が自分や空間に対して)近い

(空間が)暗い要因『環境的なもの』怖い

慮や恐縮・対峙する相手が好戦的

緊張などがあげられます。

 

これはいわゆるストレスのこと。

 

人は圧迫感をストレスと感じる

という事です。

 

要因のいくつかは、

ある意味個人的なものであり、

住環境でカバーできる事が全てではありません。

 

ただし、

そのなかでも空間が

引き起こす圧迫感=ストレスを

軽減するためにできることは

数多くあります。

 

空間に起因する圧迫感を受ける際の

人の心理状況と

それを軽減するための

空間の考え方・・・・・。

 

おおよそ、

住まいの空間で人が感じる

圧迫感(ストレス)と、

心理状況にはこのようなものがあります。

 

○背の高い家具ばかり置いてある

押し迫ってくるような重圧感

倒壊の不安感

 

○家具と家具(もしくは壁)の間が狭い。

実際以上の空間の狭小感

接触への恐怖感

 

○人と人(例えば隣り合ったダイニングチェア)同士が近い。

必要以上に近すぎる距離感

相手の動作の待機、

予測をしなければならない状態

 

○空間が暗い

精神的な陰鬱感・本能的な(悪い意味の)緊張感

 

○そもそも空間が狭小。

物理的な矮小感

他者との比較においての差。

 

これらはすべて「圧迫感」を引出し、

ストレスを起因するものです。

 

では逆に「圧迫感を受けにくい空間」とは

何かを考えていけば、

快適さが増して開放的な空間を

つくることができるようになります。

 

明るいだけが全てではありませんが

明るさはそういった意味での緊張を和らげます。

 

ストレスの掛かり具合についても

色々ありますよね。

 

良い結果を生む場合と

そうではない結果を生む場合、

暮らす人の持つ価値観や思い等から

良い結果に繋がる具合がどうなのか?

という事を模索する事が大切なんです。

 

○広い空間

圧迫感が少ない

 

○空間自体が狭くても、

空間を広く「感じる」ことが出来る事が重要

 

○空間を開放的にする工夫で

広く感じることができる、明るく見せ

 

○「視覚効果」を

上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴む

 

こういったことができれば

圧迫感が少ない空間を

つくることが出来るようになります。

 

暮らしの環境と住み方をイメージして

様々な改善の意味を考えるように。

 

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