奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家造りと暮らし、睡眠の環境づくり、窓の選択肢も環境づくりには大切、予めベッドなどの配置も計画時には盛り込みながら音や光の影響もイメージしながら。

2024年07月19日 | 家 住まい 間取り プラン

部屋と窓の関係性、

特に寝室についての窓の配置。

※ホテルライクをイメージした寝室デザインプランCG・窓との距離感に余白と壁全体を覆うカーテンプラン

 

 

快適で暮らしやすい家づくりが

したいとお考えの方の中には、

窓の配置を心配な方も

いらっしゃるのではないでしょうか?。

 

リビングやダイニングスペースもそうですが

特に寝室の環境は

睡眠に影響を及ぼすため、

寝室の窓には

考慮すべきポイントが

いくつかあります。

 

なぜ寝室の窓の配置が重要なのか?。

寝室の窓のタイプや

配置の決め方について

少し書いてみたいと思います。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

皆さんも経験があるように

窓の検討次第で

良し悪しが変わる事も多くあります。

 

他の居住空間と異なり、

寝室に求められる

要素や配慮事項が異なるため、

実はベッドの位置関係も含めて

慎重な選定が必要です。

 

まず、

寝室は明るさよりも

落ち着きのある暗さが

求められる空間です。

 

昼間においては

ある程度の明るさが

望ましいこともありますが、

基本的には

寝るための空間であるため、

眩しい光や過度な

輝きは避けるべきです。

 

これには近隣の道路事情や

街灯等も含め

近くにどのような建物があるのかも

重要な要素となります。

 

大きな窓や過剰な窓の数は、

就寝時に光の過剰な取り込みを

招く可能性があります。

 

また、

窓の位置や大きさによっては

外気の影響を受けやすく、

寒さや暑さが

睡眠に悪影響を

及ぼす可能性があります。

 

これを避けるためには、

外気の影響を

最小限にする窓の配置や

断熱性の高い窓を

選択することが重要です。

 

さらに、

寝室の窓の選び方では、

プライバシーの確保や

外部からの目線や

音の遮断も考慮する必要があります。

これは寝室全体の考え方で

間取り上の性質も検討が重要です。

 

寝室はプライベートな

活動が行われるため、

適切な窓の性能を選ぶことが重要で

快適で安全な選択が必要です。

 

窓のタイプや配置によっても

防犯やプライバシー、

快適な睡眠環境を考慮できるように。

 

寝室に適切な窓タイプ。

間取りの位置関係的な内容もありますが

不法侵入のリスクを考慮し

防犯性の高い窓を、

窓の大きさや高さを工夫して

防犯対策を施すという考え方も

昨今は重要になっています。

 

また、

外からの視線を避けるために、

型板ガラスと呼ばれるもので

窓の内側、外側が

丸見えにならない窓も有効です。

 

視線位置を考えたうえで

部屋の高い位置に設けた窓でも、

プライバシーを確保できます。

 

窓を設置する位置。

ベッドの配置と窓の位置を調和させ、

採光が睡眠に

影響しないように工夫を。

 

ヘッドボードの近くに

大きな窓を避け、

寝室の冷気や朝日の眩しさに注意します。

※窓の内側に開閉用の扉を検討する場合もあります。

 

外の音に敏感な場合、

通りに面した窓の設置は慎重に。

 

場合によっては壁面を伝ってくる

ガス給湯器等の音も

視野にするべき場合もあります。

 

寝室に適切な窓の数。

換気が必要なら2つの窓を設け、

採光が主な目的なら1つでも十分です。

 

窓の数よりも大きさを重視し、

寝室のレイアウトに合わせて

配置すると良いです。

 

大きな窓への対策。

大きな窓を希望する場合は、

防犯、寒さ対策、

遮音対策を考慮して

適切な対策を講じるように。

 

場合によっては

極端にサイズの大きなカーテンを

壁全体を覆うように計画する事も

寝室の最適化の一つの手法です。

 

強化ガラスや

断熱性のあるガラスを選び、

機能性を活かす事も

心理面に大きな安心を生み出します。

 

先ずはこれらのポイントを考慮して

寝室の窓を検討する事で、

安心で快適な空間を

実現する事に繋がります。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

寝室の窓の選び方は特に重要です。

勿論その他の素材も

バランスよく検討する事で

総合的に自分たちにとって

眠りやすい環境を整えるように。

 

過ごしやすい寝室に

適切な窓のタイプ、

設置する位置、

窓の数について考えることで、

安心して深い眠りにつくことも

暮らしの空間としての価値創出です。

 

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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