奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの個性と豊かさの意味を丁寧に考えるなかで「言語化」するのではなくて「感覚」から構成する空間要素も住まい造りには大切な感度だと思います、間取りだけで執着するのではなくて過ごし方をイメージで。

2024年09月26日 | 設計の事デザインの事

光や明るさをデザインするという事。

 

素材の考え方と

窓や透かす素材の役割。

設計をする際に

光のデザインが

一番難しいポイントだと

考えています。

光そのものを

見るのではありませんが、

対象物にあたることで

様々な表情が生まれます。

この光が当たる壁や

構成要素の質感

格子などから生まれる陰影により、

その空間の空気感を

生み出していきます。

 

そして、

それらを生み出す上で

欠かせないのが

自然光やそれを採り込む窓です。

ここで窓の持つ役割について

少し書いておきたいのですが、

窓には眺望・採光・換気という

大きく3つの役割がありますが、

実はこのすべてを

1つの窓に担わせる必要はありません。

 

採光が目的の窓、

眺望のための窓と役割を分けることで、

より適正な姿の窓、

光の採り込み方とすることができて、

住まい手さんの暮らしの環境に望む

心地よい空間を

生み出しやすくなります。

 

住まい手さんとの間で

言語化できないけれど

共有できている感覚、

好きな映画や本の話などを通じて

感じとったことを

住まいづくりで

大切にしています。

 

光の表現もその一つです。

 

「ささやきが空間に漂うような家」

との要望を読み解いて

生まれた家もあります。

 

新緑の風景とそれらの要素が重なる事で

生まれるシーンも。

 

言葉にしきれない感性を

丁寧に共有することで、

住む人にとっての

最適解を提供できればと考えています。

 

皆さんにもそういった

感性の中で思う暮らしを丁寧に

思い浮かべていただければと思います。

 

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