引き戸の特徴を考えながら
生活に馴染む出入口をイメージする事。
※住宅建材設備メーカーPanasonic大阪ショールーム空間展示
室内の部屋間の出入りで重要な内装扉。
使うタイミングや使い方によって
昔ながらの「和室」のように使い分けが可能な
空間構成の間取り設計もあります。
※住宅建材設備メーカーPanasonic大阪ショールーム空間展示
広く使いつつも
条件に合わせて仕切るような
使い勝手も。
様々な形状やデザインと共に
その特徴にも良し悪しがあります。
※住宅建材設備メーカーPanasonic大阪ショールーム開閉扉建材展示コーナー
どのような室内出入口が良いのかは
それぞれの暮らし方や出入りの頻度
間取り上の部屋構成
そしてデザインのも向きや
部屋の用途などにより
選択肢は様々ですが
壁に沿ってスライドする引き戸は
比較的出入りの際には
向きにとらわれずに
出入りしやすいので有効的です。
ですが、スライドさせる部分に壁が必要だったり
様々な制限も存在します。
間取りの計画時には
人が移動する「動線計画」と共に
扉の種類も重要な計画要素です。
引き戸のメリットのひとつは、
デッドスペースが生じにくいという事。
開き戸の場合は、
扉を奥ないし手前に開く為の
スペースが必要です。
ですからそのスペースに
物を置くと開閉の障害になりますし、
車いすでの出入りも不便です。
引き戸は換気をするときや、
物を運び込むときなど、
半開きや全開といったように、
好きに開けられる点もメリットです。
デメリットは、
床にレールを埋め込む場合には、
戸を滑らせる音が生じやすいので、
音に敏感な方は
寝室での利用などには注意が必要です。
またレールにほこりが
溜まるというのも悩ましい所です。
レールを上に埋め込む
吊り戸にした場合には、
レールを滑らせる音は
かなり改善されますし、
ほこりの問題もなくなります。
しかし吊り戸は
機密性が低くいので、
隙間風や音漏れなどの問題も
生じやすくなります。
音が大きく出る部屋には
気密性の観点から向かないケースもあります。
ですから
室内の開閉用建具選びは
デザイン面だけでなく、
建物の断熱性能や間取り、
ライフスタイルなども踏まえて
検討する必要があります。
扉だけではなくて
家全体と生活に視点を持った考え方は
大切です。
意識するだけで暮らしの質は
向上します。
細部からも
暮らしをイメージする事を
大切にと思います。
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