奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

収納スペースが暮らしに連動するように、自由度の高い過ごし方を意識したクローゼットやウォークインクローゼットを間取りと共に考えるように生活スタイルのデザインを丁寧に。

2024年09月21日 | 暮らしの事イロイロ

収納を最大限活用する

暮らしのカタチ。

 

 

※コレクションルームを兼ねるホテルライクなウォークインクローゼットシステム収納空間

 

ハンガーパイプの高さや

収納棚の配置で変化する収納スペース。 

 

暮らしを考える際には

住むための空間の延長として

収納の計画性も大切です。

 

「家での時間」を

どのように考えるのか?。

 

家事時間とも連動した

収納計画が必要なのか

そうでは無いのか?。

 

家事は暮しの時間や

暮らしの充実度にも

良い意味でも悪い意味でも

変化をもたらします。

 

家事のありかたも

各家庭により様々です。

 

そんな一つとして、

設計で変わる収納空間の

優位性を考えておきたいものです。

 

わかり切っていることですが、

「高さ」をうまく活用することは、

収納力を考えつつ

使いやすさを

向上させることにおいて

重要です。 

 

そして、

クローゼット、

ウォークインクローゼットの中を

どのように使うのか?。

 

「間取り」を眺めているだけでは、

わからないことも、

設計者と話をする中で

充実した収納の計画を

導き出すこともあります。

 

クローゼットにおける

「ハンガーパイプ」の高さと

収納配置について、

少し書いてみたいと思います。

 

例えば、

クローゼットの中に

ハンガーパイプエリアと

棚のエリアを分けて設計することで、

分類を明確にして、

使いやすさを演出できたりします。

 

押し入れ等で見られる

布団などの収納にも活用する

「中段」スペースと

ハンガーパイプを直交させて、

布団も置けるし、

服も掛けておけるような

収納スペースを

計画する事が出来たりもします。

 

家族が使う収納スペースなので、

多少入り組んでいても、

収納力が必要であれば、

そういう考え方も可能です。

 

ハンガーパイプを

二段にすることで

シャツの二段にかけて

収納したりすることもできます。

 

下の段には、

パンツ(ズボン)を掛けておく。

 

その場合は高い方の

ハンガーパイプの高さについて

普段使い上どうなのか、

近くにステップが必要かどうか等

確認をしっかりと行って

計画することが大切です。

 

コーナーでL字に

ハンガーパイプを

取り付けることも可能です。

 

この場合は、

コーナー部分が

若干使いにくくなりやすいのと、

コーナー部分を

重さに耐えられるように

補強をしてあげることが重要です。

 

それでも、

目一杯収納に活用できることは、

増えていく服などや、

生活に必要なものを

確保しておくためには、

安心ですよね。

 

意外と、

収納の配置の計画でも、

いくつかのパターンがあります。

 

使い勝手や、

生活のリズムは

住まい手の方によって様々です。

 

しっかりと収納の意味を

考えながら

自分たちの暮らしを

意識する事で、

よりよい住まいに変化していきます。

 

暮らしと収納の関係性を

見直しながら

生活の場を考える時間を

大切にと思います。

 

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