家造りの要望や希望の中にピアノの置き場所の事。
近くにあった方が良いのか
それとも特別な場所を間取りの中に
用意するべきなのか?
※LDK空間・小上がりスペースの「アルコーブ」にピアノスペース提案の事例
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
注文住宅を建てたら、
子どものピアノ練習のために
ピアノを置きたい。
※二階リビングのピアノレイアウト事例(廊下兼用室内)
自分の趣味でピアノを置きたいと
お考えの方もいらっしゃるかと思います。
過去にはバイオリンをご家族で愉しまれている
住まい手さんもおられて
半地下の音楽室を計画した事もあります。
音楽が家の中心にある暮らし・・・・・。
そこまでいかながくても
少し近い距離に楽器を愉しむ空間という位置づけ。
注文住宅にピアノを置く場合、
どこに置くのがベストか気になりますよね。
ピアノの置き場所。
ピアノのキャスターに
インシュレーターを付ける・・・・・。
ピアノのキャスター部分に取り付けるものです。
底面がクッションになっているので、
ピアノから床に伝わる振動を
抑える防音効果があります。
ピアノの下に防音マットを敷く事も。
ピアノの脚から伝わる振動に
効果的なのが防音マットです。
厚さの目安は2〜3センチ程ですが、
厚ければ厚いほど防音効果は高まります。
工事の必要がなく、
ホームセンター等でも購入は可能です。
そしてピアノの裏に防音パネルを貼る。
ピアノを壁にぴったりくっつけて配置した場合、
振動が壁にダイレクトに伝わってしまい、
壁の外に音が漏れやすくなります。
その対策として、
ピアノの背面部分に
防音パネルを取り付ける方法があります。
クッションの厚さによっては
かなりの防音効果になるものもあります。
少しの事ですが
そういう対策をイメージしながら
家の事とピアノの事を考える時間も大切に。
ピアノを置く場所のおすすめ・・・・・。
リビングに置くことで
あるピアノの使用率が高くなります。
その理由はリビングで過ごす時間は長いため、
そして環境を優先する事が多いので
時間があるからちょっとピアノを弾こう
という気持ちにもなりやすい為です。
結果として、
自然とピアノに触れる機会が増えます。
子供部屋も選択肢です。
他人を気にせず、
趣味として考えているならば
思う存分ピアノを弾ける環境を作れます。
過去には電子ドラムを愉しむ子供部屋も
計画した事例もあります。
※子供部屋に設けた電子ドラムスペース
少しピアノに話しを戻します。
ピアノを始めたばかりだと、
誰かに自分の演奏を聴かれるのが
気になってしまいます。
子どもがピアノを弾く場合は、
自分の部屋にピアノがあると
ある意味気分が楽な状態で練習にも集中できます。
間取り上、隣地周辺等も考慮しつつ
子供室の意味を解きほぐす事も大切に。
防音室という考え方。
ご近所さんを気にせずピアノを弾きたい
夜間に練習したいなど、
音漏れを気にせず練習したい場合は
防音室の設置がおすすめです。
防音室は壁や床に空気の層を設けたり
質量を調整したり
吸音と反射を計画的にすることで
音の聞こえ方も変化します。
音楽・・・・楽器を愉しむための
本格的な空間。
音漏れを防ぎつつ、
集中してピアノを演奏できます。
ただし、防音室の設置には
費用がかかるのでよく検討してから導入する事。
ある程度完成度を高くする為は
壁だけではなくて
換気扇や通気のルート、
室内出入口となる扉等にも
特別な配慮が必要になりますから。
ピアノを置く場所は
リビング・子供部屋・防音室等が
基本的な考え方となります。
防音室はコストがかかるため、
一般的にはやはり「リビング」が多いかと思います。
隣の部屋や下の階等、
音が伝わる事の意味も配慮にとらえ
防音対策を間取りと共に
その周辺への計画性・・・・・。
家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、
よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。
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建築家 山口哲央
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