奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

狭小地や土地選定等の関係で条件にも色々な差が生まれますが、暮らしのイメージを大切にデザインのカタチを設計する工夫の提案、例えば窓や部屋構成を立体的に工夫するデザイン。

2023年08月21日 | 設計の事デザインの事

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※二階リビング(LDK)にスキップフロア(段差)を盛り込み広さ認識の拡張デザインを組み込んだプラン提案CG(ホームエレベーター組み込み済み)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

家づくりでは、

しばしば「理想と現実のギャップ」に

悩まされる事もあると思います。

 

夢がどんどん膨らむ一方で、

予算や資金調達、

土地の広さや立地条件、

法律や条例の壁や地域環境や風土といった

シビアな現実問題が立ちはだかります。

 

たとえば明るく開放的なリビングを希望しても、

敷地は狭いし、周囲の家も迫っているから無理だろうな

とあきらめてしまったり。

 

けれどフルオーダーメイドである

本来の「注文住宅」としての家づくりの良いところは、

プラン作成の工夫と

アイデア次第でそれらを吟味したうえで

理想と現実を加味したうえで

最適解の「我が家」に近づける事が可能です。

 

敷地が狭く隣近所が近いなら、

半地下エリアを計画したり

2階や3階に日常使う「リビング」・・LDKを計画する事

中庭を設けて壁で隔てつつも「光井戸」のような状態を

間取りに取り込み屋外からの採光をデザインしたり。

 

そういった間取りの工夫と

建物での暮らし方デザインで

近隣からの視線を遮ることができ、

そうすることによって日当たりの悪さもクリアできます。

 

リビングに少し広めのベランダを計画すれば、

居心地の良いアウトドア空間も確保できます。

 

ただし、

玄関が1階にあると訪問者の対応が面倒で、

高齢になったとき階段の上り下りが心配になるといった

デメリットも考えられます。

 

となれば玄関を2階にしたり、

将来を見据えてホームエレベーターや

階段昇降機が設置できるスペースを

確保しておくといった選択肢も見えてきます。

 

家づくりにはさまざまな

メリット・デメリットが存在します。

 

だけどその中で、

できるだけ理想的なマイホーム(我が家)に近づけるには、

何を優先するのか?

デメリット部分の対策をどうするか?

といった発想で家づくりに取り組むことが大切です。

 

デメリットだと思っていたことが、

工夫とアイデアで「我が家」の個性になることはよくあります。

 

あきらめる前に、

検討の幅と深さを少し広げてみる事は

大切かと思います。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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