奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

敷地の持つ「魅力」を探る事で生まれる価値で住まいの環境を設計する・・暮らしの風景を設計。

2012年12月23日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

今日は12月23日です・・・・・・「一般参賀」にという皆さんもいらっしゃるのでは・・・・。

日常に感謝しつつ「考える時間」を持つ事もよいのではと思います。

 

 

イロイロ仕事の話をしている中でも「住まいづくり」の中で設計するのは「暮らし」そのもの・・・・。

特別な意味では無くて「日常を設計する」という事を考えています。

 

 

暮らす場所で「疲れ」を生みだすような設計にはならないように・・・・・・。

 

 

住まいを構成する要素に当然のことながら「土地」と「隣地」・・・付近との関係があります。

「敷地単独」の話しではなくて、「敷地を構成する」その他の部分。

そういう部分にも「目を向けて」計画していくことが大切ですよ。

 

 

隣地の駐車場や隣地建物の窓、生活空間との関係や「玄関」」・・・「アプローチ」まで。

窓とのつながり、玄関からアプローチ・・・「暮らしの流れ」・「場所の要素」も一緒に・・・・。

 

 

リビングを心地よくしたり、和室や多目的スペースを心地いいスペースとしてみたり、

イロイロ「スペース」と「位置関係」」を考える事もありますが、

家事や主婦目線で考えたときに、どうしても「一日を過ごす場所」として

長くなる部分はキッチンとその周囲の水まわり・・・・。

 

家族全体で考えてみても「一日を過ごす」なかで、「長時間居るところ」に

なったりはしませんか・・・・・。

 

 

そういう場合は「キッチンからの眺め」や「風通し」・・・「家族の距離感」を考えておきたいところ。

眺望や採光等・・・その「要素」が心理面に大きく影響しますので。

 

 

キッチンのスペースは、家全体での配置・・・レイアウトでも「家事」の事を考えても重要ですからね。

そんな意味で効率的な位置と計画敷地の条件やロケーションなどによって

変わりますが、

奥まった位置であっても「採光」・・・「通風」や距離感、「生活動線」とのバランスは

しっかりと設計しておくべきところ。

毎日の暮らしを思い起こせばその「重要性」は分かると思います。

理想と現実との生活のバランス・・・・・。

 

 

リビングのスペースを重要視するあまり、北側へしかキッチンをレイアウト

することが出来なくなったとしても、

窓の計画性によって「一日の安定した光を取り入れたり、視界を広げることで、

物理的な広さ以上の広さを感じるように設計したり、

収納とのバランスを設計して「足元」と「天井近く」で明るさを確保したり・・・・etc。

 

 

空間の一体化や必要な際に「区切る」事が出来るような設計にしておいたり。

建物外観を工夫して「カドを曲げて」計画したり、

「外壁の段差」を工夫して風と光とよい空気を呼び込んだり・・・・・。

 

 

DKとリビングの間に中庭を挟み込むような設計でもその「価値」を

つくりだすことは十分できますよね。

 

 

キッチンに「長時間居る」事になる場合はキッチンを中心にスペースを

構成していくプランや「家事の流れ」とのバランスを考えておきたいところ。

 

 

もちろん「ゴミ置き場」との距離も動線も調整するように・・・・・・。

 

 

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