奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家造りの考える際に大切な暮らしの雰囲気を考える時間、間取りのデザインや計画前にまずはどのような暮らしの雰囲気を考えるべきかをイメージする時間からスタート。

2023年09月17日 | 設計の事デザインの事

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※塗装用カラーサンプル帳を見ながらの打ち合わせ・横並びの色にも雰囲気は影響を受けます

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

過ごし方や印象が変化する

カラーコーディネート。

 

何気なく選んでいる

小物や洋服の色は、

その洋服を着ている人の印象も

変化させます。

なぜなら、「色」というのは

人が感覚でキャッチする

イメージのひとつだからです。

 

家づくりでも素材同様に「色」は重要。

 

すべてを好きな色でまとめれば

気に入った家になるかと言えば、

そうではありません。

 

大事なのは色の配色という「バランス」。

 

家づくりに限りませんが、

カラーコーディネートの基本は

「ベースカラー」

「アソートカラー」

「アクセントカラー」という

3つのカラーバランスです。

 

ベースカラーは、

全体のイメージを決める基本の色。

 

アクセントカラーは、

インパクトでメリハリをつける差し色。

 

ベースカラーと

アクセントカラーをなじませて

全体に統一感を出すのが、

配合色のアソートカラーです。

 

理想的な割合は、

ベースカラー70%、

アソートカラー25%、

アクセントカラー5%とされています。

※設備建材メーカーPanasonicショールーム大阪・LDK空間展示コーナー

 

住宅の場合、

ベースカラーは床、壁、天井などの色にあたります。

アソートカラーは

家具やカーテン、

ドア・窓(建具)などの色。

※設備建材メーカーPanasonicショールーム大阪・内装扉床材(フローリング)セレクト展示コーナー

 

アクセントカラーは

インテリア小物や絵画、

クッションやラグなどで

取り入れる要素となります。

 

仕上がりのイメージに関して

大切なのは

小さな色見を室内の

特定位置で見ない事です。

 

見本(サンプル)を見るときは

採用する場所の条件に

近いところで見る事。

室内の照明での雰囲気でも随分変わります。

 

外で使う場合は外、

水平な位置なのか垂直な位置なのか

日陰の部分か日差しが当たる部分なのか。

 

明るさ暗さの印象でも随分変わりますから

そういったところも

重要な決め方となります。

 

そして・・・できるだけ

イメージに近づけるためには、

希望の色よりも

彩度(鮮やかさ)と明度(明るさ)を

ワンランク下げた色を

選ぶことがポイントです。

※設計後の現場での指定サンプル確認・設計時の候補から最終確定するのは現場で再確認を交えて調整

 

見本帳やサンプルは

実際に使う素材や

材料に比べて小さいので

広い範囲で使うと

実際に選んだ色よりも

少し薄く見えます。

 

それは面積効果と呼ばれていて

同じ色でも

面積が大きくなるにつれて

次第に彩度が上がって見え、

同時に明度も高くなって見える現象をさします。

 

色に関しても

様々な視野必要になりますが

どのような雰囲気に仕上げるべきか?。

 

色を限定せずに

心地よさの意味を

感覚的にサンプルを見ながら

知る事も重要です。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

間取り等検討前に住まい手さんをご案内するインテリア・家具イメージの為の提案時間

 

家造りを具体的に進める前に

僕が家具店や建材設備ショールームへ

皆さんをご案内するのは

そういう雰囲気を持つ

色の意味や素材の意味、

場所による色の差を

事前に知っていただくためです。

 

そういう意味での

家造りの予習時間の体感は大切だと

考えているからです。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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