奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家を建てる前に考える範囲の暮らしの始まる場所として土地探しの範囲で気を付けなければいけない内容の一つに「どの範囲」まで考える視野を持つべきか・・・設計デザインの感度と勘所同様に。

2020年06月28日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

設計とデザインのチカラで

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※中古物件視察・玄関アプローチ周辺の既存状態

 

暮らしの場所への

意識の感度という

デザイン思考のカタチと奥行・・・・・。

 

皆さんは何の為に家を建てるのですか?

それは大事な部分ですよ。

家づくりの

全てのゴールに繋がる根本的な・・・・・。

※中古物件視察・室内縁側から見える庭のある風景

 

家を建てるのが目的ですか?

それとも家を建てる事によって

得る事の出来る「何か」ですか?。

 

家を建てるにあたり、

第一に考えねばならないのが、

土地の問題ですよね。

 

いくらデザインや間取りに工夫を凝らした素敵な家を建てても、

ある意味では立地の条件が

暮らしのニーズとある程度一致していなければ、

暮らしの魅力も半減してしまいます。

 

勿論設計やデザインでの付加価値や

工夫があったとしても

そもそも「暮らし」は家の中と外、

庭で成立するものではなくて

家の周辺・・・・・・。

 

例えば通勤や通学、

道路の関係でもある移動や

普段の生活時間帯、

生活範囲・・・周辺の状態も含めて

朝・昼・夜での違い等

生活の地域という意味で・・・・・。

 

それに何と言っても、

土地はその場所にしか無いもの。

家をリフォームするように、

それ・・・そのものを違ったものにすることは

なかなか大変。

出来ないことはありませんが、

必要性がどこまであるのか・・・・・・。

 

簡単に買い替えができるものではありません。

暮らしを、心から満足ゆくものにするためにも、

建てる土地のことを十分に考えておくべきです。

 

そういう意味で、

今から土地探しを始める方のために、

失敗しない土地選びのノウハウを・・・・・。

 

僕も色々な失敗した人を見てきました。

勿論最終的に当方で

家づくりを終えなかった人達。

 

アドバイスの意味は最初の段階には

理解できにくいものですが

その人にとっての本質を考えないと

住まいはただの家のカタチだけですからね。

 

土地の使い方も含めて・・・・・・。

 

話詩が少しそれましたが

元に戻して、

優先順位を見極めるという事。

 

「駅近」「この学校の校区内を」「閑静すぎるのは治安が心配」「前面道路は広く」など、

まずは一通りの要望をリストアップしてみる事。

 

何が目的で「その場所」を選定するのか?

これらは、いずれも大切なことですが、

条件すべてを備えた土地は

ある程度人気も価格も高いもの。

 

そこで、大きさや価格、利便性、住環境など、

あなたにとってどれが最も大切な要素なのかを、

改めて検討するのです。

 

車での移動がメインなのか

自転車、バイク、徒歩なのか・・・・・。

バス、タクシー、電車等?。

 

その際、今お住まいの土地の、

どこが好きかを見直してみるのも

基準になると思いますよ。

 

いったん優先順位を決めたら、

見つからなかった場合の事も考えて

範囲を調整する事も前段階で。

 

予定を考えるという事です。

想定の範囲がどれほどのものなのか?

それにより

最低限「守りたい部分」を決めておくという事。

ぶれないことが大切です。

あれもこれもと目移りするうちに、

本当にかなえたかった目的から

外れてしまいかねませんからね。

 

そしてその決めた最優先事項については、

俯瞰で考える様に・・・・・。

 

全体像が理解できないと

小手先の考え方になりますからね。

 

例えば「土地の整備」について。

擁壁や土留めが本当に必要なのかどうか?

自然に触れて暮らしたい・・・・・。

という場合は、擁壁や土留めを

計画する事自体がどうなのか?

という側面もありますよね。

危険ではない傾斜で樹木や植樹

緑の潤いをつくる事も考え方の一つ。

 

多角的に「モノゴト」を捉えないと

これが土地探しで

失敗しないための重要なところ・・・・・。

 

何のために家を建てるのか?。

どんな環境を望み暮らすのか?

その為にはどのような方法があるのか?

小さな枠内、不動産の枠内で考えるのか

建築と暮らしと住み方を融合して

俯瞰で視野を生み出すのか・・・・・。

 

どちらにしても、

建築費用も、土地費用も

土地価格と建物価格の適切なバランスを踏まえて、

全体的な資金計画を含み計画性を持つ事です。

 

そうしないと、

素材吟味も時間の使い方も

焦りすぎると

建築段階で資金不足や

計画性の無さから

破綻が生じてしまう恐れがありますよ。

 

また、好条件の土地ほど競争も熾烈です。

建築費用の見積もりに手間取り、

「せっかく見つけたお気に入りの土地を、他の人に購入されてしまった!」

なんて残念なことにならないよう、

土地探しと並行して、

建てたい家の予算と方向性も吟味。

 

建築の見積もりは

かなり時間が掛かります。

単純ではないので

だからと言って概算すぎる概算では

実際の予算とはかけ離れますからね。

 

何が可能で何が不可能なのか?

冷静に考える視野を持つ事は

家づくりには大切な「能力」ですよ。

 

居心地のデザインとして・・・・・。

 

意識改革しませんか?

土地とその周辺が持つ

住み方の意味と価値のあり方を。

過ごし方の密度と質感のある暮らし。

 

過ごす環境と空間が生み出す意味を丁寧に。

 

良い意味での暮らしに影響がある

そんな場所にデザインして

設計で整えるように・・・・・。

 

暮らしの環境を紐解きながら

住まい手さんに見えていない

現実と理想のギャップを詰めながら

暮らしの「質的向上」をいつも提案中ですよ。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office


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