和の趣と
モダンテイストを調和させて
ジャパンディな心地よさが
漂う過ごし方の提案。
※住まい手さんとの注文住宅・間取りプランの打ち合わせ
今回住まいの新築計画で
ご相談いただいている
住まい手さんとの
間取りとイメージプラン打ち合わせ。
奈良県の郊外で
和をモチーフにした
注文住宅の新築計画。
地域の風土を
大切にしながらがら、
現代のライフスタイルにも
寄り添う住まいを
実現できるように・・・。
どのような暮らしをイメージするのか。
「和モダン」から
家のイメージがスタートして
色々なイメージの認識を
深めていく中で
「ジャパンディ」と呼ばれる、
日本の美意識と
北欧のシンプルなエッセンスを
掛け合わせたスタイルに
寄せていく住まい造りに・・・・・。
勿論独自性を持ちながら。
相談の中では
家事を効率よくこなせる動線づくりと
毎日繰り返す内容の深掘り、
スペースの活用と
家族と程よい距離感で過ごす
多目的なリビングのあり方が
大きな焦点の住まい。
動線計画:忙しい日常もラクに心地よく
家事負担の軽減・・・・・。
家事動線は、
設計の初期段階から
しっかりと押さえるべき
重要な要素。
たとえば、
キッチンから洗面室、
そしてランドリールームへと続く
動線を短くシンプルに
まとめることで、
仕事や子育てで
忙しい平日の暮らしが
格段にスムーズになります。
キッチンに立ちながら
エンターテイメントを味わいながらも
リビングやダイニングの様子を
把握できるよう配置することで、
今回の家造りでは
様々な距離感も程よくなる計画。
洗濯後の
干す・畳む・収納といった
一連の流れも、
一体化した空間構成で
無駄なく完結できる間取りに。
そうする事で「室内扉」の
役割も実は大きく
意味が変わるんです。
家族のコミュニケーションを育む
LDKの構成要素。
LDKは、
食事やくつろぎの時間など
家族が比較的
長く滞在する場所です。
だからこそ、
ただ広いだけではなく、
各家庭の価値観や
ライフスタイルから
過ごし方に合わせて
適度なコーナーや
視線と動線の変化を
つくることが大切だと考えています。
今回のプランでは、
リビングに隣接した
中間階のスペースを設けるなど、
斜めの視線や
逆方向の視線で窓の外
リビングの様子という
双方の視界に意味があり
過ごし方を
立体的な要素から
自然に過ごし方を
楽しむ事が出来る
工夫をご提案・・・・・。
インテリアづくり
和モダン × ジャパンディの妙。
素材選び:自然素材の風合いを大切に。
郊外ならではの
自然環境を意識し、
木の温もりや
素材のやさしい質感も
今回の計画では大切にしています。
建材も融合しますが、
壁や天井の一部に
そのような素材を
最適な状態で採用することで、
柔らかな光と空気感を
室内にもたらすように・・・・・。
一方で、
北欧インテリアの
代表的なシンプルな家具、
あるいはファブリックを
アクセントとして取り入れることで、
洗練された
現代的な空間を
演出することも可能です。
伝統とモダンの融合は、
暮らしの中に
常に新鮮さをもたらしてくれます。
カラーコーディネートは
ナチュラルトーンとアースカラー。
ジャパンディスタイルを
より印象的にするために、
白やベージュなどの
ナチュラルトーンを基調とし、
木の素材感と相性の良い
アースカラーを適所に配置していきます。
落ち着いたグレーや
ブラウンを組み合わせると、
空間に奥行きが生まれ、
日本古来の“わび・さび”の感覚とも
どこか通じる
静謐な雰囲気を醸し出します。
照明計画:柔らかな光が生むくつろぎ。
照明は空間の印象を
大きく左右します。
ペンダントライトや
ダウンライトだけでなく、
間接照明やフロアランプなどを
上手に組み合わせることで、
昼と夜で異なる表情を
楽しんでいただけるようになります。
日本の「行燈(あんどん)」を
思わせるようなウォームトーンの光は、
忙しい日常の中でも
ふと立ち止まりたくなる、
そんな安らぎのひとときを
演出します。
外観のデザイン:街並みに溶け込む。
奈良は古くから
伝統建築の宝庫であり、
街並みは落ち着きのある色合いで
統一されていることが
多い地域もあります。
今回もある意味では
そういうった
法律での規制も存在している地域なので
その中に新しく
建物を構えるにあたっては、
法整備されている中でも
景観との調和を
意識することが
大切だと考えています。
今回外部(外観)に関しては
和を重要視する地域という事もあり
深い軒や勾配のある瓦屋根を
設けることでのメリットを
多く享受できるように、
夏の日差しから家を守りつつ、
雨の日も
快適に出入りできる工夫も
間取りには可変性を持たせつつ
盛り込んでいます。
外壁は木や塗り壁、
あるいは上品な質感の自然素材を選び、
自然の風合いを生かしながらも
周囲の建物とのバランスを
損ねないよう配慮。
落ち着いたトーンの外壁に、
木の格子や和の意匠を
取り入れることでも、
奈良の古都らしい
風情を感じさせる外観となります。
奈良という歴史ある地域で
暮らすということは、
自然や伝統に寄り添いつつ、
現代の利便性や
美意識をどのように
紡いでいくかが
大きなテーマにもなります。
その土地の風土を生かしながらも、
住まい手さんにとって
「自分たちらしさ」が感じられる
空間を丁寧にと考えながら
今回もプランの提案時に
いろいろなディスカッションを。
和を意識しながら
モダンやジャパンディといった
デザインキーワードは
あくまでも入り口に過ぎません。
そこからさらに深めて、
暮らしの物語を
紡いでいくのが
設計のコンセプトの中では
重要な時間軸になります。
今回の打ち合わせ内容を踏まえて
次回は大きく2つの方向性に対して
どのような軸で
住まいの場を考えるのかという
相談予定に・・・・・。
うわべだけで
住まいを考えるのではなくて
暮らしの実情と価値観を踏まえて
新しい暮らしのあり方を
考える時間・・・・・。
今回提案の間取りプランは
そういう部分も
紐解く事ができるように
計画しています。
やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
暮らしの意識と時間を丁寧に。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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