住まいの設計とデザインの過程・LDKだけではなく素材の整理やイメージの整理も建築家として仕事の大切な時間、外壁や床・壁・天井の仕上げ、色の印象、使う素材のイメージで意識も心地よさも変わるという事。

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※建材メーカー「フジワラ化学㈱」営業担当と橿原アトリエでの打ち合わせ

 

 

住まいの設計デザインの勘所。

色が変化するという事・・・・・。

素材の質感や色で同じものであっても

違うものに見えるという事。

皆さんも実感があると思います・・・・・。

 

 

明るい色、暗い色、

それぞれの色の特徴を加味しながら、

明るく見えるケース、暗く見えるケースを考えつつ、

住まいの新築計画で、

仕上げ材料メーカーフジワラ化学㈱さんと、

橿原アトリエにて打ち合わせイロイロと。

 

 

建物の状態が、同じ形、間取り形状、大きさ、

何もかも同じであっても

雰囲気は「素材の質感」で変わります。

 

 

建物を見た時に受け取る印象の意識と、

そこに現れる建物のイメージを意識しつつ、

住まい手さんの美意識の拠り所を検討の途中ですよ。

 

 

新築やリフォームの失敗例でありがちなのは

「こんなはずじゃなかった」という

仕上がりイメージの「ズレ」です。

中でもズレが起こりやすいのは「色選び」。

 

 

屋根や外壁にはじまり、床、天井、壁紙など、

家づくりではたくさんの色選びが必要になります。

 

 

完成を想像しながらの色選びは

楽しい時間でもありますが、

完成後に「仕上がりのイメージ」が違わないように。

 

 

色選びで失敗する原因のひとつは

サンプルブック（色見本）を単純に「見る」だけに頼ること。

 

 

同じ色でもハンカチとベッドカバーでは

イメージが大きく異なります。

また、太陽光で見るのか照明器具の下で見るのかでも違います。

色のイメージは「面積」と「光」に左右され、

面積が広くなるほど明るい色はいっそう明るく、

逆に暗い色はいっそう暗く見える傾向にあります。

 

 

そのため、小さなサンプルの

イメージそのままで仕上がりを

イメージすれば「こんなはずじゃなかった・・・」になりがちなのです。

 

 

なので色選びの失敗を避けるには、

「できるだけ大きなサイズ」

「実際の環境に近い状態」で

確認することができるように。

 

 

ついついデザインや機能に

気を奪われてうっかり見落としがちな「色」ですが、

ここでしっかりと確認しておくことが成功のカギです。

 

 

外装や内装などの見える部分での質の違いは

そういう考え方、選び方での調整が大事。

 

色選びは慎重に、そしてできるだけシンプルに

考える事を提案していますよ。

 

 

そういう事で、

この日は営業担当者さんとの打ち合わせで、

見本帳ではなくて、

外壁材の検討用サンプル作成を依頼・・・・・。

 

 

検討要素を整理して

イメージをデザインする事も

建築家としての大切な仕事の一部ですから。

 

 

 

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