人生の潤いを生み出す暮らしの空間を
設計デザインのチカラで・・・・・。
※中庭を囲んだ空間整理でリビングを区分するデザイン設計過去提案事例CG
よく考えられた家を建てると
暮らしが楽しくなる。
歴史や慣習、作法、環境など
空間にまつわる
全ての背景を取り込みつつ、
その秩序や思い込みの「タガ」を
そっと緩めると、
新しい暮らしや社会、
空間のあり方が
見えてくると思いますよ。
その暮らし、その場所でしか
成立し得ない空間を見つけ出し、
人が生きることに寄り添う、
美しくありつつ、
端正で程よく「余白」が存在する・・・・・。
そんな「暮らし」を生み出す
建築(暮らしの場所)を
設計とデザインの付加価値で
生み出したいといつも考えています。
外出自粛等によって
仕事も学校も生活の一部が
ある意味オンライン化が
急速に進んでいます。
多くの人にとって、
家族が顔を合わせつつ
これほど長い時間家の中で
一緒に過ごすことは
どちらかというと
これまでなかった経験
ではないでしょうか・・・?。
例えば二つのリビングの存在価値。
なぜ二つも・・・?。
それは居場所や家族同士の距離感に
自由度を持たせたいという
考えからです。
これまでリビングは
ひとつだけというのが
常識だったかもしれません。
勿論僕自身は固定観念では
設計しないので、
箱のようなフリースペースや
ゲーム部屋のような予備空間
セカンドリビングを兼ねる
自由空間を設計していた経緯もあります。
だけどこれからは
まだその奥行を
拡張した方が良いかも知れません。
そうでなければ
居場所の選択肢は
各自の寝室かリビング
ということになります。
極論だと、
引きこもるか、
みんなと一緒にいるかの二択です。
現在の大半が考える
長時間にわたって
「家族と過ごさなければならない」
というマイナス面での思考状況では、
この選択肢の少なさは
苦痛になりかねません。
二つのリビングは
視線は通らないもの、
物音や雰囲気は若干伝わるよう
空間は区切られつつも
繋がるように空間整理を
施したり・・・・・。
居場所の選択肢が増えることで
少し距離を置きたいときでも、
個室に引きこもることなく
それぞれの居心地の良い居場所を
見つけることができるのように。
平時で心地よい距離感を探ることが
結果的に非常時の心地よさも
担保できるようになりますから。
今まで以上に気分の変化と
家族同士の関わるべき距離感の自由度。
そういう範囲を含めて
暮らしについて
意識的にも行動的にも
少し配慮してみると
良い意味での変化も生まれると思いますよ。
パーソナル空間と
コモン空間の関係性・・・・・。
整う暮らしの有効性と意識。
住宅計画での思考の範囲は
家の事を考えるよりも
暮らし全体を丁寧に・・・・・。
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