住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談
※中庭、リビング、寝室からの距離感をデザイン途中のCG
住まいと暮らしの設計・・・・・。
住まいの設計に大切なモノゴトと思考の質。
何か物を手に入れようとする時、
何でもいいや、
とか、
これでいいや、
と思う人は多いと思います。
けれども、
これが良い、
これしかない、
と思ったものを
丁寧に考えて
一つ一つ・・・・段階を経ながら
手に入れていくと、
生活は「カタチ」だけではない部分を含めて
それぞれの家族や暮らし方に応じて
程よい密度で豊かになってゆきます。
その部分を設計して
デザインする事も僕の建築家としての
大切な仕事の部分ですから・・・・・。
カタチだけを提供するのではなくて、
暮らしの密度と質の良さ、
その場所で結果生まれる暮らしの豊かさ。
家づくりは、そうなんですね。
何でもいいや、
とか、
これでいいや、
と思って建てるのではなくて、
これが良い、
これしかない、
そう吟味して
思考して
創出して・・・・・・。
ロジカルだけではなくて
ラテラルに丁寧に視野を持って
その深く思考した住まいを建てると、
その後の人生は大きく変わってゆきます。
僕は建築家としても
一人の生活者としても
それは単なる「こだわり」ではなく、
愛情の問題なのだと思っています。
そしてその場所に対して
美しいものを・・・・・。
美意識という部分だけで片付けるのではなくて
生活と場所と家族と暮らしに
相応しいという意味で。
北欧家具を「おしゃれだ」と言う人がいます。
けれども、それが好きな人にとっては、
それがあることこそが日常であり幸せなんです。
つまり価値観というデザインの部分。
愛情の詰まった空間という意味も
その視野をバランスよく持たないと
ただの「エゴ」で
終わってしまいますよね。
僕は・・・・建築家には、
大きく分けて二タイプあると思うんですね。
ひとつは理念や概念的なものを規範に
デザインする(左脳的)、
もう一つは五感や
触覚的なものを規範にデザインする人(右脳的)。
どちらが正しいか、
それがどういうものであるか、
それを言葉に置き換えると、
光や風、土や緑といったものになるのでしょうけど、
僕にはそれだけでは違和感が残ります。
暮らしの設計、デザインの意図や思考と
そのデザインの結果は、
そんな言葉に
単純に置き換えられるようなものではないからです。
そういう単純化できない領域こそに、
空間の本質は備わるのかも知れません。
それくらい「空間」の持つ意味は
様々な要素が複雑に関係性を保っているものですから。
外的要因、内的要因と
その場所にいる気持ちとのバランス。
そして、その気持ちも、
その「場所」、その「空間」その空間に入る前の
状態の気持ちから「派生」してくるものですから。
暮らしは、本当に単純ではない
という事です・・・・・。
故に「丁寧」の質が大切なんです。
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