家を建てる前に
知っておきたい
エアコン設置のポイントについて。
※LDKに壁掛けエアコン設置の事例
家の中を快適に整えてくれるエアコンは、
現代の暮らしでは欠かせない
家電のひとつ。
風通しがよく
環境負荷をキチンと考えた家であっても
エアコンの機能を
効率的に発揮させるには、
配置場所がポイントとなります。
家を建てた後に、
想定していた場所に
エアコンが配置できずに
後悔することのないよう、
ある程度間取りが決まったら、
家具の配置とともに
エアコンの位置を
しっかり考えておくように。
勿論・・・僕はいつも事前に
間取り計画に紐づけながら
打ち合わせをさせていただいています。
※天井カセット型エアコン設置の事例
実装といって、
エアコン込みでの前提もありますし
逆に「エアコンの計画」を
盛り込み「実装」は後で・・・・。
という場合もありますので。
壁付きでもそうですが
天井へ設置するタイプは勿論「実装」です。
話しをもとに戻して
エアコンの取り付け位置は
間取りと一緒に考えるという事。
エアコンの設置は、
配線やダクトの確保、
壁の補強工事など、
実は大掛かりな工事が必要になります。
家の完成後に
こうした設置工事をすると、
住まいの性能が損なわれることも。
場合によっては「耐震」の為
設置している壁や
機能性を損なう事もありますから。
適正な場所への設置は、
冷暖房効率にもかかわります。
新居で快適に暮らせるように、
事前にエアコンの設置を想定する事。
コンセントの計画なども
事前にそういった意味で
エアコン用に専用で備えますから。
木造住宅の場合は、
鉄筋コンクリートの住宅よりも、
エアコンの「畳数の目安」に
ゆとりを持って選ぶこともあります。
近年は家の性能も向上しているし
設備の性能も向上していますが
実際に使う人がどのように「使う」のか?
それによって、
機器類の性能の持つ意味も
変わりますから。
30帖以上のLDKなら、
小型のエアコンを
2台設置するという方法もあります。
2台使いの場合、
設置の手間はかかりますが、
人がいない場所の
エアコンを切っておくなど
フレキシブルに対応できますし、
L字型など、
1台ではエアコンの機能が良くても
稼働している状態の
恩恵を受けれないケースの間取りでも、
快適に過ごせます。
冷たい空気は下にたまり、
暖かい空気は上にという
性質があります。
そのためエアコンの風は、
冷房は上向き、
暖房は下向きに吹き出して
室内の空気を混ぜることで
室温を調節しています。
冷房・暖房どちらの場合でも
エアコンの風が
直接人に当たらないような
場所を選ぶことも
快適性の向上につながります。
温風は下向きに出ますので、
エアコンの下に
収納家具など
背の高い障害物があると、
暖かい風が遮られてしまいます。
暖房効率を高め、
床面の冷えを抑えるためにも、
エアコンの下には
家具を置かないことを
おすすめします。
エアコンの風は
前方に吹き出すため、
エアコンを部屋の
短辺の壁に取り付けた方が、
風が広く行き渡ります。
特に、LDKのような
広い空間に取り付ける
エアコンの位置には
ご注意ください。
風を左右に送る
スウィング機能のついたエアコンなら、
風が届く範囲が広がります。
窓や収納との兼ね合いで
エアコンを短辺に
設置できない場合には、
そうした機能を持つ
エアコンを選ぶのも
ひとつの方法です。
室内の設置場所と
あわせて考えておきたいのが
室外機の置き場所です。
エアコンの室外機が
道路から丸見えになってしまうと、
外観の印象や
場合によっては
庭の使い勝手も変わります。
間取りに合わせて
事前に室外機置場を
検討しておくことが大切です。
室外機の周りに
熱がこもると
冷房効率が下がりますので、
できるだけ風通しのよい場所が
よいかと思います。
勿論・・・メンテナンスの
しやすさも含めて。
これらの計画を
どれだけ間取り計画の際に
意図を含めておくのかで
暮らしやすさも
部屋の使い勝手も変わります。
勿論それらは「天井カセット型」の場合も同じです。
あと、壁付けの場合、
寝室や子供部屋のエアコンの位置は、
クローゼット折れ戸と
ぶつからないように・・・・・。
どこまで想定出来るのか?
エアコンの位置ひとつで、
住み心地が
大きく左右されます。
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