日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

The教育・・・

2012-03-09 11:29:12 | Weblog
 日本の教育の不自然さ、気が付いている人が多いと思われますが、何故か、長いこと修正できていません。既に、今の国際化の時代に合わない制度になっているのですが・・・。
 昨晩(3月8日)民放で、「オランダの教育」が紹介されていました。こんな感じで、もっともっと海外の教育事情が紹介されるといいですね。今は、インターネットが利用できれば、スカイプを利用して、海外の子どもたちと直接に会話が出来ますね。しようと思えば、田舎の学校でも出来るはずなのですが・・・(何故か、積極的にしないですね・・・)。
 私自身も、韓国(清州市)やタイ(チェンマイ)やニュージーランド(オークランド、1カ月間)やオーストラリア(グラッドストーン、1カ月)やバングラデシュ(ダッカ)の学校で直に演奏してきて、海外の教育制度の違いを感じてきていますが(長女も、アメリカの高校を卒業し、アメリカの大学・大学院を卒業しているので)・・・。
 兎に角、オランダでは、学校が楽しいし、家族が一緒にいる時間が長くて、子どもたちの「幸せ度」は、世界でトップクラスで、「学力」もトップクラスなのです。何故でしょうか・・・→
1、落第(留年)制度がある。
 何と、子ども自らが望んで落第しているのです。落第したクラスのクラスメートから孤立することなく、楽しく過ごせています。
 実は、義務教育で、落第制度がないのは、先進国では日本だけの珍現象なのです。よく言われるのは、日本では、「357の落ちこぼれ」つまり、小学校では、3割の子が授業に付いて行けないし、中学では5割、高校では7割、大学では?割、それでもトコロテン式に、出席日数さえ足りていれば、進級できるのですが・・・。
 オランダも、40年前までは、3人に1人が落ちこぼれで、社会問題になっていたのです。画一教育から、個別教育に変えたのです。つまり、子ども一人一人に合わせた教育に変えたのです。(日本も早く見習って欲しいのですが・・・)
2、オランダの学校は、楽しい。
 自分も、子どもに(3年以上)茶道や(1年間)和太鼓や横笛を小学生に教えてきて、思うことは・・・→好きでないと続けられない。好き以上に、楽しんでいる子の上達は、好きな子以上に早いと言うことです。
 子どもが学ぶ上で、教師の指導の仕方、同学年の雰囲気(少数の子がやる気がなくても、大部分の子にやる気があると、少数の子が頑張る様になります・・・)がとても大切ですね。もちろん、教育には、相手との競争よりもお互いの思いやりの精神がとても大切と思われますが・・・。
3、宿題・塾・教科書がない。
 日本の様に、宿題が沢山あって、家に帰ってもそれをしないといけない。それに、塾にも又通わないといけないなんて・・・。
 オランダでは、親が望めば、4歳から教育が受けられます。日本の様に、ある時期に一斉に入学ってことはないのです。チャイムもなく、子どもの様子を見てから、授業が始まります。少人数で、複数の教師が付いています。教室の垣根もないし、常にオープンです。それに、決まった時間割さえなくて、授業の内容は、子どもたち自身が選ぶのです。
4、「カルテ」がある。
 かかりつけの医療機関に行くと、その人のカルテがあり、病歴が詳細に書かれていますね。そんな感じで、どの先生が受け持ってもよく理解できる様に、その子の「カルテ」があり、その子の状況がそれに詳細に書かれているのです。
5、「オーダーメイド教育」ですが、厳しい面もあります。
 学校が自由に選ばれると、人気のない学校は、当然、潰れますね(よく潰れているそうですが・・・)。それで、どの学校も、生き残りに一生懸命にならざるを得なくなります。
 学校では、知識を詰め込むことよりも、生徒の動機を大切にしています。小学校の時から、将来の仕事のことを考えさせています。自分で考えて、自分で選択させ、その結果、自分で責任も取らせます。
 将来、何をしたいのか、何になりたいのか→(それを実現するには)今からどう努力したらいいのかなど・・・12歳で結論を出させています。
 オランダでは、親と教師が子どもにトコトン付き合っています。学校任せでもなく、塾任せでもなく、本来子ども自身が持っている育つ力・学ぶ力が壊れない様に、サポートしているのです。(日本では、どうでしょうか?全く反対のことをしている・・・?!)

http://www.futoko.org/kodomo/page1115-240.html
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/133 

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