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政治の世界にしても、官僚の世界にしても、教員の世界にしても、警察官の世界にしても、公務員の世界にしても、ずっとその世界に入りっぱなしだと、周りが見えなくなるのではと思っている。
しかし、自分では、長いことそれに気が付かないことが大半なのだ(少なくとも、自分はそうであったし、今も、完全には、それから脱却できていないかも知れないけど)。
医療の世界でも同じだ。そんな中で、例えば、社会人に一度なったのに、再び、医学生になったり、看護学生になったりして頑張っている人がいる。昔もちょっとはいたが、今は、不況時代の影響か、そんな人が多くなっている。そんな人達は、やはり、現役の人とは意気込みが違っている感じだ。目的意識をしっかり持っているので、人一倍頑張っている感じだ。
受験の世界に永いこと置かれていると、学歴や学部や学校で、その人の能力を判断しようとついしてしまう。その呪縛が取れるのに、自分の場合、かなりの時間を要した。
人生80年、今や、いろんな生き方が出来るのだ。10年経てば、それまでに得たものの価値は、半分になるとも言われている。となると、有名大学に首尾良く入学出来ても、40年後の定年の時には、その価値は16分の1でしかないことになる。が、当の本人は、定年後も、過去の栄光にまだ酔っているケースもあるかな。
人生は、20年×4で、20年で一区切りの人生が、4つあることになる(中には、5つの人もいるだろうけど)。
初めの20年は、正に、若葉マークの人生だ。
次の20年は、失敗が許される人生だ。
3番目の20年は、主に前の20年使って、最も輝いて頑張れる人生だ。
そして、人生80年の現在は、最後の20年は、人によっては、実にさまざまな生き方の出来る人生になるはず。
定年後、慎ましやかに年金生活をする人、まだ、仕事をエネルギッシュにする人、ガラッと生き方を変えて他の事に目を向けて突進する人、趣味に生きる人、ボランティアに生きる人、体を急に壊して寝込んでしまう人、いろいろだと思う。
(記事は、昨年、宮崎小児科医会会報に投稿したもの。今年は、オーストラリアのグラッドストーン市の3つの学校で、太鼓を教えることが既に決まっている)