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日本の場合を考えてみると、例えば、ある会社員だと、個人の将来の年金の為のお金も、個人の病気の時に利用する医療保険のお金も、その半分ずつをそれぞれ個人と会社が受け持っている。この額が個人にとっても会社にとっても、大変な負担となっている。
アメリカにとってもそれは同じことで、近年のアメリカの自動車産業の衰退は、高騰する保険料の支払いにあったとも言われているし、アメリカの一般市民の中には、医療費が払えずに自己破産に陥る人も多くなっているのだ。
今年の12月13日、バージニア州の連邦地裁は、オバマ政権の最重要課題として今年3月に成立した医療保険改革法について、国民に保険加入を義務づけた条項が合衆国憲法に違反するという判断を下した。国民皆保険を目指す同法への違憲判断は初めてで、他州にも同様の判断が広がる可能性がある。
連邦地裁は、国民の医療保険加入を義務化し、非加入者は罰金を支払うとする「個人強制保険条項」は、「憲法が規定する議会の権限の範囲を超える」と判断した。違憲と判断された条項の義務化は14年に開始の予定。しかし、20以上の州で同様の訴訟が起きており、ミシガンなど2州は合憲判断を下している。実現までには、かなりの困難が予想され、「個人や企業の医療費負担を増やす」として同法の撤廃を唱えるアメリカ人は、想像以上に多いのだ。
一方、アメリカでは、代替医療がとても盛んだ。その第1位は、何と言っても、カイロプラクティックである。今や、アメリカだけでなく、それ以外の先進国でも盛んだ。
カナダに行った時、ビクトリア市やトロント市で、カイロプラクターの看板がやたらと目に付いた。カナダでホームステイした家の奥さんが、(腰を悪くして)カイロに通っていた。オーストラリアに行った時も、佐伯市の姉妹都市のグラッドストーン市の街はずれに、カイロプラクターの看板があった。柔道の柔ちゃんの父親がカイロプラクターだが、欧米では、有名なスポーツ選手には、しっかりと専属のカイロプラクターが付いている。競走馬の馬にも、付いているくらいだ。
べらぼうに医療費が高額で、医療訴訟の多いアメリカで、比較的医療費が安くて、副作用がなくて、訴訟が起きにくいカイロプラクティック(保険がしっかりと効く)に多くの人が走る理由が、分かる気もする。(日本でもカイロプラクティックに、国家試験がしっかりと課されて、欧米並みに多くの人に認められるまでには・・・まだ、10年以上でなく、20年以上も掛かりそうですが・・・?!)
*写真は、今年の7月にグラッドストーン市で撮ったもの。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20081016/1