日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

人生、楽しく・・・

2011-05-09 22:10:47 | Weblog
 「人生楽しく踊ろう会」が、この日(9日)、佐伯の「さいきん紙」に載っていたので、前もって連絡して許可を得て、19:00過ぎにタクシーで「佐伯地区公民館」に、太鼓を持って行った。
 そこで、東日本大震災支援のチャリティーショのことを知った。
 そのショーで踊る練習をしていた。踊りに合わせて自分が太鼓を打つと、踊りの先生(チャリティーショで一番中心に動いているC.U.&T.T.)が、「太鼓があると、全然違う!素晴らしい!」と言ってくれて、自分の太鼓を踊りに入れることがその場で即決まった。それも、既にプログラムが出来上がって、一部の人には、もう配っているのに(・・・←いいのかなあ?)。プログラムに曲名が書かれていないのに、2曲追加して、自分の太鼓で最後に踊ることになったみたい・・・!?
 今年で、「佐伯ふれあいチャリティーショー」が13回目にもなる。今年の収益金は、全て、「東日本大震災支援」に使われるとのこと。
 このチャリティーショー、佐伯市で一番大きな会場の「佐伯文化会館」大ホールで、5月22日(日)11:00~17:00に開催される。が、この日の13時~15時まで、大正琴の人と別の個所で演奏に行くので、帰りは会場まで直行になりそうだなあ・・・(何とか、間に合いそうだが・・・?)。
 今年から、「佐伯ふれあいチャリティーショー」の会長に、「人生楽しく踊ろう会」でお世話になっているC.U.さんがなっていた。
 1回から12回までの会長だったT.T.さんも踊りを一緒に指導していて、とても面白い人だった(旦那さんも、一緒に来ていて、帰りは、旦那さんの運転で、自宅まで送ってもらった)。
 T.T.さん、男性だと綾小路って感じで、笑いが先行する感じで、「琴、踊り、着付け、カラオケの4つの先生をして、○○でチリメンを売っています・・・」と初めに自己紹介してくれた。
 21:00まで、自分の太鼓で、参加者が楽しく踊れた。(・・・←とても盛り上がっていた!)
 帰りに、T.T.さんが、「私めったに人をほめんのよ、私からほめられるのって、大したもんヨ・・・」と言う(・・・←光栄です)。又、「人生、下手で踊っても、いい。人生、楽しいのが一番!」と言う(・・・←この歳になって、充分に納得!)。

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母の日・・・

2011-05-08 18:41:03 | Weblog
 5月8日(日)は、「母の日」で、同時に、母の90歳の誕生日だった。
 (いつもの様に母の好きな)「巻きずし」と、誕生日を祝ってのケーキを持って、母の住んでいる家に家内と一緒に行った。
 食事の前にハーモニカで、「ふるさと」の曲を演奏した。曲名を尋ねると、正確に、曲名が言える。母の好きな「青葉の笛」も吹くと、ニコニコしている。
 海馬がひどくやられている関係でか、私の歳を何度も尋ねてくる。「後、20日で、満62歳!」と答えると、驚くことなく、「まだ、若い!」と言う。(以前は、驚いていたのだが、今回は、違っている・・・何故かなあ?!)
 天理教の話になると、急に人が変わった様に、元気になる。黒柳徹子さんほどには出来ないが、聞き上手にならないといけないと思って、今日は、素直に、しっかりと拝聴した。
 ・「働く意味は、傍(はた)を楽(らく)にさせる為に働く」
 ・生き方としては、イライラしたりクヨクヨせずに、「陽気暮らし」が一番いい。
 ・「一口話せば、ひ(日)のきしん(寄進)」・・・人を傷つける様な言葉を使わない様に、人を喜ばす様な言葉を使いなさい。
 ・「人を助けて我が身助かる」
 ・人間には、8つのほこり(埃)がある。・・・→それは、おしい、ほしい、にくい、かわいい、うらみ、はらだち、よく、こうまん・・・→その中で、最も良くないのが、「高慢!」・・・←私が最も気を付けるべき言葉デス!
 で、私が母に、「常に心配し過ぎていると、免疫力が低下して、ガンになる。イライラして怒った感じにいつもなっていると、心臓が悪くなったり、血管系が悪くなる・・・」と説明した。
 「今、心配事は?」
 「ない!まあ、ボケがこれ以上進まんようにかな・・・」
 「怒ることは?」
 「ナイ、ナイ、ナイ!、全くナイ!」と。
 「じゃあ、日本人の死因の7割近くが、ガンか血管系だから、お母さん、まだ、10年近く生きるかも!」
 「そんなに生きろうか?常に正座が出来るし、内臓が正常の位置にあるから、まだ、生きられるかも知れんなあ・・・」とニコニコして言う。
 最後に、「君が代」の曲を笛で吹いて、テクテク歩いて帰った。
 歩いて帰る途中で、偶然に、(大腸専門で、消化器内科で開業している)同級生に会った。「14時から、アルゲリッチが来ているので、それに行く。車持ってるけど、健康上、使わない・・・」と言って、暑い中、自転車に乗って軽やかに風を切った感じでサッと行ってしまった。
 モダンな服を着た彼の姿を見て、家内から、「あんな感じで、おしゃれ心を持って服を着こなすといいね!」と言われてしまった。(・・・←こちらは、今まであまり磨いてきてないので、その面の才能、ありません・・・?!)
 演奏会のことを知って、ちょっと遅れて、自分も家内も、佐伯文化会館大ホールで開催されている「第6回:別府アルゲリッチ音楽祭拠点コンサートinさいき」に行った。
 ピアノは・・・→ピアニスト、作曲家、教育家、研究家、指揮者、それにブエノスアイレス大学で工学士の学位を取得している「(アルゼンチンのブエノスアイレス出身の)エドゥアルド・フーベルト」氏。
 バンドネオンは・・・→(バンドネオンでは世界の最高峰と名高いネストル・マルコーニを師に持つ)若き「三浦一馬」氏。
 最後の方で、二人が共演で「荒城の月」を演奏した。初めは、普通の感じで演奏し、次に、三浦氏が、1オクターブ下げて演奏した。それが、正に、震災を弔う感じの曲に思えて、ジーンと来てしまった。(演奏前に、フーベルト氏が、次の様に言われた。・・・→荒城の月の歌詞の意味を知っています。震災に会われた方々に対しても、この曲を捧げたい。)
http://kazumamiura.com/  

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変えましょう・・・

2011-05-08 08:37:45 | Weblog
人間を幸せにするはずの原発が、想定外のことになって、避難所生活を余儀なくされている。(想定外を想定したくなかっただけでは、・・・想定外を指摘する人もいたはずだし、過去にも、大惨事が起きていることが証明されているからして・・・)。
 管政権は、いつもの様に(?)、いきなり(充分な説明ないままに)浜岡原発の中止を出し、中部電力側は、まだ、結論を出していない。
 一度決めると、白紙にするには、かなり時間が掛かる。
 第2次世界大戦にしても、2年はもつだろうが、その先は息詰まるだろうとの予想は、あらかじめされていたはず。しかし、その意見は無視。一旦、戦争に突入すると、多くの国民が、勝利しかないと思い、最後は、神風まで吹くと思わされて勝利を確信していたはずで、行け行けムードの中では、戦争反対の意見は、通らなかった。
 しかし、戦争で勝っているはずなのに、生活は良くならず、おかしい、おかしいと国民が思う様になった。
 原発の問題も、それと似ている。多くの人が、浜岡は危ないと言っているのに、政府も中部電力も、今まで、それを受け入れ様としなかった。・・・→その体質、それこそが、最も大きな問題では・・・?!!
 教育も、おかしい。国家試験の合格率が悪いと、大学に交付金を上げないと言う。地方行政に対しても、国に逆らうと、交付金がもらえないよと言って脅す。それを取り仕切る人って、どんな人?
 政治家と官僚・・・!
 政治家は、皆が選ぶので、皆の責任になるのかな?!
 官僚は、受験戦争をくぐり抜けて、高学歴、難関試験を突破したエリート。若い時にそれを達成したことがずっと長いこと影響して・・・→現場を知らないで、行政に深く携わる。この制度を変えるべき!
 出来なくても、上に進級できる教育制度はおかしい。塾に長いこと行って勉強してないと受からない入学試験制度もおかしい。
 今度の大震災で、一人一人の日本国民は、海外でも更に高く評価される様になった。我慢強くて、思いやりがあって、謙虚で、勤勉で・・・しかし、政治家(選挙制度)は、マスコミ(倫理観乏しく、経営・視聴率第一主義・・・)は、教育制度は、・・・今、勇気を持って変えましょう。
 大切なのは、大きな世論の動きだと思います。
http://ameblo.jp/yamanekomaabo/theme-10033019704.html 

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大正琴・・・

2011-05-07 16:51:23 | Weblog
 家内が昨晩、自分が経験した様に、右の鼓膜の痙攣が起きたみたい・・・。家内のは、かなり振動数が多い感じだ・・・?!。だが、不思議に、今朝は、もう消えている。(・・・←何でそんなに治りがいいの?)
 13:30に、大正琴の練習場に行った。既に、5人集まっていた。会長さん夫婦と、お弟子さん3人。真っ先に、アンサンブル(!)で、「無錫旅情」の演奏を披露してくれた。素晴らしかった!
 西洋楽器と同じ感じで、ベース、テナー、アルト、ソプラノと分かれてそれぞれが演奏している・・・→それまで皆が同じ感じで演奏しているものと思っていただけに、ビックリ!
 お弟子さんが全部で30人近くいるみたいだが、その中でも、今日演奏している会主以外の3人は、トップクラスの人だった(頂いた名刺には、文部科学省認可大正琴協会正会員、琴伝流、講師とあった)。会主(上級師範)の旦那さんは、演奏しなくて、もっぱら、縁の下の力持ちって感じで、参加している。
 大正琴は、正に、日本が産ん和楽器で、大正時代に、タイプライターをヒントに出来上がっている。
 大正琴でのいろんな曲に合わせて(10曲以上)、太鼓を打って合わせてみた。もう、後は本番で、5月12日の「鶴見の太陽」では、大正琴と和太鼓による初めての演奏って感じで、披露することになる。(それに、22日、23日、31日と続く・・・)
 どうなることやら・・・?!
http://info.kindenryu.co.jp/?month=200908 

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最高の贅沢・・・

2011-05-06 22:06:41 | Weblog
 つい最近、自分のからだの変化で、いろんなことがあった・・・。
 右の鼓膜の痙攣から始まって、右の上下の歯全体が痛い感じから、右の下の一番奥の歯が痛くなって、それから、右の顎関節が痛くなって、それから、何と、左の額関節が痛くなった。
 それが、職場から次第に離れて行って、我が故郷の佐伯に近付けば近付く程、どんどん痛みが取れて行った感じで、佐伯の我が家に着いてからは、嘘みたいにどこも痛くない。昨日(5日)も、今日(6日)の朝も、左の顎関節が電気に触れた感じで、ピリッと痛くて悩んでいたのに・・・。
 これって、やはり、自律神経のアンバランスなのだろうか・・・?!
 昔、(猛烈に働かされている)ある若いドクターも(一緒に彼の運転する車の中に乗っている時に)言っていたなあ、「何故か、職場(県病院)が近くなると、頭が痛くなる・・・」と。
 無理をしていると、気が付かない内に自律神経失調症となって、いろんな症状が出ている人、多いと思う。
 夕方、自宅の特別室で、音のしないように、入口に防音の蓋をして、太鼓を力一杯に打った。
 ・・・←これって、ホント、誰にも出来ない感じの最高の贅沢をしていると自分では、思っている。つまり、自宅を造ってもらう時に、周りに気兼ねしないでいい様に、防音の部屋を半地下に造ってもらったのだ。入口を塞げば、力一杯太鼓を打っても、(自宅が三方、道路に囲まれているが)あまり聞こえない。で、夕方、運動を兼ねて、太鼓を打った。(・・・←いい汗を久し振りにかきました・・・。佐伯にいる時は、夕方、毎日打つつもり。)
 明日は、10年間で2000回以上も演奏している「倫調千の会」の人と会って、今後の方針を決める予定。・・・←楽しみです!

http://www.sashakyo.or.jp/shakyou_borannthia.html

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患者様・・・?!

2011-05-05 12:09:42 | Weblog
 近頃は、医療機関で、「患者さん」でなく、「患者様」の言い方が多くなりつつある。実際に、そんな医療機関で働いていたこともあったが、最後まで、その言い方に馴染めなかった。何故かなあ・・・?!
 自分の場合は、子どもの名字でなく名前を言い、それも、○○ちゃん、○○君と言うことが多いけど・・・。
 「患者さん」と言うと、患者さんと医師との距離がとても身近に感じる。患者様と言うと、何となく、患者様と医師との距離が、とても遠くに感じてしまう。
 テレビで、近代的なスゴイ設備を持ったある大きな病院の院長が、「医療を、患者様第一に考えていますので・・・」と言われていたが・・・→確かに、来てもらわないと医療機関も潰れるし、正に、南春夫の「お客様は神様です!」って感じにならざるを得ないのだろうが・・・?!
 公的な病院も採算が合わないと、院長も立場がつらい。採算を第一に考え出すと、田舎の産科や小児科では、採算が合わなくなり、閉じることになる。実際に、どんどん、そんな産科や小児科が潰れてしまって、集約化されている。しかし、集約化された個所も、それで医師が充分に満たされていないケースが多い。
 そんな傾向になった理由として・・・→「患者さん」から「患者様」への言い方に象徴される様な、医療を受ける側と医療をする側の意識のズレの変化があると思う・・・?!
 私なりの解釈では、患者と言う言い方は・・・堅苦しくない言い方?ぞんざいな言い方?上から目線の言い方?・・・だと思う。それに様を付ける言い方は、不自然では?そんな中でも、受診側は、例えば、○○医師の○○医院だと、医師の名字だけを言い、○○に掛かったけど、治りが悪いんで、○○に今度掛かってみようかなと思う何て、言っているかな・・・。
 小児科の場合は、(ある市は)小学校3年生まで、入院も外来も無料。(ある市の)市長選で、「私が市長になったら、中学生まで、無料にします・・・」何て演説していたけど・・・。(医療費、全て無料だと、悪くすると、コンビニ感覚になって、歯止めが効かない可能性も・・・?)
 いろんなことから、研修医が2年間のスーパーローテーテを終えた時点で・・・→小児科入局希望者が、現実を知って、ドッと少なくなっている例が多い・・・?!
 セカンドオピニオン、サードオピニオンが求められる時代。医学は、日進月歩。医師には、経験と研鑽が常に求められる。そんな中で、「患者さん」から「患者様」への言い方の変化。益々、医療側と医療を受ける側の距離がどんどん遠くなって行っている気がするけど・・・。
 ・・・→私は、やはり、患者様よりも患者さん、そして、出来れば、医者(患者の言い方と同じく、堅苦しくない言い方?)と言われるより、患者さんにとっては、お医者さん的存在でありたいなあ・・・(患者に様を付けるのが不自然の様に、医者に、お医者様は、不自然と思いますが・・・)。

当院時間外外来患者数(小児科/全科)
5月3日(憲法記念の日)・・・18/35
5月4日(みどりの日)・・・・20/42
5月5日(子どもの日)・・・・16/27(午前中まで)

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医師の治療・・・

2011-05-04 11:34:23 | Weblog
 同じ疾患で同じ症状でも、小児科医が100人いれば、細かく言えば、100人それぞれそれなりにいろんな治療の仕方をする・・・。
 今、「インフルエンザB型」が猛威をふるっている。何でこの5月のこの時期にって感じだが・・・。それも、予防接種をしている子としてない子、はっきり言って、罹患率に差がない(当院、1週間毎にまとめて県の方に、データを提出しているが・・・)!
 当院に掛かったことのない大きな子が多い。尋ねると、「久し振りに高い熱が出ました・・・」と言う。予防接種を毎年せず、それでも毎年インフルエンザらしきものに掛かっていないと言う人が多い。全く反対な感じで、「毎年インフルエンザの予防接種をしていますが、毎年掛かっています。・・・」と言う人もいる。(・・・←エッエッ、ホント、何で!!)
 テレビでは、その道の専門家が、「出来るだけ早く医療機関に掛かって下さい・・・。ひどくならない様に、抗インフルエンザ薬を早めに・・・。」と解説している。(・・・←ホントにこれでいいのかなあ・・・?!)
 DNAウイルスと違ってインフルエンザのRNAウイルス、人間の体の中での変異は、早い。今の様に、多くの日本人がその予防接種をすれば、直ぐに変異して、毎年春先に大流行ってことになるのかな(既に、今は、そんな状態だが・・・)。
 やはり、実際に罹患しての免疫は、強い(・・・←当たり前!麻疹や風疹、一度掛かれば、2回かかることは、ない!!)。麻疹にしても、以前は、ワクチンで1回だったが、今は2回打つことになっているが、2回すれば、この先、絶対に大丈夫なのか?その後、免疫力が低下していたり、免疫抑制剤を使用していても、大丈夫なのか?麻疹の流行がこの先も全くなければ、それによるブースター効果も期待できない訳で、想定外って感じで麻疹が持ち込まれた時、どうなるのかな・・・?!(流行しなくなった今は、是が非でも、麻疹ワクチンは、伝染力が強くて重症になり易いので、是非ともしておくべきかな?!)
 個人的な意見としては、ことインフルエンザに関しては、殆どの人が打つ状況では、ワクチンを打たない方が、かえっていいのでは?罹患しても、あまりひどくなければ、タミフルやリレンザやイナビルなどは、使用しない方がいいのでは?(・・・←いろんな意見があると思いますが、・・・体の弱い人だけに打って、その他多くの人は、打たない方がいいのでは・・・?!)
 昨日夕方、8カ月と9カ月の細気管支炎の子どもが2人入院した。9カ月の女児は、熱があり、多呼吸があり、喘鳴が強い。気管支喘息そっくりって感じにも思える(この先、気管支喘息になっても、不思議でない・・・)。
 細気管支炎、医師により、治療の仕方はいろいろ。私は、その多くに、ステロイド剤や抗生物質を使用してない。(白血球が異常に多くて、細菌感染が疑われれば、もちろん、抗生剤を使用し、重症な気管支喘息発作が疑われれば、ステロイド剤も、使用するが・・・)
 対症療法は、下手をすると、かえって治りを遅くしているのでは・・・?!
 熱があれば、熱冷ましがホントにいいのか?解熱剤・・・→昔は、最も安全と言われていたのにアスピリンがあった。しかし、インフルエンザ(や水痘)の時に使用するとライ症候群の原因になると言うことで中止になった!ボルタレンやポンタールの解熱剤も、インフルエンザの時に使用すると、インフルエンザ脳症になる確率が高くなると言うことで使えなくなってしまった!ボルタレンは、子どもの普通感冒の解熱剤としても、使えなくなってしまった!
 咳があれば、咳止めがホントにいいのか?鎮咳剤・・・→リン酸コデインなどの強い咳止めは、喘息発作では、禁忌なはず!
 鼻水があれば、鼻水止めはいいのか?抗ヒスタミン剤のペリアクチンは、強い喘息発作では、禁忌なはず!
 下痢があれば、下痢止めはホントにいいのか?細菌性の下痢には、下痢止めは禁忌!O-157や-111で直ぐに下痢止めを使うと、べロ毒素の排出が遅れて、重症になることも!
 と言うことは、患者さんの希望通りに、熱冷まし、咳止め、鼻水止め、下痢止めを上げると、悪くなっているかも知れないってことかな・・・?!
 近頃は、(食べないので、脱水になると困るので)点滴してもらいたいんですが・・・(兄弟にうつると困るので)入院出来ないでしょうか・・・と(医療をする側としては、エッと言う感じで)言われることが以前よりも多くなった気がしているのですが・・・?!(発熱して、数時間しか経っていないのに、罹患していてもまだ陰性の事が多いのに、しつこくインフルエンザの検査をと言われること、しばしばですが・・・)
(・・・←ただ、医師に診てもらうと、安心して、薬の副反応による免疫力低下以上に免疫力が高くなって、それで、少し良くなった気分になるとか・・・?!)

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080316/2
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20101204/1
 

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新生児・・・

2011-05-03 12:02:12 | Weblog
 早朝(9時前)、ある(やや大きめの)ベビーが誕生した。吸引を1回し、子宮を上から数回押して、やっと産まれてきている。吸引した頭の部分が極端に膨隆している。
 頭蓋内出血を恐れてビタミンK2の筋注をした。入念に診察したが、特に問題はなさそうだが、数時間、クベース(保育器)に収容して様子を見ることにした。
 祖母に説明すると、何度も頭を下げて、有難うございますと言われた。こんな感じで、朝から元気にベビーが生まれると、(少しきついが)やはり、嬉しい。
 看護学校の教務主任と看護学生もいて、ベビーの元気な泣き声を聞いて、ニコニコしている。「病院に入院して、初めからホントにおめでたいのは、お産ですよネ!」と教務主任が言われる。(・・・←全くその通り!)
 産科医(二人)が、この日、祝日だと言うのに、頑張っている。(自分の場合、バイト医で、6日から長期休暇をもらって不在だが、それまで)自分が主治医で診ることにした。吸引した後に、黄疸が強くなるベビーがしばしば見られるが・・・。
 小児科や産科は、確かに、忙しくて、拘束時間が長くて、きつい面もあるが、変化が急で、急にスパッと元気になってくれると、医療に携わる方としても、とても嬉しい。反対に、一生懸命に時間外にしていても、思った様に上手く事が進まなくて、しかも、患者さん側からクレームが付くと、医師も生身の人間、ホント落ち込んでしまう。(・・・←医師には、鈍感力が必要ですね!)

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心室中隔欠損症・・・

2011-05-02 16:03:35 | Weblog
 ある大学病院で、熟練した(自信満々の)医師が、極めて小さな初期の胃ガンを見付けて、(得意げに?)ある若い患者さん(男性)に説明した。
 次の診察日、その男性は、主治医の所に来なかった。説明された日、病院から帰る途中で、ガンと言われたことでショックを受け、自殺してしまったのだ。
 主治医の医師は、自分の思いと患者の思いに、大きな隔たりがあったことを知った。
 そんなこと、医師と患者さんとの間には、しばしば存在する・・・?!

 午後から当院出生のベビーの1カ月の乳児健診があった。その内の一人は、初産で、日齢1で、心雑音があった(第3~4肋間の胸骨左縁で、Levine1.5~2/6の高調な収縮期雑音)。産科医の二人と自分と助産師で、母親への説明が違うと、母親が不安になると思い、産科医の二人と助産師に説明して、説明者は自分一人にしてもらった。それと、退院時に心雑音がなければ、心臓の事は何も言わなくてもいいかなとも思っていた(心配すると、母乳が出なくなることもあるので・・・)。
 毎日聴いていると、次第に雑音の強さが小さくなり(Levine1?)、退院時には、有意な心雑音に思えなくなった。
 しかし、退院時のエコー(カラードップラー)では、はっきりと(小さな孔は見えないが)左室から右室への血流が見られ、孔があることが証明された。
 母親には、エコー検査の前に(あっても小さい穴で、閉じる可能性が大だと)説明し、エコー検査後もそう説明した。している途中で、母親が、気分が悪くなってしまって、部屋で横にならざるを得ない状態となってしまった。(後で、祖母に聞くと、母親は、とても心配症とのことだった・・・)。
 説明する方としては・・・→孔が小さいし、その部位も筋性であることより、その孔が閉じる確率が非常に高いので、良かったなあと思って説明していたつもりであったが・・・。(その場には、助産師もいて、祖母と母親に説明していたが・・・)
 そのベビーが1カ月の健診で来院した。やはり、何度聴いても、有意な心雑音はない。機嫌も顔付きも普通で、飲む力も強く(母乳のみ)、体重の増加も1日40gずつ増えている(この時期、1日25g~30gが正常だが)。
 で、今回は、てっきりエコーで正常と思っていたが、ほんの少し、エコーで(カラードップラーで)、まだ、左室から右室への血流が認められた(が、明らかに、改善している!)。
 母親と祖母にその旨を説明した。母親、今度は、充分に納得した感じになっていた。
 説明って、受け取る側、人それぞれで、同じ説明をしても、受け取り方にかなりの幅がある。良かれと思っての説明も、そうでないこともある。
 思うに、生直後と退院時の聴診所見で心雑音に気が付いてなければ、1カ月健診でも何も言われず、そのままになってしまったはず・・・。
 心室中隔欠損症、自然閉鎖の方が多い。気が付いてないだけで、思った以上に多いのかも知れないし、今までに見落としもあったかも知れない。
 自然閉鎖が多いだけに、説明も、それなりに難しいと思っている・・・?!
 

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小児救急・・・

2011-05-01 15:57:12 | Weblog
 ゴールデンウィークの真っただ中ではあるが、子どもの病気は待ってくれない。
 ちょうどこの時期、インフルエンザB型が流行中で、それに、ウイルス性胃腸炎(ロタウイルスやノロウイルス)、それに、細気管支炎(RSウイルスやパラインフルエンザウイルス)の患者さんが多い。手足口病や水痘の子もいるが、それはまだ少ない。
 時間外来院患児の半分余が小児だ。それも、乳幼児が多い。
 一応、休日は、(小児科は自分一人で診ていることが多いので)10:00、17:00、19:30と3回に分けて診ているのだが、どこにもそれを掲示してないので、電話せずにいきなり来院して、診らざるを得ないことも多い。小児のベッドも限られているので、夜、遅くまで点滴をすることも多い。
 
 4月23日(土)・・・18/37(小児科/全科)
 4月24日(日)・・・24/40
 4月29日(祝)・・・28/53
 4月30日(土)・・・23/40
 5月1日(日)・・・31/55

 2日(月)の小児科外来は多いだろうなあ。それと、3(火)4(水)5(木)の3連休もおおいだろうなあ。
 小児科医、どこも、この時期、大変みたいだなあ・・・?!
 歯の痛みから、今は、痛みが移動して、右の顎全体が、時々、ピリッピリッと電気が走る感じの痛みになっている。この痛み、精神的なストレスが原因かなあ・・・?!
 

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