日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

小児に漢方薬・・・

2012-03-20 11:34:18 | Weblog
 昨日(19日)、朝のNHKで、「漢方薬」のことが取り上げられていました。その中で、子どもへの「漢方薬」のことも具体的に紹介されていました。
 で、(私がしばしば使っている、風邪予防の)「柴胡桂枝湯」に付いても、それで風邪をひかなくなったとある母親が言われていましたが・・・。
 子どもに関しては、「漢方薬」の場合、西洋医学と比べて飲みづらいと言うことがあります。子どもの場合、次の工夫が紹介されていましたが・・・。

・オブラートに詰める。
・(乳児を除く子に)お湯に溶いて蜂蜜に混ぜる(ただし、乳児は、蜂蜜を使うのは禁忌です!)
・水飴、チョコレートシロップ、ジャムと混ぜる。
*ヨーグルトなどの乳製品と混ぜると味が悪くなって飲めないので、それは避けるべき。溶かすよりも混ぜる感じで服用してもらう。

 西洋医学で補えないところが不思議に、漢方の世界には、あるんですね・・・?!
 私の場合は、「漢方薬」を体質改善でも(小建中湯や黄耆建中湯や六味丸などを)使用していますが、「漢方薬」は、主として急性期に使用しています(五苓散の注腸などは、しばしば)。
 熱さましとして、又、頭痛薬として、小児では、しばしばアセトアミノフェンが使用されていますが、「漢方薬」では、その子にあったものを(副作用を避け、効果を最大限に効かす為に、証を合わせることが大切です)、オーダーメイド的に処方しています。
 葛根湯、麻黄湯、桂枝湯、柴胡桂枝湯、黄連解毒湯、白虎加人参湯、小柴胡湯加桔梗石膏、川キュウ茶調散(頭痛)、竹ジョ温胆湯(インフルエンザのこじれ)など、私が日常によく子どもに処方する「熱さまし」だけでも、こんなにあります。
 今朝も、昨晩から、嘔吐が続いて顔色の悪い子が来て、(脱水があるのでやむなく点滴をしていますが)五苓散の注腸をして、(五苓散で30分もせずに直ぐに)元気な顔になり、それに、点滴をして元気になっていますよ・・・。
 
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/267

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ある小児科医からの質問・・・

2012-03-19 09:14:13 | Weblog
1、ウイルスには、抗生剤か効くかどうかの質問ですが・・・?
 1)効かない。
 2)効く場合もある。
 3)しばしば効果あり。

2、朝、5歳の子どもが起きると、右の眼が閉じれない感じになり、顔面神経麻痺が疑われました。顔面神経麻痺だとした場合、まず、どこを受診するべきか。次の3つの中から選んで下さい。
 1)耳鼻咽喉科
 2)神経内科
 3)脳神経外科
 4)麻酔科

3、2歳の子どもが深夜23時過ぎ、熱があるのに気が付き、測ると39.5度あった。喉を見ると真っ赤になって、白いのが(白苔)が扁桃腺(口蓋扁桃)に付いている。喉が赤い割に、そこをさほど痛がらない。咳も鼻水もある。この場合、一番考えられる疾患はどれか?
 1)アデノウイルス感染症
 2)溶連菌(溶血性連鎖球菌)感染症
 3)インフルエンザ
 
ある解答では・・・
1、バ○とカゼに効く薬はないと昔から言われたものですが(直接的か間接的かなど、何を持って効くと言うかとなると難しいのですが、私は、漢方は証が合えばしっかりと急性ウイルス感染症=カゼに効くと思って、頻回に使用していますが・・・)、抗生剤(抗生物質)も、抗菌剤と考える(何を持って抗生物質と言うかとなると、少し難しくなるのですが・・・)と、細菌に対して効く訳で、ウイルスには効きません。1)が正解です。
2、末梢の顔面神経麻痺時は、それを最も頻回に扱っているのは、耳鼻咽喉科の先生ですので、この中で選ぶとすれば、1)が正解となります。が、ハリ麻酔を初期に行うと、極めて経過がいいことが知られています。麻酔科でハリをするとなると、4)も正解になるかと思いますが・・・。
3、アデノウイルスの場合は、咳や鼻水があり、喉が真っ赤になっていたり、白苔が付いていたりすることが多いです。その割には、あまり痛がりませんし、インフルエンザや溶連菌程、一般状態の悪化はありません。抗生物質は無効です。外来で検査が簡単に出来ます。溶連菌では、咳と鼻水がないことが多く、年齢的に、も少し上で、それに、喉を痛がります。喉を見て、アデノか溶連菌か、似ているので、小児科医が診ても迷うかとが多いです。これも、外来で検査が簡単に出来ます。抗生物質なる特効薬があります。インフルエンザの時は、喉はさほど赤くないのですが、喉を痛がり、きつがることが多いです。と言うことで、この場合、解答は1)です。


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ある小児科医と母親との会話・・・

2012-03-18 11:02:02 | Weblog
 「先生、どうしてこの子だけ、こんなにしょっちゅう病気になるのでしょうか・・・?」
 「子どもさんは、何人ですか?」
 「3人です、上の2人は、元気であまり病気をしなかったんですが・・・。どうしてでしょうか?」
 「この子どもさんの場合、免疫力が低下しているんでしょうね・・・水ぼうそうになると、その後、免疫力が落ちて、他の病気になっている子、結構、いますよ。はしかの後に免疫力が低下して、いろいろ他の病気を合併することはよく言われていることだけど、インフルエンザの後でも、やはり、免疫力が低下している感じの子、いますね・・・それ以外のウイルスでも・・・」
 「そうなんですよ、この子、水ぼうそうの後に、病気になって、インフルエンザの後に病気になって、RSの後にも、ずっと病院通いで・・・」
 「私が勤めていた病院の看護婦さんの子どもが喘息や熱をしばしば出して、小児科にしょちゅう来ていました。で、仕事が殆ど出来ない感じになって、あまりひどいので、仕事を辞めた方がいいかもって感じで言ってしまいました。そして、止めたら、ウソみたいに、来なくなりましたネ。ピタッと、喘息発作もなく、熱も上がらず、私もその看護婦さんもびっくりしましたが・・・」
 「先生、そうなんです、私が仕事をしてから、この子が風邪を引き易くなっています。下の2人の時は、仕事をしてなかったんです。やはり、そうなんですね。私も、そうかと思ってはいたんですが・・・」
 この様な会話、しばしば、しておりますが・・・。


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大切なもののない生活・・・

2012-03-17 12:31:49 | Weblog
 今朝(3月17日、土)、NHKテレビで、戦場カメラマンで有名な「渡部陽一」氏(今年の4月からNHK教育テレビのアラビア語講座に出演予定)による「課外授業」がありました。
 静岡県富士市にある彼の母校の小学校での課外授業でした。
 内容は・・・→2回あり、初めは、大切なものを言わせて、それがない生活をしての(1週間後の)報告でした。
 「大切なもののない生活となると、どうなるのでしょうか・・・?」
 ・「ゲーム」がなくて過ごした子は・・・→ゲームがなくても、家族の会話が増えたりして、楽しいことが他に沢山あることに気が付いていました。
 ・「時計」がなくて過ごした子は・・・→時計に代わるものとして、鳥(ウコッケイ)の朝の鳴き声や太陽の動きや決まった時間に鳴るサイレンなど、他にもあり、時計がなくても生活が出来ることに気が付いていました。
 ・「(小さい時から分身の様に大切にしている)ぬいぐるみ」がなくて過ごした子は・・・「ぬいぐるみ」がなくて、(寂しくて)友達に相談したりした結果、いい出会いを経験して、「ぬいぐるみ」がなくても楽しく過ごせることに気が付いていました。
 ・「表情」がなくて過ごした子は・・・笑顔がとても大切なことに気が付いていました。
 普段から大切にしているものがなくなると困りますが、なくなっても、それから先どうしようかと考えて、新しい方法があることに気が付き、今まで経験しなかったことが体験出来ることの素晴らしさを、渡部氏は、後輩に体験させたかったのだと思います。
 そうですね、車を持っている人は、車がないと生活できないと思っていますが、ホントにそうでしょうか・・・?!(・・・←自分には、もう、自動車運転免許証、更新せずになくなりましたが、困っていませんね!←お金も節約できるし・・・?!)
 人間、生きる上で、いろんな場面に出会います。
 自分にしても・・・→(宮崎医科)大学を去る時、教育を捨てなければいけないので、とても残念でしたが(当時、大学での私の好きなことの順番は、教育・臨床・研究でしたが・・・)、何か(この時は、郷里で新生児を含む小児の救急医療)をしようとすれば、大切なものを捨てなければいけないと思い直して、自分なりに納得してきましたが・・・。
 約20年間、小児救急医療をしてきた故郷の佐伯を立ち去る時、沢山の趣味仲間(茶道、書道、篠笛、和太鼓、盆踊り太鼓、水墨画、謡曲・仕舞、太極拳・太極剣、ヨーガ、韓国語講座、英会話仲間、パソコン仲間、国際交流仲間、茶道と盆踊り太鼓を教えていたインドネシア研修生、それに、自分が創設して会長となって積極的に活動していた”日本の心・さいき”の会と”子ども茶会”の仲間)と大切な家族と離れることになり(単身赴任)、断崖から突如突き落とされる感じでしたが・・・。
 (自分で医事新報で探した)福岡県の(家具で有名な)大川にある病院では、自分の要望で(24時間体制の)小児救急医療が出来、アチコチで(好きな)講演と公演が出来、それに、小学校の総合学習で1年間、篠笛・和太鼓を教えることが出来て、満足していましたが・・・。
 長くは持たないだろうと思っていた(上)天草(龍ヶ岳町)での生活も、今年の8月でまる7年にもなろうかとしています(直ぐに引き上げられる様に、初め、少ししか荷物を持ってきてなかったのですが・・・)。
 今は、(年間3カ月もの長期休みをもらって非常勤小児科医師として)自分なりに(休みと午後からの時間外に)仕事が出来、演奏もアチコチで出来て、好きな教育も病院の前にある看護学校で出来て、とても満足しています・・・。
 今日(土曜)も明日(日曜)も自分なりに(拘束はありますが、実際の診療は、時間を決めて)仕事をし(土日祝は、常にそんな感じですが)、5月のゴールデンウィーク明けには、韓国の清州市で(4カ所で)演奏することになっています(2001年も、そこで演奏していますが・・・)。
 その後、(昨年に行きそびれた憧れのフランスの)パリで、アパートを借りて、しばらく過ごすことになっています(・・・←体力のある時に、今しかない、時は今と思っています。・・・←自分のご褒美と家内への感謝の気持ちですね?!)。


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続・御所浦苑で演奏・・・

2012-03-16 09:02:12 | Weblog
 特別養護老人ホームの「御所浦苑」では、入居者が40人、通いの人(デイケア)が30人、総計70人で、殆どの人が参加されていました(全員?!)。それに、施設関係のスタッフとで、80人程の前で演奏出来ました。
 驚いたのは、施設長が大きな声を出して一番ノリノリって感じになっていたことです。
 演奏途中で、トイレなどで場をやむなく離れる人もいましたが、詰所には、長いこと誰もいなくなって(こんな施設今まであったかな?)、スタッフ全員が一丸となって真剣に聴いてくれて、感謝感激でした。
 思うに、音楽療法は、海外では評価が高いのですが、日本では、まだまだです。医療上、点数が加算されれば、もっと盛んになるかも知れませんが・・・。
 終末医療では、治療で苦しんでいる人が少なからずいます。最後の最後まで、人間らしく生きて欲しいと思います。
 ガンの末期では、抗ガン剤よりもスタッフの笑顔や外部からの落語の方が延命効果があったとか・・・?!
 入居者から、演奏中、「ホントにお医者さん?」「医者にしておくにはもったいない!」何てお褒めの言葉を頂戴いたしました。
 帰りのチャーターした船の中で、満足感に浸りました。
 深く深く、感謝申し上げます。

http://www.youtube.com/watch?v=yGpdXeNc3HQ(和太鼓で、きよしのズンドコ節)
http://www.youtube.com/watch?v=oOso8_qrA4U(ハーモニカで、仰げば尊し)
http://www.youtube.com/watch?v=ka7V1JbyPU4(篠笛で、青い山脈)

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御所浦苑で演奏・・・

2012-03-15 09:38:27 | Weblog
 平成24年3月14日(水)、11時25分の定期船で、御所浦町にある御所浦島に行きました。(久し振りでしたが・・・)
 アコーディオン演奏者のMさんと一緒に演奏予定でしたが、Mさんの体調が少し良くないとのことで、急遽、独りですることになりました。
 御所浦のいつもの船着き場が工事中で(7月まで)、別の船着き場に着きました。タクシーでいつもの船着き場にある「しおさい館」に行き、そこで弁当を買って家内と一緒に昼食を、海の景色を見ながら摂りました。
 その後、家内は、「恐竜館」に行き、私は、13時20分に「御所浦苑」から迎えの車が来て、それに乗って行きました。
 特別養護老人ホーム「御所浦苑」は、船着き場からちょっと上がった所にあり、とても見晴らしのいい所で、広々とした立派な施設でした。
 施設長がとても気さくな人で、15分間程話しました。入居者が40人、通いが30人いて・・・入居者が年に2~3人亡くなり、それも、2月の終わりか8月の終わりが多いと言われていました。
 亡くなっても直ぐに親族が来れない悩みも話されていました・・・99歳の母親が亡くなったのですが、その子どもが75歳で、東京にいて、子どもも病院通いをしていて直ぐに来れなくて・・・。(島だと、特に大変ですね・・・)
 10分前に殆ど集まっていたので、始めました。13:50~15:00までの、休みなしのちょうど70分間の演奏でした。
 その演奏内容は、いつもの様に・・・→
1、篠笛→「さくらさくら」を3通りの方法で演奏。「影を慕いて」「人生の並木道」「人生劇場」「悲しい酒」の古賀政男メドレー4曲を演奏。テープに入れた「荒城の月」を篠笛二重奏で演奏。
2、篠笛→「上を向いて歩こう」を演奏。
3、盆踊り和太鼓→「ばんば踊り」と「河内おとこ節」と「きよしのズンドコ節」を演奏。
4、ハーモニカ→「ふるさと」など数曲を演奏。
5、篠笛→テープに入れたアコーディオンでの「同期の桜」「リンゴの唄」「青い山脈」と共演。
6、テープに入れたピアノでの「荒城の月」と共演。
7、拍子木→「一本締め」。
8、和太鼓→持ち曲「飛翔」3部構成をバチを3回換えて演奏。

http://www.youtube.com/watch?v=1minCKUc-tc(右から御所浦町・水俣・八代・上天草総合病院)
http://www.youtube.com/watch?v=G5gsVc3_5Mk(左から御所浦町・栖本町・倉岳町・龍ヶ岳町)
http://www.youtube.com/watch?v=vQMEMdb1C0c(御所浦町の御所浦島と竹島の間を通過)

http://www.youtube.com/watch?v=Dg_loYlVZiQ(ばんば踊り)
http://www.youtube.com/watch?v=vevB5hKAdp0(河内おとこ節)
http://www.youtube.com/watch?v=VG0u6ckqSIM(ハーモニカの最後に演奏した、ふるさと) 

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卒業できないこと・・・

2012-03-14 09:18:53 | Weblog
 3月13日(火)の「みのもんた」の番組で、「分かっているけど卒業できないことはを、100人の男女に尋ねていたけど・・・。

 女性では・・・
1位・・・夜更かし
2位・・・親バカ
3位・・・間食
4位・・・騒動買い
5位・・・こたつで寝る
 男性では・・・
1位・・・酒の飲み過ぎ
2位・・・コンビニ弁当
3位・・・テレビゲーム
4位・・・タバコ
5位・・・ギャンブル
 
 「分かっちゃいるけどやめられない・・・」って感じの植木等の歌もあったけど・・・。まあ、時には仕方ないかもしれないけど、それが病み付きになると、どうでしょうか・・・?
 女性の2位の親バカは、子離れ出来ない親が多いってことでしょうか?動物は、親が子離れして、子が親離れするみたいですが・・・(←人間は、逆が多いのかなあ・・・?!)
 私の家内に関しては、なかなか卒業できないことは、「夜更かし」ですね。家内と一緒にいる時は、私の方が早く寝て、朝、私が起こすのが日課になっていますが(昔は、私が万年睡眠不足で起きられなくて、いつも起こされていたのですが)・・・。
 私の場合は、「インターネット中毒」かな?家内に言わせると、私は、「ユーチューブアップ(ロード)中毒(この1年半余で、300以上。一度、100程、ミスッて、瞬間的に消えたのですが・・・」と「(皆の前で)演奏したい中毒」とのことですが・・・?!

http://www.youtube.com/user/sousei61?feature=mhee
 

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オヤッ・・・

2012-03-12 18:34:10 | Weblog
 3月7日、天草への帰りに、熊本市に寄った時に、「下通り」の延長の「シャワー通り」を通ってみた。そこで目にした風景、アレッ、何処にレストランがあって、何処にクリニックがあるの?って感じになりました。
 地下にレストランがあり、中に入ると一杯で、10分ほど待ってやっと席が取れて、入れました。そこで、昼食を美味しく頂きました。で、そのビルの2階に、クリニックがありましたが・・・。
 何せ、店のメニューとクリニックのメニューが同じ感じで並べられてあるものですから・・・?!
 思うに・・・医療機関と言えば、小さい時、ドキドキしながら行ったものです。今は、病院内で子どもがニコニコして遊んでいますね・・・保育園の延長って感じに思われているのかな・・・?!
 コンビニ感覚で受診されても困るのですが・・・?!


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東日本大震災

2012-03-11 18:12:43 | Weblog
 1995年(平成7年)1月17日、午前5時46分52秒、「阪神淡路大震災」があった。その時の揺れを、私自身、大分県佐伯市で感じていた。
 2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒、「東日本大震災」があった。
 今日(11日)、今私が住んでいる龍ケ岳町高戸でも、その時刻のちょっと前に、黙祷をとの通知があり、サイレンがしばらく鳴り響いて、その間、黙祷をした。
 テレビでも、「東日本大震災一周年追悼式」があって、同じ時刻に黙祷していた。その後、内閣総理大臣が、復興を急ぐこと、伝承することの必要性、そして、助け合いと感謝に付いて述べた。その後、心臓の手術を受けられて間もない天皇陛下が、心温まる言葉を述べられた。
 当時、(東京に住んでいる)長男は、運よく帰る途中で、家の近くにいて、部屋に入ると水道の蛇口が出っぱなしになっていた。(と言うことは、帰ってなかったら、ずっと帰るまで水が出っぱなしになっていたはず・・・?!)
 「阪神淡路大震災」以前に造られた水道の蛇口は、レバーを上から下に下げると水が出るように造られていたが、「阪神淡路大震災」以後に造られた水道の蛇口は、レバーを下から上にあげると水が出るよう造り変えられている。(・・・←長男から今回教えてもらったけど・・・それまで気が付かなかった・・・)
 親がメイルで尋ねても直ぐに応答がない感じの長男なのに、「無事です!」とその時は間髪を入れない感じで、一言だけ直ぐにメイルが来て、驚くと同時に安心したけど。(その後、特に問題はなかったが、被災者の中には、無事と連絡して、その直後、そうでなくなくなった例もあり・・・)
 (川崎に住んでいる)次女は、この時、運よく休みの日で、アパートの自分の部屋にいたのだが、その後の余震で、不安な日々を長く過ごしていた。
 「阪神淡路大震災」では、神戸に住んでいる自分の親戚の家が被害に遭った。幸いに、壊れた1階に寝ていなくて、運よく命が救われたけど(やむなく、別の所に新しく家を建てて現在住んでいるけど・・・)。
 自分の故郷の「佐伯」は、「南海地震・東南海地震」の大きいのがあれば、もろに被害を受ける地域になっている。龍ケ岳町で住んでいるアパート(4階建て)も、耐震基準が昔のままなので、強いのがくれば、アッと言う間もなく、崩れ去るだろう。
 まあ、そう考えると、人生観、変わらざるを得ないですね。
 今日は、(いつもの様に)鹿児島(次兄)・佐伯(長兄・母)・天草(私)と3カ所から同時にスカイプしました。時間外に来た小児を昨日も今日も診察しました(インフルエンザ、少し下火ですが、まだ、流行しています・・・)。
 今日も、充実した時間を過ごさせて頂きまして、多くの人に感謝申し上げます。

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The教育・・・

2012-03-09 11:29:12 | Weblog
 日本の教育の不自然さ、気が付いている人が多いと思われますが、何故か、長いこと修正できていません。既に、今の国際化の時代に合わない制度になっているのですが・・・。
 昨晩(3月8日)民放で、「オランダの教育」が紹介されていました。こんな感じで、もっともっと海外の教育事情が紹介されるといいですね。今は、インターネットが利用できれば、スカイプを利用して、海外の子どもたちと直接に会話が出来ますね。しようと思えば、田舎の学校でも出来るはずなのですが・・・(何故か、積極的にしないですね・・・)。
 私自身も、韓国(清州市)やタイ(チェンマイ)やニュージーランド(オークランド、1カ月間)やオーストラリア(グラッドストーン、1カ月)やバングラデシュ(ダッカ)の学校で直に演奏してきて、海外の教育制度の違いを感じてきていますが(長女も、アメリカの高校を卒業し、アメリカの大学・大学院を卒業しているので)・・・。
 兎に角、オランダでは、学校が楽しいし、家族が一緒にいる時間が長くて、子どもたちの「幸せ度」は、世界でトップクラスで、「学力」もトップクラスなのです。何故でしょうか・・・→
1、落第(留年)制度がある。
 何と、子ども自らが望んで落第しているのです。落第したクラスのクラスメートから孤立することなく、楽しく過ごせています。
 実は、義務教育で、落第制度がないのは、先進国では日本だけの珍現象なのです。よく言われるのは、日本では、「357の落ちこぼれ」つまり、小学校では、3割の子が授業に付いて行けないし、中学では5割、高校では7割、大学では?割、それでもトコロテン式に、出席日数さえ足りていれば、進級できるのですが・・・。
 オランダも、40年前までは、3人に1人が落ちこぼれで、社会問題になっていたのです。画一教育から、個別教育に変えたのです。つまり、子ども一人一人に合わせた教育に変えたのです。(日本も早く見習って欲しいのですが・・・)
2、オランダの学校は、楽しい。
 自分も、子どもに(3年以上)茶道や(1年間)和太鼓や横笛を小学生に教えてきて、思うことは・・・→好きでないと続けられない。好き以上に、楽しんでいる子の上達は、好きな子以上に早いと言うことです。
 子どもが学ぶ上で、教師の指導の仕方、同学年の雰囲気(少数の子がやる気がなくても、大部分の子にやる気があると、少数の子が頑張る様になります・・・)がとても大切ですね。もちろん、教育には、相手との競争よりもお互いの思いやりの精神がとても大切と思われますが・・・。
3、宿題・塾・教科書がない。
 日本の様に、宿題が沢山あって、家に帰ってもそれをしないといけない。それに、塾にも又通わないといけないなんて・・・。
 オランダでは、親が望めば、4歳から教育が受けられます。日本の様に、ある時期に一斉に入学ってことはないのです。チャイムもなく、子どもの様子を見てから、授業が始まります。少人数で、複数の教師が付いています。教室の垣根もないし、常にオープンです。それに、決まった時間割さえなくて、授業の内容は、子どもたち自身が選ぶのです。
4、「カルテ」がある。
 かかりつけの医療機関に行くと、その人のカルテがあり、病歴が詳細に書かれていますね。そんな感じで、どの先生が受け持ってもよく理解できる様に、その子の「カルテ」があり、その子の状況がそれに詳細に書かれているのです。
5、「オーダーメイド教育」ですが、厳しい面もあります。
 学校が自由に選ばれると、人気のない学校は、当然、潰れますね(よく潰れているそうですが・・・)。それで、どの学校も、生き残りに一生懸命にならざるを得なくなります。
 学校では、知識を詰め込むことよりも、生徒の動機を大切にしています。小学校の時から、将来の仕事のことを考えさせています。自分で考えて、自分で選択させ、その結果、自分で責任も取らせます。
 将来、何をしたいのか、何になりたいのか→(それを実現するには)今からどう努力したらいいのかなど・・・12歳で結論を出させています。
 オランダでは、親と教師が子どもにトコトン付き合っています。学校任せでもなく、塾任せでもなく、本来子ども自身が持っている育つ力・学ぶ力が壊れない様に、サポートしているのです。(日本では、どうでしょうか?全く反対のことをしている・・・?!)

http://www.futoko.org/kodomo/page1115-240.html
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/133 

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