8/6(金) 2日目つづき
八甲田山からいよいよ青森市内に向かいます。
道路標識に「三内丸山遺跡」の表示が出てきます。 ナビに入れなくてもこの指示に従うと簡単に行くことが出来ます。
もっと山の中かと思っていたら街中でした。東北道の青森ICから5分の近さです。
中に入るととても広~い公園になっていて、約5000年前の住居が復元されていました。
しかし暑い! この日は青森市としては11年振りの猛暑ということで、36.6度だったのです。
日傘をさしても汗が噴き出ます。 夫は帽子を被っていなかったので、貸し出し用の雨傘を借りて日傘にしていました。
前日の十和田湖でも前の日まで天気が悪かったとのこと、「晴天で良かったですね。」と言われましたが、この暑さは予想できなかった、もっと涼しいと期待していたのに・・・
掘立柱建物跡
地面に穴を掘り、柱を建てた建物跡で、高床式の建物と考えられ復元されたものです。
大型竪穴住居跡
この大きな建物の中に入って驚きました。
広~いし天井が高く、一部二階建てになっていました。
集会所や共同作業所、冬期間の共同家屋などの説があるようです。
玄関の外には雪が吹き込まないように、庇が長く出ていました。
この建物テレビで見た事ありませんか? 実物を見て大きさに圧倒されました。
すぐ隣のシェルターのような近代的な建物の内部が、大型掘立柱建物跡の巨大な6個の穴が保存されていました。穴の中に直径1mのクリの柱が残っていたそうです。
この6個の穴の大きさと深さから、この建物が割り出されて復元されたようです。
日本にはこのような大きなクリの木がなく、復元するためにロシアから取り寄せたと、ガイドさんの話にありました。
これは一見の価値がありますよ!
出土品
なんでも野球場を建設するための工事を始めたところ、沢山の土器や石器などが出てきたとのことです。
無傷のものも沢山ありました。 ここは撮影OKでした。
アクセサリーのヒスイなどは、大きくて重そうですね。
数え切れないほどの出土品が、欠けているものは修復されて飾られていました。
大人の墓や子供の墓なども発掘されていて、縄文時代の「ムラ」の様子が分かります。
「五千年の星」というレストランで、ランチを済ましのんびりしていると、津軽三味線の生演奏が始まります。というアナウンスが流れてきました。
「やったね~」
一度生で聞いてみたいと思っていたので、すぐに会場に行くとまだ椅子席もありました。
つしまあきこさん(自己紹介だけでしたので、漢字が分かりません、ネットにも載っていませんでした)という若くて可愛い方でした。
でもとっても迫力があってお上手でした。有名な「津軽ジョンガラ節」など数曲を熱演して、最後には小さなころから踊っていたという、手踊りを舞って見せて、お仕舞になりました。
これは思いがけない、嬉しい出来事でした。
ここ「三内丸山遺跡」は入場無料です。
もっと季節の良い、のどかな春とか秋にゆっくり来たいところでした。
夜はいよいよ初めて「ねぶた祭り」を体験します。
ねぶたはまた次回ね~