俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『浮浪者風』

2008-08-23 00:37:26 | Weblog

この夏の休日の服装は、ほとんどTシャツに半ズボンで過ごしました。女性のノースリーブにミニスカート姿が羨ましかった背広・ネクタイ時代からの開放感に浸っておりました。
もっとも、休日と言ったって、月曜日と後は週に1乃至2日しか出社していない上に、お盆の休みもあって、言い換えれば毎日が日曜日状態でありました。

その休日のほとんど毎日、リュックサックにカメラを入れてサイクリングに出かけました。
20kmから35kmの距離を2時間から4時間かけてゆっくりと走ります。

サイクリングのファッションは、いつもの半ズボンにTシャツ、メッシュの帽子、素足に草履タイプのサンダルを履いて、首に綿のマフラーを一回結びで巻いています。
(マフラーをタオルかと間違えて“タオルおやじ”と言う口の悪い奴もいますけど・・・)
それと半ズボンのポケットにはタオルハンカチをパンパンに押し込んで、リュックサックを背負っています。

おかげで、顔も腕も真っ黒に日焼けし、足の表にはサンダルの幅広の鼻緒の跡がTバッグのような形でくっきりと・・・

☆       ☆       ☆       ☆

背負っているリュックサックはTRADZAMと名がありますが、ちょっと出所不明・・・
でも、半ズボンとTシャツはクロコダイル、帽子はマスターズ、サンダルはホーキンスと一応のブランド品(そうでもない?)。
それに自転車はGT(USA)のマウンテンバイクです(これは光ります!)。

絵になる光景に出くわすと、カメラを取り出して必死にシャッターを押しますが、なかなか気に入った瞬間を捉えることが出来ないでいます。

しかしながら、一見、プロのカメラマンに見えるのではないでしょうか?
皆様、想像を働かしてワルポンの決まったスタイルを想像してくださいませ!

何? 見えない! 一見、浮浪者風・・・

☆       ☆       ☆       ☆

八千代市総合運動公園のベンチでメル友にメールを打っていたら、オッサンが近寄ってきて話しかけてきました。
「お早う! 元気? いい天気だね! 何やってんの?・・・」

すぐに浮浪者と分かったので、無視してメールを打ち続けていたら、更に寄って来て、「元気?」と、馴れ馴れしくワルポンの肩を指先で突っ突くではないか(汚そうな手で・・・)。
「・・・ぅんっ」と云って睨みつけてやったら、また、「元気?」と云って、にやりと微笑みかけてベンチの隣に座って来た。

いや~っ参った。完全に仲間と思ってるようだ。

こっちがベンチから立ち上がって退散した。
「元気でな~っ」と、彼の声が自転車の後を追いかけてきた。


別の日、今度はあのオッサンがベンチに座っていた。
ワルポンを見かけると、またもや、「お早う! 元気? いい天気だね!」と言う。
一応、「お早う!」と返したが、すぐさまその場を離れた。
「いい男だね~! 色男~!」と、彼の大声が追いかけてきた。

「当たり前だ!ワルポンが二枚目なのは・・・」とは言い返さなかったが、もうあのベンチのある場所には行くまいと決めた。

☆       ☆       ☆       ☆

佐倉城址公園の近くの交差点で信号待ちをしていたら、自転車に乗った浮浪者風のオッサンが話しかけて来た。

「今の警察はどうにもならねェ、その自転車どっから盗んできたと言うんだ、端から俺のこと泥棒扱いだ、警官は自転車の車体番号を控えたんだぜ、完全に泥棒扱いしやがる、どう思いますか?どう思う?」と腹に据えかねたように、たたみかけて話しかけてくる。

「えっ、おいっ! どう思う?」と、今度はワルポンに突っかかって来るではないか。
返答に困って、「自転車どうされたんですか?」と訊いたら、「拾ったんだ! 盗んだんじゃねェ!」と言う。

相手になんない・・・
フルギアでその場を去った・・・


ワイフに話すと、「あなたのその格好は誰が見ても、全くの浮浪者よ!」と言うではないか・・・


折角の開放感も吹っ飛ぶぜ・・・