俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『屏風ヶ浦』

2015-01-10 16:41:34 | 観光地
寒の入りとなり5日目、西高東低の冬型の気圧配置が続いています。

雪国の方には申しわけございませんが、晴天が続いているので海を見に銚子へ行って来ました。

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利根川沿いに左岸を下って常陸川水門から川を渡り東庄(とうのしょう)へ、更に下って銚子へ入りました。
漁船の出入りする河口を眺めながら、魚づくしの遅い昼食をとった後、犬吠埼を回って屏風ヶ浦へ行ってみました。

海は白波を立てていましたが、雲一つない空が水平線の果てまで続いていました。
屏風ヶ浦の断崖は圧巻です。


この景観を太平洋の荒波から守るためテトラポットによる護岸が延々と続いています。


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九十九里浜は旭市飯岡町の刑部岬(ぎょうぶみさき)からいすみ市太東岬(たいとうみさき)の間の66kmの海岸線を云います。

源頼朝が6町を1里とし、一里ごとに矢を立てたところ、99本の矢が立ったことから九十九里浜と呼ぶようになりました。(1町は109.09mですから、6×109.09×99≒66km)

白砂青松の海岸が弓状に連なり、雄大な自然景観となっていて、「日本の白砂青松100選」、「日本の渚百選」にも選定されているのです。
砂浜の続く遠浅の海辺には多くの海水浴場が連なっていたのです。

ところが近年、砂浜の海岸が浸食され砂浜が後退したり、海が急に深くなったりして、海水浴場の数が急激に減って来たのです。
対策としてテトラポットによる防波堤を海に突き出して設置したり、陸を護岸で固めたりした対策を講じています。

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屏風ヶ浦の崩落を防ぐために海側にコンクリート構造物を構築したため、九十九里浜への砂の供給がストップしてしまったのが、この原因ではないかと云われています。

自然の成り立ちの壮大さに比べ、人間の考えることなど何んとも浅いものだと思いました。