俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『上野の秋』

2007-10-21 00:50:41 | Weblog
上野に久方ぶりで行ってきました。
公園の森は人々がにぎやかに行き来していました。
アンデス地方の歌を歌う人、それを車座に取り囲んで聞く人々がいました。
賛美歌をテノール(?)で歌う人たちに聞き入る人達もいました。

空は澄み、圏雲が空高く、秋晴れで、まさに秋たけなわ。
日本は平和です! 
実感しました。

東京国立博物館で「大徳川展」が開催されていると聞いて行ってみたのです。
混雑緩和のために前に進むように係りのお嬢さんが大きな声で案内するほど館内は、休日のせいか非常に混雑していました。

徳川将軍家、尾張・紀伊・水戸の御三家、日光・久能山の東照宮の貴重なお宝が、これでもかと云うほど沢山展示され、存分に楽しめました。
太刀、甲冑、蒔絵を施した調度品、茶道具、書画、陶器、綾錦の着物など、徳川260年の将軍家の威光、格式、みやびが偲ばれました。

徳川家茂(いえもち)の正室・皇女和宮が京の土産としておねだりした反物で作った「空蝉の袈裟」を見て、その華やかであでやかな紋様に目をうばわれました。
が、家持が若くして亡くなってしまい、遺品となったその反物を袈裟にして弔ったとの説明をみて、又、和宮が嘆き悲しんで詠んだという
“うつせみの 唐織衣 何かせむ 綾も錦も 君ありてこそ”
に接するにつけ、感涙を覚えました。(歳のせいか涙もろいのです。)

ところで、会場の入口に掲げられていた「ごあいさつ」の文中のはじめの方に“徳川家は武家の棟梁にふさわしい・・・”とありましたが、将軍が大工じゃあるまいし棟梁と云うかいな・・・ミスだ、間違いだ!と思い、出口にアンケート用紙が置いてありましたので、『この場合の「棟梁」は、「統領」か「頭領」ではないのか!』と書いて投函してきました。
ワルポンも教養がかなり高いゾ!

帰宅してから、ワルポンの教養の高さを再確認する意味で、「棟梁」をインターネットの三省堂の辞書で調べてみたら、
 1)(建物の屋根の主用材である)棟(むね)と梁(はり)。
 2)一国の臣。
 3)一族・一門を率いる者。かしら。おさ。頭領。統領。
   「武家の―」
4)大工の親方。かしら。
と、ありました。


“あ゛―ぁん!”
「棟梁」でいいんだ。↓


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