俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『代々大工の善兵衛』

2009-09-21 16:32:15 | Weblog
民主党が遂に天下を取り、鳩山さんが第93代目の首相に就任しまた。
鳩山家は代々が政治家で、鳩山首相は理工系の出身とのことであります。

このこととは何の関係もございませんが、ワルポンも理工系です。
我がご先祖様は大工ですから、家系的には理工系ではあるのですが・・・

もっとも、左甚五郎など伝説的な名大工と違い、只の田舎の名も無い大工です。
いえ、名前は有りまして、代々屋号が「善兵衛(ぜんべえ)」です。
字からして良い人そうな名前じゃないですか。

昔から大工の親方を「棟梁」と呼びますけれど、棟梁は建物の設計から完成までをトータルで管理する役目で、云わば、設計者プラス現場監督なのです。

☆       ☆       ☆       ☆

17歳でこの春逝った愛犬の「もんじろう」の為に、居間から直接表に出れる25㎡ばかりのウッドデッキを15年ほど前に作ったのです。
設計計算をして、図面を描いて、材料表・見積金額を算出し、材料や電動工具を調達して、あれこれ工面して自分一人で造ったのです。

と云うことは、“棟梁”と呼ばれるに値すると思います。
しかし残念なことに、棟梁と呼ばれるには唯一つ欠けることがありました。
それは一人でやっちゃったので、部下無しであったことです。
手下のいない親方なんていませんよね・・・

15年も経つと、風雨にさらされた木の部材は朽ちて来ます。釘も錆びて針ぐらいの太さに痩せ細り、歩くのも危険です。

道路側の一段高くなっているデッキは車庫の屋根にもなっているので、前期高齢者用(?)の省エネで経済的なエコカーが来る前に直さなくては・・・
いや、それよりも何よりも前面道路の歩行者に危険を及ぼしてはいけないし、お隣の車庫に倒れでもしたら・・・

☆       ☆       ☆       ☆

補修工事は新築よりも手間がかかります。何故って?・・・

部材が混みすぎると風通しが悪くなって、木の腐食が早く進むようです。
そのためにどの部材を省けるか検討しなければなりません。

部材の腐食度の目視検査、ハンマーで軽くたたいて交換が必要かどうかの部材の確認、虫などが入り込んでいないかチェック、・・・
部材、部品、工具の調達、・・・

部材を抜き取るためには、既存の構造体を支えるための部材も古材で作って補強しなければなりません。
部材を取替え補修すると云うことは、部材の切断、ボールトの穴の位置など既存の部材に合わせ、元の通りに組み立てなければなりません。

☆       ☆       ☆       ☆

と言う事で、手間ひまがかかるのです。

と言う事で、ここのところ大工に専念していたのです。

と言う事で、ブログをサボってしまった訳です。


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