昭和を代表する作曲家筒美京平さんが亡くなった。
いしだあゆみさんの「ブルーライト・ヨコハマ」
尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」
南沙織さんの「17才」
太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」
ジュディ・オングさんの「魅せられて」
テレビアニメ「サザエさん」の主題歌。
作曲された歌は数えきれないほどある。
もちろん作った歌がすべてヒットするわけでもない。
中にはヒットしなかった歌もある。
当時はヒットしなかったけど
時が経って評価された歌もある。
アルフィーの「夏しぐれ」
ビクターから発売されたアルフィーのデビュー曲である。
デビュー2作目が「青春の記憶」
共に作詞:松本隆、作曲:筒美京平である。
2曲とも売れなかった。
アルフィーがブレークしてからデビュー曲が評価された。
この2曲については疑問もある。
いわゆるプロによる歌謡フォーク。
本当に彼らはそれでよかったのか。
オリジナルで勝負したかったのではないだろうか。
当時ガロが「学生街の喫茶店」で大ブレーク。
こちらも歌謡フォークであった。
レコード会社の戦略。フォークは売れる。
オリジナル曲も、ここはプロの作詞家、作曲家に任せよう。
レコードを売るにはその方が安全パイである。
確かにアルフィーの「夏しぐれ」を今聴いても違和感もなくいい歌である。
今のアルフィーとはちょっと違う部分もあるけど、
こういう歌があってもいいのではと思ってしまう。
しかし3曲目に発売予定だった「府中捕物控」は、
レコード会社(ビクター)のイメージに合わないということで
発売日直前になって発売中止。
そしてビクターとの契約も解除された。
今手元にビクター時代のベスト盤がある。
アルフィーが今を代表とするグループになったから
ビクター時代のベスト盤も発売されたのかな。
このベスト盤には南沙織さんが歌った「ひとかけらの純情」のカヴァーが収録されている。
作詞は、有馬三恵子さん、作曲は筒美京平さんである。
僕はいまだにこのCDを聴くと思うことがある、
なぜ南沙織さんの「ひとかけらの純情」を歌ったのか、疑問に思っている。
筒美京平さん、たくさんの心に残る名曲を遺してくれた。
心からご冥福をお祈りします、
夏しぐれ THE ALFEE
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます