思い出の歌=失恋の歌。
20代前半のとき一人の女の子を好きになった。
何回かデートもしたかと思う。
待ち合わせ場所は、名鉄メルサ前のナナちゃん人形。
そこから笹島交差点を左に曲がって広小路通りを歩く。
伏見手前あたりにスカラ座という映画館があった。
そこで映画を観て、近くの喫茶店。
♪観てきたばかりの 映画の話しを あれこれと
そして、栄まで二人で歩く。
栄でブラブラ。
帰りはまた名駅まで歩く。
笹島交差点の近くに青いビルがある。
このビルの25階ぐらいにパブがあった。
そこで夜景を見ながら飲んでいた。
彼女は僕のことを友だちとみていたと思う。
でも僕は彼女のことが好きだった。
しかし告白はできなかった。
男はいつまでもロマンを追い求めていると思う。
きれいな思い出で残していたいと思っている。
正やんの歌う『アビーロードの街』を聴くと
この彼女とのデートを思い出すのです。
青山通りは広小路通り。
ビートルズが聞こえてきそうな交差点は、
栄の三越と中日ビルの横断歩道。
携帯電話のない時代。
誘いは公衆電話からだった。
かぐや姫のベストアルバム「for ever」にこんなコピーが書かれている。
“明日に もし何か見失うことがあったら
思い出してください かぐや姫の世界を・・・”
かぐや姫の歌は、優しさが満ち溢れていると思う。
アルバム「はじめまして」「おんすてーじ」「さあど」「三階建ての詩」
どのアルバムを聴いても癒されます。
そして、あの頃にタイムスリップしてしまうのです。
かぐや姫 アビーロードの街 1973 歌詞付
いつまでも耳に残ります。
こうせつさんよりも、正やんの曲の方が私には合ってる様な・・・・。
身の周りのチョットしたモノ・出来事を詩にする正やんの感性には参りました。
若き日の四代目さんの恋こそが「アビーロードの街」なんです!。
恋って良いもんだね。
「22歳の別れ」や「なごり雪」もいいですが、
僕もこの「アビーロードの街」が一番好きなんです。
僕のかぐや姫の原点は「田中くんじゃないか」
この作詞も正やんでしたね。
店主さんと同じく、正やんの感性には参りました。