またもやマニアックなフォークのブログ。
エレックレコードから発売された
生田敬太郎+マックスの『この暗い時期にも』
♪この暗い時期にもいとしい友よ
僕の言葉を聞いてくれ
だましたり苦しめたり はずかしめたり
見放したりおどしたりなどはしないから
この世にゃどうしようもないことなどはない
人は独りということ以外にゃ
人生は甘いもにせよ 苦いものにせよ
好ましい糧として役立てよう
後悔するなんて おろかなことさ
後悔するなんて バカなことさ
陽の輝きと嵐とは同じ空の
違った表情にしかすぎない
人生を明るいと思うときも
暗いと思うときも
僕はけっして人生をののしりたくない
人生は甘いもにせよ 苦いものにせよ
好ましい糧として役立てよう
復刻盤CDのライナーノーツに音楽評論家の和久井光司さんが
こんなことを書いている。
「忘れない“音楽との出会い”は、誰にでもあるはずだ。
四半世紀以上も意識的に音楽を聴いてきた僕の中には、
随分たくさんの“出会い”がキラキラと輝いている。
それは個々の宝石みたいなもので、時々そっとのぞいて見ては、
その気持ちを豊かにさせられ、辛いことや悲しいことに
立ち向かっていく勇気を取り戻すものである。」
最近、休日のときは外出を控え好きなCDを聴く機会が増えた。
とくに70年代のフォークソングのLPレコードの復刻盤。
ライナーノーツに書かれていることは同感する。
久々に聴いた生田敬太郎の『この暗い時期にも』
あの頃聴いたときよりも今の方が歌詞に共感をもてる。
あの時代、社会に政治にそして自分に何かを訴えていた。
懐かしいフォークソングを聴いているとそれに気付く。
今、コロナウィルス蔓延で「暗い時期」に突入している。
政府は不要不急の外出を呼びかけている。
なのにこの国のトップのご婦人は大分に旅行。
緊急事態が出たにも関わらず、某国会議員はセクシーキャバクラへ。
30万円不評なら今度は国民全員に10万円支給。
中身もしっかりと決まっていないのにい「案」だけは選考発表。
出口の見えないコロナ騒動。
この暗い時期は我慢の時期。
外出を控え自宅で好きな音楽を聴くのが僕の一番である。
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