今日は寒かった。
風がびゅんびゅんと吹く。
頬に冷たい風が突き刺さって凍えそう。
まるで外は『氷の世界』
井上陽水さんの『氷の世界』
深夜放送から流れてきたとき
ハーモニカの音にびっくりした。
思わず耳はラジオのスピーカーに近づけていた。
もう50年近く前の話である。
詩は難解である。
いろんな方がそれぞれの解釈をしている。
今でも自分はこの詩が理解できていない。
でもどこか納得して心に響く。
今聴いても全く色あせていない。
寒くなると必ずと言っていいほど
このアルバムを聴きたくなる。
『氷に世界』のアルバム
名盤と云われているのがよく分かる。
【FULL】井上陽水 氷の世界
くらい大ヒットしましたね。
「心もよう」とか好きな曲もあります。
おそらく今年の終わりか来年に50周年記念盤が出るのではと思われます。
さてどんな音源が追加されるのかですね。買いやすい値段だといいけれど。
時が経つのも早いですね。
個人的にはポリドール時代のアルバムが好きです。
詞は難解を極め、幾つも解釈が為されている、というけれど、
私は額面通りの、ズバリ解釈なんて要らないと思う。
むしろこの楽曲・アルバムの世界は、パラノイア風の飾りをまとった、
或異常者による日常を見事に切り取ってみせた、
音楽界、フォーク・ニューミュージック界の太宰治、芥川龍之介、谷崎潤一郎の如くに君臨するきっかけ
ともなった、レコード史、CDの歴史、最近はダウンロード、サブスクの世界でも
立派に通用する、昭和のビッグ、モンスター級の音楽遺産であると、
正直に認めるものです。
私はその時代生まれていたのかなぁ。
以上。よしなに。wainai