７月に同級生の友だちが亡くなったとき
お通夜の会場に１枚のＣＤが置いてあった。
浜田省吾さんの１stアルバム『生まれたところを遠く離れて』。
なぜだろう、なぜここに置いてあるのだろう。
数日たったある日、僕もこのＣＤを持っているから聴いてみた。
しかし、その答えはわからない。
というか、聴けば聴くほど彼との思い出などが次々と浮かびあがってきた。
お通夜のことはすでに忘れていたのだ。
先日またこのＣＤを聴いてみた。
１曲目「路地裏の少年」
彼はこの歌をコピーしてみんなの前で歌っていた。
９曲目『生まれたところを遠く離れて』
家族をテーマにした歌である。
じっくりと歌詞を聴く。
もしかしたら、残された家族へのメッセージかもしれない。
生まれたところを遠く離れて天国に行った彼。
この歌を聴いていると彼の優しい顔が浮かぶ。
いつのまにか自分自身の心に残る名曲となってしまった。
生まれたところを遠く離れて(single/1997)／浜田省吾
第一歩のアルバムでもある・・・かな。
アルバムジャケットも素晴らしく、裏面はボブディランを彷彿させる写真。
今でも良く聴いてますよ。
僕もこのアルバムのジャケット写真は表よりも裏の方が好きです。
ボブディランのアルバム『THE FREEWHEELIN』
このジャケット写真、言われてみると二人の姿が似ていますね。
「ジャケ買い」と言う言葉があったように格好いいジャケット写真が多かった。
今のＣＤジャケットは何かつまらなくなってきてしまったと思います。