サザエさん症候群。
日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になること。
自分も経験した。
日曜日夕方6時30分からサザエさんが始まる。
家族と夕飯を食べながら
子どものことからずっと見ていた。
いつごろだろうか。
サザエさんが終わるとなんだか憂鬱。
明日からまた仕事か・・・。
そんなことを思うようになってきた。
他人から見たら甘えて見えたかもしれない。
でも自分自身辛かった。
風呂に入って布団の中へ。
なかなか眠れない。
憂鬱と不安。
ドキドキする。
圧迫感もある。
月曜日の朝、このままずっと眠っていたい。
そんな気分だった。
会社、仕事、人間関係・・・。
全てが嫌になったのではない。
全てが怖くなった。
外に出るのが怖かった。
人に会うのが怖かった。
電話の音だけでも怖かった。
サザエさんのエンディングの曲すら怖く感じた。
いつごろだろうか。
サザエさん症候群という言葉がでてきたのは。
心療内科に通った頃も医師からそんな言葉を聞いた。
心の病を患った頃は罪悪感もあった。
自分自身を責めていた。
情けなかった。
心療内科に行けば自分と同じような人でいっぱい。
サザエさん症候群の人たちは、世の中にいっぱいいることを知った。
あれから自分はサザエさんを見なくなった。
日曜日の夕方は他局の番組を見ることにしている。
今はすっかりと治って、あの頃の心の病の話しもできるようになった。
嘉門タツオさんの『NIPPONのサザエさん』の歌も笑って聴くことができる。
♪サザエさん見てるとちょっぴりユウウツ
日曜日もオシマイ
明日は会社に行かなきゃ
サザエさん サザエさん イソノ家のサザエさん
でもこの歌詞は自分も体験したこと。
歌詞の意味は強烈に分かる。
そして胸に突き刺さるメッセージでもある。
嘉門タツオ公式【NIPPONのサザエさん】
2018/名古屋ボトムライン
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