久々に、
RCAケーブルの試聴記です。
試聴したのは、
オルトフォン の Reference 6NX と
オーディオFSK の 「核なし RCAケーブル」です。
↑ケーブルと試聴ディスク <クリックで拡大>
とりあえず、CDプレーヤー「SONY CDP-MS1」とAVアンプ「ONKYO TX-SA806X」の間に使ってみました。
(そこから、2A3真空管パワーアンプを経て、S-1EXを鳴らしています)
まずは、オルトフォンから。
このReference 6NXは、オークションで9千円前後で落札しました。
定価は16,000円だとか。
情報量は水準で、一般的な「高純度銅+金メッキプラグ」といった印象です。
しかし、音楽の聴かせ方が非常に上手いのです。
松田聖子の「赤いスイトピー」や、古いJAZZの録音を聴いても、
歌手や、楽曲、そして奏者の魅力が、まるで増幅されたかのように心に迫ります。
それは、現代的な録音でも同じで、
「ブロンボ」を聞くと、神保のドラムが刺激的にならず、
メロディアスに鳴り始める…といった感じなのです。
ただ、音数が多いオーケストラや、
コンプレッサを多用したようなアニソンでは、
ケーブルの情報量の少なさが仇となってしまい、
カンカンとした響きが気になる場面がありました。
一緒に聴いていた母親曰く
「オルトフォンは、こってり・濃厚・静か、だね。JAZZとか最高。」
さて、注目のオーディオFSKです。
こちらは、オークションで1万1千円ぐらいで落札できました。
「核」の付いていない、入門グレードの製品らしいです。
オーディオFSKは、webページが無いのですが、
こちらが参考になるかもしれません。
http://exp.bakufu.org/exp027_audio-fsk.htm
聴いて驚くのが、圧倒的な情報量。
音がダンゴにならず、
素直にスピーカーから部屋中へ拡散していく感じです。(もちろん、音場は広大)
使用されている導体やプラグはオーソドックスなもので、
当然ながら、高域に嫌な癖がつくことは皆無です。
さらに低域は骨格がしっかりしており、
ベースギターやコントラバスの音の質感まで、ゴリゴリ描いていきます。
これらの特徴は、オーケストラや、音数が多めのアニソンに向いています。
スフィアの「Spring is here」を聴くと、
広大な広がり感と、明瞭豊満な重低音が感じられ、
ライヴさながらの高揚感を感じる事ができましたw
一方で、JAZZや、一部のアニソンでは、
中域の粘りが淡白に感じられる場面も。
----------------------------------------------------------
しばらく聴いていたら、淡白な中にも、陰影の濃い表現があることが分かりました。
「日本食の薄味の旨み」みたいな感じかもしれませんw
----------------------------------------------------------
一緒に聴いていた母親曰く
「オーディオFSKは、オールマイティで明るい表情の曲に合う。一つ一つの音が分解して聞こえる」
最後に、今まで使っていた自作RCAケーブルも聴いてみました。
プラグは「ノイトリックNYS-352G」、導体は「オヤイデ HWS-22W」、ハンダは「和光テクニカル Cu入り銀ハンダ」です。
なお、二本の中心導体を両方とも信号線として使い、中低域を太めの音にしています。
音調は、先のオルトフォンに似ていましたが、
情報量はFSKどころか、オルトフォンにさえ及びません。
全体をナローレンジにして、中低域の太さを稼いでいたので、
JAZZの「イン・ザ・ムード」では、金管楽器が消極的な音になり、
全くスイングできないのです。
市販品に完敗でしたorz
こうしてケーブルを試聴してみましたが、
やはり「もっと」が要求として湧き上がってくるものですw
FSKの「核付き」なら、もっと中域の陰影が濃くなるんじゃないか??
オルトフォンの「8N」「銀線」なら、もっと情報量が増えるのでは???
上を見るとキリが無いですが、
ケーブルには最低でも、
本体価格の「1/10」ぐらいは奢った方が良さそうだなぁ~
と感じた今日の試聴でした。
RCAケーブルの試聴記です。
試聴したのは、
オルトフォン の Reference 6NX と
オーディオFSK の 「核なし RCAケーブル」です。
↑ケーブルと試聴ディスク <クリックで拡大>
とりあえず、CDプレーヤー「SONY CDP-MS1」とAVアンプ「ONKYO TX-SA806X」の間に使ってみました。
(そこから、2A3真空管パワーアンプを経て、S-1EXを鳴らしています)
まずは、オルトフォンから。
このReference 6NXは、オークションで9千円前後で落札しました。
定価は16,000円だとか。
情報量は水準で、一般的な「高純度銅+金メッキプラグ」といった印象です。
しかし、音楽の聴かせ方が非常に上手いのです。
松田聖子の「赤いスイトピー」や、古いJAZZの録音を聴いても、
歌手や、楽曲、そして奏者の魅力が、まるで増幅されたかのように心に迫ります。
それは、現代的な録音でも同じで、
「ブロンボ」を聞くと、神保のドラムが刺激的にならず、
メロディアスに鳴り始める…といった感じなのです。
ただ、音数が多いオーケストラや、
コンプレッサを多用したようなアニソンでは、
ケーブルの情報量の少なさが仇となってしまい、
カンカンとした響きが気になる場面がありました。
一緒に聴いていた母親曰く
「オルトフォンは、こってり・濃厚・静か、だね。JAZZとか最高。」
さて、注目のオーディオFSKです。
こちらは、オークションで1万1千円ぐらいで落札できました。
「核」の付いていない、入門グレードの製品らしいです。
オーディオFSKは、webページが無いのですが、
こちらが参考になるかもしれません。
http://exp.bakufu.org/exp027_audio-fsk.htm
聴いて驚くのが、圧倒的な情報量。
音がダンゴにならず、
素直にスピーカーから部屋中へ拡散していく感じです。(もちろん、音場は広大)
使用されている導体やプラグはオーソドックスなもので、
当然ながら、高域に嫌な癖がつくことは皆無です。
さらに低域は骨格がしっかりしており、
ベースギターやコントラバスの音の質感まで、ゴリゴリ描いていきます。
これらの特徴は、オーケストラや、音数が多めのアニソンに向いています。
スフィアの「Spring is here」を聴くと、
広大な広がり感と、明瞭豊満な重低音が感じられ、
ライヴさながらの高揚感を感じる事ができましたw
一方で、JAZZや、一部のアニソンでは、
中域の粘りが淡白に感じられる場面も。
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しばらく聴いていたら、淡白な中にも、陰影の濃い表現があることが分かりました。
「日本食の薄味の旨み」みたいな感じかもしれませんw
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一緒に聴いていた母親曰く
「オーディオFSKは、オールマイティで明るい表情の曲に合う。一つ一つの音が分解して聞こえる」
最後に、今まで使っていた自作RCAケーブルも聴いてみました。
プラグは「ノイトリックNYS-352G」、導体は「オヤイデ HWS-22W」、ハンダは「和光テクニカル Cu入り銀ハンダ」です。
なお、二本の中心導体を両方とも信号線として使い、中低域を太めの音にしています。
音調は、先のオルトフォンに似ていましたが、
情報量はFSKどころか、オルトフォンにさえ及びません。
全体をナローレンジにして、中低域の太さを稼いでいたので、
JAZZの「イン・ザ・ムード」では、金管楽器が消極的な音になり、
全くスイングできないのです。
市販品に完敗でしたorz
こうしてケーブルを試聴してみましたが、
やはり「もっと」が要求として湧き上がってくるものですw
FSKの「核付き」なら、もっと中域の陰影が濃くなるんじゃないか??
オルトフォンの「8N」「銀線」なら、もっと情報量が増えるのでは???
上を見るとキリが無いですが、
ケーブルには最低でも、
本体価格の「1/10」ぐらいは奢った方が良さそうだなぁ~
と感じた今日の試聴でした。
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