オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

FE83E用 鳴門型バックロードホーンの試聴・測定

2010年07月18日 13時37分50秒 | オーディオ
私としては初めての8cmフルレンジのバックロードホーンでしたが、
今回も、新たな構想を形にしています。

例えば、
●非常に素直な広がりを持つホーン→鳴門型
●くさび形の空気室
●低域の流れを考慮したスロート
●本体側面左右のホーン開口
等です。



さて、肝心の音はというと・・・
非常に中低域が厚く、濃厚に聴かせます。
「ホーホー」いうホーン鳴きは皆無(!)なのですが、
ホーンロードが中域まで効いており、それが全体的なバランスを決めているようです。
低域は良く聴けば出ているようですが、強大な中低域(200Hz~1kHz)に隠れてしまい、低域不足のように聴こえます。
高域も、やはり中低域に隠れてしまっている感じです。

音楽を聴いていても、ハイ上がりではないので落ち着いて聴いていられるのですが、
やはり中低域にエネルギーバランスが寄っており、耳が疲れてきますw

では、f特は?というと、
こんな感じです。(部屋の中央で測りました。)




聴感と同じく、中低域(150~1.5kHz)が かなり強いといえますね。
f特上では180Hzと250Hzにピークがありますが、聴感上では余り感じず、
むしろ500Hz付近の盛り上がりの方が厄介です・・・

ホーンに吸音材を詰めたり、ホーン開口部を塞いで「バックロード・バスレフ」効果を狙ったりしましたが、
どれも焼け石に水でしたwwww

元々、FE83Eという8cmのフルレンジユニットはバックロード向けではないのですが、
この特性は醜すぎますwwww

次回は、その反省と対策を考えていこうと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FE83E用 鳴門型バックロード... | トップ | FE83E用 鳴門型バックロード... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事