オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

(試聴3日目)フライングモール デジタルアンプ「CA-S3」

2007年11月22日 22時44分13秒 | オーディオ
予想より、文化祭準備がスムーズに進み、試聴の時間を確保できました。

前回までは、駆動力や素性を確かめるために私のメインシステムである大型バックロードホーンSPに接続していたのですが、今回は能率89dB/Wの「フォステクスFE83E」を使用した8cm小型バスレフSPを使用してのレポートです。能率や低音増強方式が、より市販スピーカーに近いので、有用なレポになるかも!?
試聴時使用したSPに関してはこちらへ。

まず、聴いたのが
「モナ・リザ/神田めぐみ」
一番驚いたのが、今まで穏やかな音だと思っていた本小型SPが爽快で活発な音で鳴り始めた事。高速で快烈サウンドのSPより、まったりで眠たげな音色のSPの方が本機には合うようだ。
さて本盤の印象だが、大型SPで聴いた先日は「(ジャズの)熱気が薄くなりがち」と評価したが、小型SPで聞いてみると「こういう音もアリかなぁ」と思える。軽快でリズム感あふれるサウンドが好印象。やはり、低音の再現性は健在。バスドラム域まではSPの限界で出ないが、ドラムセットの小太鼓(正式には何て言うんだろう?)の音域は圧倒的な迫力。量が少なくとも迫力感を得られるのは、低音の立ち上がりが素早いためだろうか。
ここでボリュームを11時付近まで上げて大音量再生へ。低能率SPでも6畳間では全く問題ない音圧(感)が得られた。20W(8Ω)という出力も心配無用だ。


「チェコフィルプレイズ スタジオジブリ交響曲集」
クラッシックには向かないアンプだと思う。次へ行こうw

「もってけセーラー服」
こんなに気持ちよく、この曲を聴いたのは初めてだ。本曲はアニメのOP曲として、おそらく相当な数が売れたと思われるが、録音の方はいま一つという印象だった。実際、今まで音が混じりあい、鮮明さに欠けると感じていた。しかし、今回は違う。ボーカルはいわゆる『生首現象』で、素晴らしい実在感だ。複数人数によってメインメロディーは歌われるが、各人の声を特定できるほど音色を描き分ける。
いったいこれは何故だろう。今まで感じていた中で、本機「CA-S3」はAMPの実力の範囲内で音楽の必要な情報を抜き出し、粒立ち良く再現することで、聴感的な解像度や質感を稼ぐように感じていた。つまり要領の良い「賢いAMP」なのだ。混色の激しい録音において、その傾向は有利に作用し、ボーカルを浮き立たせる効果を示したのではと思われる。一方、細部まで濃厚に再現してこそ意味を成すクラッシック音楽は不得意とするのも、以上のアンプの特性によるものなのだろう。まったく、自分でも非科学的な考察で呆れているが、これがフライングモール製超小型デジタルアンプ「CA-S3」の率直な感想だ。



とまあ、こんな感じですね。評論文の中だけ「~だ・~である調」になっているのは、単に評論家のマネをしてみたい為(笑)

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