ayameじいちゃんの日記かな?

今日も今日とて、ayameじいちゃんはお暇な毎日…。
道端で拾った名古屋弁混じりのお話もいいんじゃないかな?

広がる廃棄物の横流し事件

2016-01-21 10:32:13 | 日記
 COCO壱番屋のビーフカツ横流し問題で始まった廃棄物の横流し事件が他にもどんどん明るみに出て広がっています。

 首謀者はまだ特定できていないようですが、どうも仲介業者と廃棄物処理業者が手を組んでこの事件に関与していたようです。

 廃棄物処理業者は、多くの有名食品加工会社から様々な廃棄食品の処分を依頼されていて、仲介業者はそれに目をつけ安い価格で買い取り、何社かの仲買業者を介して喉から手が出るほど安い加工食品が欲しい小売業者に転売していました。

 警察も関与している会社が多すぎて困っています。

 世界中に今日の食料も手に入れられない人々が大勢いるというのに、飽食日本では膨大な量の食料が肥料にされています。

 安倍首相がどんなに経済は上向きだと言っても、国民の多くはデフレ時代と全く同じように給料は増えず、少しでも安い食料品を求めてSCを彷徨っているというのが現状で、じいちゃんもご他聞にもれず、できるだけ安いものを求めてあっちこっちのSCを渡り歩いています。

 今の日本では、何が安くて良いものかを見極めるのは本当に難しくなっていて、そんな所に目をつけたのが今回の事件の発端ではないでしょうか。

 「大量の加工食品を生産する工程で異物が混入した、だから捨てなきゃしょうがない」、廃棄物処理業者に頼んだら、奴らは「まだ食えるかもしれないし、バレなきゃいいから売っちゃえば一石二鳥で儲かる」なんていう構造です。

 加工業者が一度に大量の食品を加工するのは、一個当たりの単価がグ~ンと安くなるからです。

 壱番屋のように同じ工程で何らかの問題が出たら、すべての加工品を捨てなきゃいけないという「勿体ない」ことを平気でしています(仕方なくだろうけど)。

 日本人の精神構造が「勿体ないことはしない」から随分と遠い所に行ってしまったような気がします。

 これは、まさに守銭奴たちが最優先する「金儲け」の副産物であることは否定できません。

 こんなこと悪循環以外の何物でもないのは誰が見ても明らかです。

 「物作り」の精神が失われかけてる日本で、単なる不注意のために多くの食料が捨てられることになり、それが「悪人」の目に止まって、普通の人たちが被害を受けそうになるなんて何か間違った世の中になっています。

 じいちゃんがよくいっているSCでも安売りをしているもんがありますから、この横流し事件の食品があるんじゃないかと新聞で毎日チェックしていますが、今のところないようです。

 しかし、明るみに出たのは氷山の一角にすぎないでしょうから、本当はどうなのか窺い知れません。

 「安かろう悪かろう」では購入する気にはなれませんが、「高かろう良かろう」と高いもんばっかり買うお金もありません。

 できるだけ自分で調理をして火を十分通して食べるようにはしていますが、手軽な加工食品も買ってしまいます。

 特に、カツなどの揚げ物は調理済みの物を購入しているのが現状で怖いです。

 「無駄を省く」ためとか「勿体ない精神を生かす」ためには、どんなに高くても必要な分だけ調理した食品を購入するというのが本当なんでしょうが、そんな余裕がないのが日本国民の大多数じゃないでしょうか。

 大量生産で安く作られたものが氾濫しているこの日本では…。
コメント
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