SMAPは本当に解散するのか？

　今芸能界で大騒動になっている「ＳＭＡＰ」の解散騒動…。

　キムタク以外の４人がジャニーズ事務所から独立するという話ですが、ＳＭＡＰファンにとっては気が気ではないでしょう。

　ＳＭＡＰ全員が揃って、育ての親とも言うべきマネージャーとジャニーズ事務所から独立するという話し合いが行われていたようですが、結局キムタクが残留するということになり、話はゴタゴタになってしまったのが真相のようです。

　仲居君は「独立するしかないのか…」と周囲に漏らしているようですが、草君・香取君・稲垣君はことの重大さに戸惑っているようです。

　タレントとマネージャーの関係は、所属事務所よりも強いというのが芸能界の常識です。

　巨額のギャラを巡る争いの中で、マネージャーは「所属事務所にピンはねされるより、より高収入を得られるから」と本人の思惑も絡んでタレントを誘うのでしょうが、ＴＶ局や広告代理店も巨大事務所に所属しているという安心感でタレントを選定しているということもあります。

　ここが難しい所でタレントやマネージャーは本人の才能で売れていると思いがちですが、巨大事務所という裏付けがあってこそ活躍の場が広がっているということも見逃せません。

　ＳＭＡＰの場合は、グループ活動だけでなく５人がそれぞれ活躍の場を広げていますから、独立してもやっていけるというマネージャーの思いも強かったのではないでしょうか。

　しかし、５人が揃って事務所を出るということでなければグループは解散…。

　もちろん、たとえ５人が揃って独立してもジャニーさんが名付けた「ＳＭＡＰ」というグループ名では活動が難しくなることは否定できません。

　グループで一人だけ結婚しているキムタクは、他の未婚の４人とは社会的な立場も異なり世間というものがよく分っているはずで、自由気ままに生きていくことはできないと考えていたのでしょう。

　最近の報道では、草君・香取君・稲垣君はジャニーズ事務所への残留を希望しているようですが、仲居君も「ＳＭＡＰを辞めたくない」と語っているようです。

　このまま、ジャニーズ事務所に頭を下げて残留ということになれば、ファンもホッとするでしょうし、彼らと契約している数多くのＴＶ・ラジオ局やスポンサー、広告代理店も安心するでしょう。

　これからも「ＳＭＡＰ」の活躍を見たいという人のためにも、メンバーだけでなく事務所も最良の方向を見つけてほしいと思います。