ドラ辛勝、グラン惜敗

ドラゴンズがジャイアンツに1‐0で勝ちました。

岡林君の一発だけで勝ち取ったものです。

その裏には、先発の高橋宏投手のこれまでとは違った投球内容もありました。

それにしても点が取れないのはこれまで通り…。

来季の続投が決まった立浪監督は、この状況をどのように克服していくのでしょうか。

グランパスはアビスパ福岡に終了直前にゴールされて、0－1で負けました。

3チームが勝ち点は同じものの、得失点差で5位に落ちてしまいました。

神戸が負けてるので、どうしても勝ちたかったゲームなのに、こちらもここ数試合得点が思うように取れなくて苦しんでいます。

その原因は、やはりマテウス君の放出でしょう。

彼の無鉄砲な攻撃姿勢は、チームにとって障りがあったこともありますが、その個人技から繰り出されるパスで、どんなにかゴールが挙げられたか…。

彼がいなくなり、攻撃の軸を失った前線の二人にゴールチャンスが巡ってこないのが苦しい所です。

ドラも、グランも監督の意向もあるでしょうが、フロントがどういったチームを作ろうかという意識が欠けているからでしょう。

一方は地元の新聞社、一方は世界最大手の自動車会社が牛耳り、畑違いの経営手腕だけが頼りという点では同一です。

どちらもあまり金をかけず最大限の利益を上げることに執着しているように見えてなりません。

そのおかげで、ドラは数年間も下位をうろつき、グランは監督のおかげで何とか上位に食い込んでいますが、低年俸に嫌気がさしたマテウス君が抜けて、大きな痛手を被っています。

どちらも来季を考える時期に近づいていますから、フロントを含め指導陣が来季の構想を練るのも近いと思います。

ファンやサポーターのためにも、儲けを度外視するようなチームづくりをして欲しい（まあ、無理だろうけどね）…。