なんでも忘却の彼方か、石破首相

日本の酒造りがユネスコの無形遺産に登録されました。

酒好きのじいちゃんとしては、誠に嬉しい限りです。

その反面教師なのか…、全く嬉しくない議論が衆院の予算委員会であったと朝刊の社説を書いた記者が憤っています。

自民党が年内成立を目指す政治資金規正法の再改正案に「企業・団体献金の禁止」を盛り込まず、存廃の議論を第三者機関に委ねるということを野党に追及された際の石破首相の答弁でのこと…。

第三者機関に委ねることを議論するなんてことは「企業・団体献金の温存するため結論を先送りにする意図が明らか」と書いています。

そして、「衆院選で惨敗してもなお、裏金事件を全く反省していない」と…。

さらに、石破首相は「禁止よりも公開が自民党の一貫した立場だ」とじいちゃんがこれまで聞いたことの無いような答弁もありました。

じいちゃんが以前から書いてるように、営利を目的とする企業や団体が政治献金の見返りを求めるのは当然で、これまで何十年も自民党政治はそれを繰り返してきたんですよね。

だからこそ、政治資金は公費助成と個人献金に移行すべきだとして、30年前に決めたはずなのが「平成の政治改革だ」と続きます。

石破さんは、若い頃にこの議論に加わっていた？のに、企業・団体献金を禁止することになった経緯を「そういう事実はない」と跳ねつけました。

この人、ホントに物覚えが悪いのか、ワザと忘れたふりをしてるのか、最近では総裁選で話した（公約した）ことを首相になった途端に覆したりして、自民の衆院選での大敗を招いたのに、それに懲りずにまたしても昔のこととは言いながら、じいちゃんでさえ認識してた「企業・団体献金を禁止する」という約束はなかったと公言してしまいました。

これを聞いた有権者は、本当にガッカリしたことでしょう。

一体、何を考えているのか。

自民党内で不安定な自分の立場だけを考え、保身に走るだけの見苦しい姿は醜悪です。

韓国の尹さんじゃないけど、断崖訴追したいぐらいです。

このまま、進んでいけば来年の通常国会は大変なことになるし、その後の参院選でも大敗して完全な下野が自民党には待っているでしょう。

自分の保身などかなぐり捨てて、頑張ってくれよと石破さんに期待したじいちゃんがバカだった。

何もかもが忘却の彼方で、昨日の答弁さえも忘れてるんじゃないかと思うじいちゃんです。

※内容の一部に新聞記事を引用しました。