いのち の手助け。

庭のエンジェルストランペットが、遅咲きで花弁を作り始めた頃、カマキリの卵塊が一つ 葉の茎に付いているのを見つけた

エンジェルストランペットは、霜にやられる。
幹のような太い茎が形成されるが、草の種類である。
じきに全体の上部から霜にやられ、葉は縮れて生気を失い、やがて見るも無惨に枯れていく。

つまり、カマキリの卵も幼生せずに終わる可能性があるのだ。

私はアリンコの観察とか、ジーッと変化を見ているのが好きだ。女にしては虫もよく区別できる方だと思う。

庭で時々見かけるカマキリ赤ちゃんの可愛らしいこと。

幸い我が家の庭は色んな種類の樹木が植わるジャングルのような場所である。
せっかく うちで生まれる いのち は普通に孵してあげたい。
‥と、いう訳で、カマキリの卵塊の引っ越しをした。

先週は産み付けられた葉っぱごと折り取り、雨がかかり難そうな他の常緑樹の下側に麻ひもでくくっておいた。

すると、今週には折り取った葉っぱは水気を失い、卵の溝から抜けるところだった。
次のメンテは、既にできている自然の摂理の溝に爪楊枝を差し込む。

これをまた雨がかからないところへ。


うまく孵るだろうか‥。


弱肉強食な庭であるけれど。