振込みのため、隣町のコンビにまで行く。帰りにじっくり自分が生まれた町というものを眺めてみる。道には老人が溢れ、服装もうーんといった感じ。田舎に引っ越したとき、田舎の方が都会より服装が垢抜けていたことに驚きを抱いたのを思い出した。今更ながら自分が生まれた町と言うものがどういった町であったのか、どのような位置づけのであったかが分かった。
帰り道、昔良く通った駄菓子屋を通り過ぎる。ぎょっとした。遠巻きに見ると、ここは山谷か、と思わせる光景が広がる。たむろしているのは労働者ではなく、近所の中高生のようだったが、朽ちた駄菓子屋の前で座り込んで駄菓子ラーメンを食している姿はこの町の姿の一場面を映し出しているように感じる。