凄いよねぁ。頑張っているなぁと思う。凄い。
―『相棒9』(テレビ朝日)
いつもとは異なり、監察という状況が付与されて、監察官聴取という設定で聴取を受ける複数の登場人物の視点から複眼的に事件が語られるのが新鮮でした。通常の時系列で解き明かされるサスペンスばかりではやっぱり見ている方もマンネリに成っちゃうんです。こういうことが出来るって、さすが『相棒』。
しかも監察官聴取という設定が単なる設定で終わらなかったことも面白かったです。監察官役の堀内敬子さんが実は…という展開はさすが。最初から最後まで面白かったです。
ちょっと残念だったのは監察官聴取の時間経過が分かりにくかった点。時系列的には殺人事件の捜査の中盤に聴取が始まり、終盤で杉下警部が聴取を受けるということだったみたいですが、当初分かりにくかったです。そしてもっと残念だったのは、男女が情を結んでいるという描写が20世紀のサスペンス伝統の安っぽいベッドシーンだったこと。
あの安っぽいベッドシーンが無ければ、秀逸なサスペンスだったと思うんですが、あれこそ『相棒』の出自というか、B級を忘れていないというメッセージと受け取るのは誇大妄想でしょうか。
―『相棒9』(テレビ朝日)
いつもとは異なり、監察という状況が付与されて、監察官聴取という設定で聴取を受ける複数の登場人物の視点から複眼的に事件が語られるのが新鮮でした。通常の時系列で解き明かされるサスペンスばかりではやっぱり見ている方もマンネリに成っちゃうんです。こういうことが出来るって、さすが『相棒』。
しかも監察官聴取という設定が単なる設定で終わらなかったことも面白かったです。監察官役の堀内敬子さんが実は…という展開はさすが。最初から最後まで面白かったです。
ちょっと残念だったのは監察官聴取の時間経過が分かりにくかった点。時系列的には殺人事件の捜査の中盤に聴取が始まり、終盤で杉下警部が聴取を受けるということだったみたいですが、当初分かりにくかったです。そしてもっと残念だったのは、男女が情を結んでいるという描写が20世紀のサスペンス伝統の安っぽいベッドシーンだったこと。
あの安っぽいベッドシーンが無ければ、秀逸なサスペンスだったと思うんですが、あれこそ『相棒』の出自というか、B級を忘れていないというメッセージと受け取るのは誇大妄想でしょうか。